長い冬の眠りから覚め、爽やかな風に誘われて飛鳥の菜の花ウオーキングに出掛ける。
歴史にはあまり興味がないものの、よく耳にする歴史上の人物が見た風景のなかにいるということに感動を覚えた。
甘樫丘を望む場所に建つこじんまりした飛鳥寺も、かつては壮大な伽藍だったとのことで、落雷により焼かれたという
飛鳥仏のお顔にその重みが感じられる。
巨岩を積み上げた石舞台は、かつての権力者の力をまざまざと思い起こさせるに充分のスケールである。
ここから紅梅、花桃、菜の花などを見ながら村道を歩き、峠を越して行くと高松塚古墳に辿り着く。
いまは解体工事中で塚は白く覆われており、壁画館で模写されたとはいえ飛鳥の美を堪能出来た。
明日香には遺跡、古墳など訪ねたい所がまだまだあり、そこは人の心を和ませてくれる場所でもあるように思う。
飛鳥寺。596年に創建された日本最初の寺 大仏が奉られている本堂
609年に造られた日本最古の飛鳥大仏。高さ3m 聖徳太子16才の時の像
曽我入鹿の首塚。境内からすぐの場所にある 石舞台公園を彩る紅梅
満開の紅梅 曽我馬子の墓と言われる石舞台古墳
巨大な天井石が露出している 横穴式石室の入り口
玄室の長さ7.6幅3.5高さ4.7m。かなり広い 菜の花の段々畑が広がるのどかな風景
.
結界に結んである男綱。形が面白い 霞む畝傍山を見ながら高松塚へ
コースタイム
大阪9:30<バス>飛鳥寺11:30〜12:10…石舞台12:30〜13:10…高松塚古墳14:40…飛鳥歴史公園15:10〜30