
このページは、「水ぼうそうワクチン」について説明しています。以下の質問項目から、見てみたいものをクリックしてください。このページの答えの部分にジャンプします。
A:1987年以降、わが国では任意接種ワクチンとして150万人以上に接種されています。当初は白血病患者などのハイリスク群の予防に開発されたのですが、最近ではむしろ健常児への接種が中心になっています。
A:接種年齢は生後12ヶ月以上が対象です。水ぼうそうにかかる年齢は、徐々に下がってきているので、集団生活に入る前1歳代の接種を勧めています。対象者の年齢に上限はないので成人であっても水痘・帯状疱疹ウイルスに感受性のある者、すなわち水痘(水ぼうそう)にも帯状疱疹(ヘルペス)にもかかっていない人には接種を勧めます。
A:感染後3日以内にワクチンを接種すれば、発病の防止が期待できます。しかしながら、麻疹、風疹ワクチンと異なり、ワクチン接種後、水ぼうそうにかかる例が15%近く見られます。また家族内で水ぼうそうが発生すると、約半数はかかります。しかしその症状はきわめて軽く、これまでの経験だと発疹が2〜3個ということもあります.
A:これは御両親の判断です。最近は親の都合で、保育所や幼稚園を長期間休ませることができないのでという理由も多いようです。たしかに、ワクチンを接種せずに水ぼうそうにかかると、治癒するまでに7〜10日を要し、集団生活も不可能になります。またアトピー性皮膚炎の子どもさんは皮膚が弱いので、水ぼうそうの発疹が治りにくいということもあり、接種を勧めています。しかし感染早期からゾビラックスを内服するという方法もあるので、何ともいえません。
A:発熱、発疹などの全身症状も、注射部位の局所の反応もほとんど見られません。ワクチンの中では、比較的安全なワクチンといえるでしょう。