
せきとは何?
- かぜなどのウイルスやほこりなどがのどや気管支の粘膜につくと、粘液の分泌が増えて、のどや気管支にたまります。この粘液(タン)を外へ出そうとして、せきが出ます。せきはウイルスなどの異物を外へ押し出そうとする体の防御反応です。
おうちでのケアは?
- 赤ちゃんののどの粘膜は敏感なので、ちょっとした気温の変化でもせきが出ます。機嫌がよければ心配は要りません。ただ、コンコンという乾いたせきをしたり、のどが赤く腫れていたら、かぜのひき始めです。室内で静かに過ごさせ、1〜2日様子を見ましょう。
- 水分をとらせるとタンが切れやすくなります。せき込みが始まったら少しずつ何回にも分けて水分をとらせ、いつものどが湿っている状態にしてあげましょう。離乳食はのどを刺激してせきを誘わないように、のどごしがよく水分の多いメニューを。
- せき込んで苦しそうにしているときは、立て抱きにしたり、上体を少し高くして寝かせてあげると楽になります。背中を軽くトントンたたいたり、さすってあげるとよいでしょう。
- 部屋の乾燥はせきに大敵です。加湿器を使ったり、洗濯物を部屋に干したりして部屋の乾燥を防ぎます。また、タバコの煙やほこりなど、空気の汚れもせきの引き金になるので、こまめに換気をしましょう。
受診のタイミングは?
- せきこんで顔色が悪くなったり、眠れなかったり、母乳やミルクを吐くようなら受診しましょう。