鈴鹿山系の真中に位置し、御池岳に次いで2番目に高い雨乞岳(1238m)
その名の響きと展望に誘われての日帰り登山である。
東雨乞岳よりの鎌ケ岳(1161m)
武平トンネル。中が三重と滋賀の県境になっている 滋賀県側にある登山口。鎌ケ岳への登山口も近い
愛知川の支流を何回も渡渉する 彩りはトリカブトだけだった
東雨乞岳より見る雨乞岳 山頂は狭く展望もあまりない
雨乞岳からの御在所岳(1212m)
名の云われの雨乞池。大きいオタマジャクシがいた 山頂から綿向山が近くに見える
山頂から東雨乞岳を振り返る 釈迦ガ岳(1092m)山頂の奥に御岳が微かに見える
西名阪を四日市で降り、御在所岳とロープウェイを見上げながら鈴鹿スカイラインを登っていく。
峠の手前の駐車場から歩き出す。トンネルを過ぎるとすぐに左手に鎌ケ岳への登山口があり、
もう少し行った所の右手が雨乞岳への入口となっている。
急登から始まって山腹を巻いたり沢へ下りたりを繰り返す。
愛知川の源流を過ぎてクラ谷に入る。2mほどの流れを何度も渡りながらつめていく。
明るい雑木林には炭焼きの釜跡がいくつも残っていてかつての賑わいが偲ばれる。
尾根に出ると七人山の分岐で、ここから深いササをかき分けて進むことになる。
少しは切ってあるらしかったが、道も掘割状態で手袋をしてササダニを警戒してではかなり暑い。
やっと上が見え出して東雨乞岳に着く。展望は360度で、とりわけピラミダルな鎌ケ岳がすばらしい。
御在所岳を始め仙ガ岳、釈迦ガ岳、静ガ岳、それに御池岳など鈴鹿の山々が勢揃いという感じである。
肝心の雨乞岳はなだらかな笹原の向うに見える。
ここのササも背丈ほどもあり苦労するが、一旦下って登ると雨乞岳の山頂である。
鞍部には稲ケ谷からの道が合流している。
山頂には10分程しかいられなかったが、日が短くなっていることもあり仕方ない。
紅葉の始まった林を下っていく途中で振り返ると、雨乞の雄大な山容が見えて満足の1日となった。
コースタイム
大阪7:30<バス>四日市<バス>武平峠(820m)10:00〜15…登山口10:30…愛知川分岐11:00…
クラ谷11:55〜12:25…東雨乞岳13:20〜25…雨乞岳13:40〜50…登山口16:15…武平峠16:30