
一人で歩けるようになると、ちょっと目を離したすきにゴチン!あわてて抱きかかえたりせずに、まずは落ちついて様子をしっかり観察すること。
こんなときはすぐに病院へ!!(体をゆすったりしないこと)
意識がない。
- 名前を呼んでも反応がなく、ぐったりしていたり、ウトウトしているときは、すぐに救急車を呼びましょう。
- 救急車が来るまでは、強くゆすったりせずに静かに寝かせておいて。
かなりの出血
- 頭や顔の出血はかなりひどく見えますが、まず傷口を清潔なタオルで押さえて止血します。出血が止まらない場合は病院へ。
- また耳からの出血は危険信号、少量でもすぐに病院へ。
- また出血ではないですが、鼻から透明な液体(鼻水のように見えるかも)が流れているときは髄液が漏れている可能性がありますので、注意してください。
いつもと様子が違う
- けいれんを起こしたり、手足を全然動かさない、何回も吐くなどいつもと様子が違うときにはすぐに病院へ。お母さんが見て、何かいつもと違うという直感(?)はかなり信用できます。
こんなときも病院へ
こぶや傷がひどくなってきた
- 時間が経つにつれて、出血や青あざ、たんこぶがひどくなってきたときは病院へ。
あやしても泣きやまない
- 抱いてあやしてもずっと機嫌が悪いままだったり、だんだんと不機嫌になって具合が悪そうなときも病院へ。
くりかえして吐く
- 打った直後は平気そうにしていたのに、頭の中に出血があると、徐々に進行することもあります。しばらく経って何回も吐く場合、頭を打ったことが原因かもしれません。念のため病院へ。
手足を動かさない・触ると泣く
- 手足に骨折を起こしている可能性があります。腕や足がいつもと違う位置のまま動かさなければ脱臼している可能性も。いずれの場合も病院へ。
お家で様子を見ます
ゴッチーンという音と同時に泣き声がしたらまずは大丈夫。抱いてあやしてあげましょう。けがや出血、痛みなど全身の様子を見て、必要なケアをします。ただし、頭の中で出血したり、血の固まりができると、しばらくして症状が現れる場合があります。頭を打った日は外出を避け、赤ちゃんの様子を観察しながら、静かに過ごしましょう。お風呂もやめてシャワーで体を洗う程度にします。2〜3日様子を見ていつもと変わったことがあれば病院へ行きましょう。
たんこぶのケア
- 冷やす効果は気持ちがよくなる程度です。嫌がるようなら無理強いしなくてもいいでしょう。2〜3日もすれば自然に小さくなります。
鼻血のケア
- 寝かせると鼻血がのどの方へ流れてしまいます。上体を高く起こして立て抱きにし、小鼻(鼻のやわらかい部分)を指で強く押さえます。無理に何かつめようとしなくてもいいでしょう。5分ぐらいで必ず止まります。
すり傷・切り傷のケア
- 切り傷を十分に水道の流水できれいに洗ってから、消毒液をつけます。血がにじんでいたら、傷口を滅菌ガーゼなどで押さえます。傷が深い、大きく開いているときは病院へ。