鉄道旅行5つの魅力
鉄道の旅には、他では味わえない5つの楽しみがあります。
といっても、そんなにすごいことではありません。
いずれも鉄道で旅に出れば、感じ取ることのできるものばかり。
でも、何気ないことすぎて、十分にその魅力を活かしていないかもしれません。
1つ目は景色。
旅先のきれいな景色はもちろんのこと、目的地に着くまでの風景も心に刻んでおきたいもの。
駅と駅の間に見える自然、一瞬の「絶景」が見られるのも鉄道の旅ならでは、です。
2つ目は音。
レールと車輪が織り成すリズム、旅情を誘う発車ベル、列車交換の待ち時間に聞こえる蝉の声、その場所ならではの言葉で話し声が聞こえてくる車内・・・。
耳を傾ければ、旅情をかきたてる演出はいたるところに用意されています。目を閉じて耳で旅を感じるのも乙なものです。
3つ目は時間。
特急で3時間の距離を、あえて各駅停車で出かけてみる。飛行機で2時間の道を、新幹線で4時間かけて出かける。
旅先に早く到着することも大事ですが、旅先までの距離を時の長さで感じ取るのも、ある意味での旅の楽しみといえます。ほんのりと旅疲れたら、温泉やおいしい食事で気分をリフレッシュ。贅沢だと思いませんか。
4つ目は味。
その土地ならではの食材がふんだんに使われたお弁当はもちろん、コンビニで買ってきたおにぎりだって、大きく広がる車窓を見ながらなら、味も変わって感じるはず。
列車のドアが開いたら、デザートに、おいしい空気をたんと召し上がれ。
5つ目は人との出会い。
ローカル線で知り合った地元の人、その場所の観光の穴場を教えてくれた駅売店のおばさん、待合室で交わされるひとときの会話。
旅の醍醐味は人とのふれあい。一期一会も立派な思い出です。
さあ、気まぐれの数だけ旅に出てみませんか。