
熱いものに触った・熱い液体がかかった・熱い蒸気に当たった!!
- 水道水を流しっぱなしにして、やけどした部分を冷やします。泣いて大変でしょうが最低20分ぐらいはがんばって。水ぶくれがあるときは破かないように、水の勢いにも注意します。冷やしながらやけどの大きさや深さを観察します。
- アロエやバターなどを塗ると治りが早くなるという民間療法がありますが、絶対に止めましょう。雑菌が入るし、診察のときの邪魔になります。
こんなときはすぐに病院へ
一刻を争うようなひどいやけどでも、冷やし続けることを忘れないで!冷やしながら病院へ行くような気持ちで。
- 赤みがある程度でも、赤ちゃんの手のひら5個分より大きいとき
- 範囲が赤ちゃんの手のひらより大きく、水ぶくれになっているとき
- 顔、口、肛門、陰部、手のひら、手の指、足の指のやけどのとき
夜中なら朝まで待って病院へ
範囲は狭くても水ぶくれがあると、つぶれて細菌感染を起こして、跡が残ることがあります。
- 額や耳などの顔の気になる部分や、手の甲、関節にやけどをしたとき
家で様子を見る
少々赤くなった程度なら3日程度で治ります。それでも治らないときは病院へ。
- 赤ちゃんの手のひらより狭い範囲で、少し赤くなった程度のとき
- 熱いスープなどをちょっとだけ口にした程度のやけどのとき
服の上から熱い液体をかぶった
- 決して服を脱がしたりせずに、少しでも早く冷やすことが大切です。水道水や冷たいシャワーを服の上から直接かけて、十分に冷やします。
- やけどの程度がひどいと着ているものに皮膚がはりついていることがあります。靴下やオムツを含め、肌に直接触れている衣類は決して脱がさないこと。服を着せたまま病院へ。
沸かしたてのお風呂に落ちた
- やけどがひどい場合には、直接水をかけると水泡をつぶしたり、抱いただけで皮膚がツルッとむけてしまうことがあります。水で濡らしたバスタオルで全身を包んでから、冷たいシャワーを十分にかけます。
- 十分に冷やしたあとは、赤ちゃんの体が冷えきってしまわないように、バスタオルの上からさらに毛布でくるんで、救急者を待ちます。