
ひきつけとは何?
- 熱を出したときにひきつけ(熱性けいれん)る赤ちゃんは14〜15人ぐらいいると言われてますが、確かな原因はわかっていません。ひきつけても、たいていは数分間で治まります。熱性けいれんでは命にかかわることも、脳に後遺症が残ることもまずありません。
おうちでのケアは?
- 突然、白目をむいてけいれんしている我が子を見たら、どんなお母さんでもパニックになります。でもたいていはすぐに治まるので、いざというときに慌てないように対処法を覚えて起きましょう。
- 硬直した体を締め付けないように、ボタン(とくに首や胸元)をはずし、おむつもゆるめます。転げ落ちる危険のあるソファの上などは避け、安全なところに寝かせます。
- できれば赤ちゃんの様子をよく観察し、必ず時間をチェックしてください。決して目をはなさないように!
- 吐いたものが気道をふさがないように、吐きそうなしぐさをしたら、からだごと左を下に横にしてください。またひきつけの最中に体をゆすったり、大声で名前を呼んだりして、刺激を与えないようにしましょう。割り箸や指を口の中に入れようとする人がいますが、かえって危険なのでやめてください。
- ひきつけがおさまったら熱を測り、すぐにかかりつけの医師に電話をして、「救急車を呼ぶ」、「しばらく様子を見る」などの指示を仰ぎます。
受診のタイミングは?
- 5分以内に治まった場合は、夜中なら翌日の受診でよいでしょう。くりかえし起こす場合は、脳波の検査を受けてもることもあります。
- ひきつけが10分以上続くときは、迷わず救急車を呼んでください。