3日前に急に思い立って出掛けた。暖かい陽を浴びたいと願い…
静岡からの富士山は8合目付近から雪を纏って秀麗な姿を見せてくれ、
天城山は温かな静かで気持ちのいい道が続いていた。
源氏一族の悲劇の舞台、修禅寺 陽に映える山門の紅葉
浄蓮の滝(高さ25m・巾7m) 旧天城トンネル。伊豆の踊り子の舞台
明治38年完成とのこと 車の人と山頂手前で会った
冬季は凍るそうだが今は水面も明るい八丁池 小岳山頂はブナの原生林のなか
冬晴れの万三郎山頂 万二郎の下りから万三郎岳
周り4〜5mはある“ブナ”の巨木 天に向かう枝に力強さを感じる
1325地点付近からの万二郎岳 山頂は展望もなく通り過ぎそう
28 新大阪発に5分前に飛び乗る。こだまのせいか車内はガラガラ。
掛川あたりから白い富士山が見え出す。暖かな日が続いたせいか雪も少ない。
三島から伊豆箱根鉄道に乗り換えて終点の修禅寺へ。
修禅寺物語の寺は観光客であふれ明かるかった。
石川さゆり歌う浄蓮の滝もしっとりからほど遠い賑やかさのなかにあった。
湯ガ島温泉に戻ってやっと落ち着く。湯道(ゆみち)という散策路にも昔が偲ばれる。
湯ガ島小学校は井上靖の母校とのこと。
29 天城トンネルの手前で車を下り、旧トンネルへと登っていく。
登りきった所が旧随道で、休日などはボンネットバスも走るらしいが今は誰もいない。
川端康成の余りにも有名な伊豆の踊り子も歩いた道かと感傷にふける。
抜けて海を見たかったが後の時間を思い諦める。
トンネルの右から縦走路に入る。向峠を過ぎてしばらく行くと、左手沢にワサビ田が出てきた。
こんな所でも栽培するのかと驚いたり感心したり…
緩やかな道が続き、葉の落ちた明るい林の中は小鳥のさえずりのみ。
八丁池から少しずつ高度を上げていくが、両脇のブナの大木たちにエールを送ったり、
また元気をもらったりして落ち葉の道を歩いていく。迷うことのない歩きやすい道である。
小岳の手前でやっと男性一人と会う。トンネルに車を置いてピストンとのこと。
急登になり伊豆の最高峰、万三郎岳(1405m)に着く。割に広い山頂だが展望はない。
二組の夫婦と男性一人も登ってきてしばらくおしゃべり。
ここからの縦走路にはアマギシャクナゲが多く、来春の蕾をたくさん付けていた。
縦走路から少し外れた所にブナの巨木があり、触って元気をもらう。
万二郎岳(1300m)への稜線からやっと伊豆の海が見え出す。ただ山頂は林の中で展望は望めなかった。
急な下りの後はまた緩やかになり、ゴルフをしている人たちの声が聞こえるなか登山口に着く。
ここからも富士山がきれいに見えていた。
伊東から熱海へは窓一杯に穏やかな海が広がっていた。
28(水) 新大阪9:00<JR>三島12:13<私鉄>修禅寺13:00<バス>修禅寺13:38<バス>
浄蓮の滝15:07<バス>湯ガ島温泉15:40
29(木) 宿舎7:00<タクシー>天城峠7:45〜8.00…向峠8:20…八丁池9:35…白田峠10:20…
戸塚峠10:45…小岳11:25…万三郎岳11:55〜12:35…万二郎岳13:30〜45…登山口14:30
<タクシー>伊東15:00<JR>熱海16:01<JR>新大阪18:47