バイカル湖とシベリア鉄道  2017.7.15〜19

“シベリアの真珠”と称される世界遺産バイカル湖とシベリア鉄道の旅。
 関空よりチャーター便が飛ぶことになり参加した。

15(土) 関空17:30<>ハバロフスク(給油50分)<>イルクーツク23:30<>ホテル0:40
    何とも小さい飛行機で大丈夫かと思うくらい。音もうるさいほどで少し揺れもある。
    入国は思ったよりスムーズだったが、ホテル着は深夜、寝るのは2時過ぎになった。
    室内は2部屋もあり、バスタブ、バスローブまであるデラックスタイプだった。
アンガラ航空  チャーター機
   70人乗りのアンガラ航空・チャーター便             タラップも7段ほど
16(日) ホテル9:00<>バイカル湖博物館・水族館<>昼食<>クルーズ<>日本人墓地<>展望台
    <>スパスカヤ教会<>ヨーロッパハウス<>イルクーツクホテル・夕食<>ホテル20:00
    バスでバイカル湖にしかいないバイカルアザラシやオームリ(魚)などの水族館・博物館見学。
    続くバイカル湖クルーズは船着き場でしばらく待ったが来ないとのことで、昼食のレストランへ。
    すべて名物の白身魚オームリを使った料理が出てくる。味もよく美味しく頂く。
    また戻って1時間のクルーズ。暑いので前方のバーススペースから広々としたバイカル湖を眺める。
    湖面は標高500m、琵琶湖の46倍水深は1600mで透明度も高いが冬には凍ってしまうとのこと。
    バスで移動し抑留日本人墓地まで坂道を歩く。名前が彫られたコンクリートの墓標が並んでいる。
    次に2人乗りのリフトで展望台へ。降りて5分ほど歩くと大きい湖が広がり輝いている。
    市内に帰り、ロシア正教の教会と外観の美しいヨーロッパハウスを見学。
    20時からはフォルクローレディナーで、ロシア民謡や踊りに大勢が参加して盛り上がる.
イルツーツク駅  イルツーツク市街
      イルクーツク駅                  広い公園と美術館など
バイカル湖  水辺
     青いバイカル湖が広がる                夏を楽しむ人たち
クルーズ船 海岸線
   貨物船のような遊覧船                 岸辺にはホテルなども多い  展望台 オオカミ
      展望台からの湖                 博物館のオオカミの剥製
スパスカヤ教会  ヨーロッパハウス
     スパスカヤ教会                  飾り窓のヨーロッパハウス
スープ  オームリ料理
    バイカル湖名物・ オームリのスープ           オームリのムニエル
ショー  ヤナギラン
   踊りと歌のフォルクローレショー            リフトの足元に咲くヤナギラン
17(月) ホテル11:00<>イルクーツク駅12:06<列車>ウラン・ウデ20:15<>ホテル21:00・夕食
     列車の都合で遅い出発。近くのスーパーでは肉やパンなど種類は豊富だが野菜はやはり高い。
     駅は大勢の人でごった返している。ヨーロッパ系、中国系、多いのはモンゴルに近い人たち。
     列車が到着して乗り込むが、コンパートメントタイプの部屋の汚いこと。まずは部屋の掃除から。
     ベッドが上下4ケにテーブルがあり4人部屋なのだが、幸い2人なのでゆっくりと荷物も入る。
    1時間経った頃、掃除機を持った女性が来てきれいにしてくれた。私たちは8時間の乗車だが、
    モスクワまでは7日掛かるので、それぞれにお掃除タイムがあるのだろう。
    2時間程で左手にバイカル湖が見えてくる。蒼い湖面が広がり民家も岸沿いにあって対岸も見える。
    食堂車は中ほどにありコーヒーは300円ほどで安い。バイカル湖を眺めながら旅の楽しみに浸る。
    沿線はシベリア松が多く、今はヤナギランが至る所で見られ彩りを添える。
    夕日が輝きながら落ちてビリヤート共和国のウラン・ウデに到着。ポーターもモンゴル系である。
    ホテルでの夕食時に花火が上がり感激する。
シベリア鉄道  鉄道ー2
  シベリア鉄道・20両ほどを連結する         時刻はモスクワ時間。昇降口はかなり高い
湖面  ウラン・ウデ駅
   雲を映す藍色のバイカル湖              ブリヤート共和国・ウラン・ウデ駅
ウラン・ウデ風景  
  ホテル14階のレストランからの景色         遠くの山や麓の家はモンゴルに似ている
18(火) ホテル<>イヴォルギンスキーダッツアン<>タルパガタイ村<>市内観光<>夕食<>ホテル
    バスで1時間、1945年に建立されたチベット仏教の寺院でブリヤートの聖地と言われる所を見る。
    回り方も決まりがあり、僧侶が祈ったり食事をしている様が見られた。マニ車を回しながら進む。
    次に1時間でタルバガタイ村に着く。伝統衣装の人たちが歓迎の言葉で出迎えてくれる。
    レストランで手作りの食事を頂く。テーブルの他にスープや肉料理など次々と運ばれてくる。
    ウオッカも振舞われるが、油で上げていないピロシキが一番口に合った。
    その後ユネスコの無形文化遺産に登録されている、先祖から伝わる歌と踊りを見せてもらう。
    ゆったりとした歌い方でハーモニーも美しく、踊りは逆にテンポが速い。
    また誘われて仲間が入ったり、1組の夫婦が模擬結婚式を行うなど笑いを交えて交流が続いた。
    近くの古い教会や博物館を見学し、ウラン・ウデに戻ってからは市内観光。
    レーニンの頭像のあるソビエト広場や繁華街のアルバート通りを散策する。
寺院ー1  寺院ー3
          ロシアチベット仏教の総本山。 イヴォルギンスキーダツアン
セメイスキー  
 セメイスキーの人たちの歓迎を受ける          民謡に合わせての踊り
ピロシキ  教会
      ピロシキ・餡が入っていて美味しい        村の古い教会
市庁舎 劇場
        ソビエト広場と市庁舎             日本人の演出家がいる劇場 
19(水) ホテル5:40<>空港8:10<チャーター便>ハバロフスク(給油)<>関空16:00
    モーニングコール4:30で、昨夜渡されていた弁当は硬い炒飯やハンバーグなどで食べられない。
    他の人も同じだったようで、シベリア鉄道の昼食弁当と同じく改善の余地ありのようだ。
    手配のホテルや遊覧船の変更、朝の空港に職員が来ず待たされることなどロシア式が残っていた。
    帰りは順調に飛んで、予定よりも早く関空着となった。