“シベリアの真珠”と称される世界遺産バイカル湖とシベリア鉄道の旅。
関空よりチャーター便が飛ぶことになり参加した。
15(土) 関空17:30<>ハバロフスク(給油50分)<>イルクーツク23:30<>ホテル0:40
何とも小さい飛行機で大丈夫かと思うくらい。音もうるさいほどで少し揺れもある。
入国は思ったよりスムーズだったが、ホテル着は深夜、寝るのは2時過ぎになった。
室内は2部屋もあり、バスタブ、バスローブまであるデラックスタイプだった。
70人乗りのアンガラ航空・チャーター便 タラップも7段ほど
16(日) ホテル9:00<>バイカル湖博物館・水族館<>昼食<>クルーズ<>日本人墓地<>展望台
<>スパスカヤ教会<>ヨーロッパハウス<>イルクーツクホテル・夕食<>ホテル20:00
バスでバイカル湖にしかいないバイカルアザラシやオームリ(魚)などの水族館・博物館見学。
続くバイカル湖クルーズは船着き場でしばらく待ったが来ないとのことで、昼食のレストランへ。
すべて名物の白身魚オームリを使った料理が出てくる。味もよく美味しく頂く。
また戻って1時間のクルーズ。暑いので前方のバーススペースから広々としたバイカル湖を眺める。
湖面は標高500m、琵琶湖の46倍水深は1600mで透明度も高いが冬には凍ってしまうとのこと。
バスで移動し抑留日本人墓地まで坂道を歩く。名前が彫られたコンクリートの墓標が並んでいる。
次に2人乗りのリフトで展望台へ。降りて5分ほど歩くと大きい湖が広がり輝いている。
市内に帰り、ロシア正教の教会と外観の美しいヨーロッパハウスを見学。
20時からはフォルクローレディナーで、ロシア民謡や踊りに大勢が参加して盛り上がる.
イルクーツク駅 広い公園と美術館など
青いバイカル湖が広がる 夏を楽しむ人たち
貨物船のような遊覧船 岸辺にはホテルなども多い
展望台からの湖 博物館のオオカミの剥製
スパスカヤ教会 飾り窓のヨーロッパハウス
バイカル湖名物・ オームリのスープ オームリのムニエル
踊りと歌のフォルクローレショー リフトの足元に咲くヤナギラン
17(月) ホテル11:00<>イルクーツク駅12:06<列車>ウラン・ウデ20:15<>ホテル21:00・夕食
列車の都合で遅い出発。近くのスーパーでは肉やパンなど種類は豊富だが野菜はやはり高い。
駅は大勢の人でごった返している。ヨーロッパ系、中国系、多いのはモンゴルに近い人たち。
列車が到着して乗り込むが、コンパートメントタイプの部屋の汚いこと。まずは部屋の掃除から。
ベッドが上下4ケにテーブルがあり4人部屋なのだが、幸い2人なのでゆっくりと荷物も入る。
1時間経った頃、掃除機を持った女性が来てきれいにしてくれた。私たちは8時間の乗車だが、
モスクワまでは7日掛かるので、それぞれにお掃除タイムがあるのだろう。
2時間程で左手にバイカル湖が見えてくる。蒼い湖面が広がり民家も岸沿いにあって対岸も見える。
食堂車は中ほどにありコーヒーは300円ほどで安い。バイカル湖を眺めながら旅の楽しみに浸る。
沿線はシベリア松が多く、今はヤナギランが至る所で見られ彩りを添える。
夕日が輝きながら落ちてビリヤート共和国のウラン・ウデに到着。ポーターもモンゴル系である。
ホテルでの夕食時に花火が上がり感激する。
シベリア鉄道・20両ほどを連結する 時刻はモスクワ時間。昇降口はかなり高い
雲を映す藍色のバイカル湖 ブリヤート共和国・ウラン・ウデ駅
ホテル14階のレストランからの景色 遠くの山や麓の家はモンゴルに似ている
18(火) ホテル<>イヴォルギンスキーダッツアン<>タルパガタイ村<>市内観光<>夕食<>ホテル
バスで1時間、1945年に建立されたチベット仏教の寺院でブリヤートの聖地と言われる所を見る。
回り方も決まりがあり、僧侶が祈ったり食事をしている様が見られた。マニ車を回しながら進む。
次に1時間でタルバガタイ村に着く。伝統衣装の人たちが歓迎の言葉で出迎えてくれる。
レストランで手作りの食事を頂く。テーブルの他にスープや肉料理など次々と運ばれてくる。
ウオッカも振舞われるが、油で上げていないピロシキが一番口に合った。
その後ユネスコの無形文化遺産に登録されている、先祖から伝わる歌と踊りを見せてもらう。
ゆったりとした歌い方でハーモニーも美しく、踊りは逆にテンポが速い。
また誘われて仲間が入ったり、1組の夫婦が模擬結婚式を行うなど笑いを交えて交流が続いた。
近くの古い教会や博物館を見学し、ウラン・ウデに戻ってからは市内観光。
レーニンの頭像のあるソビエト広場や繁華街のアルバート通りを散策する。
ロシアチベット仏教の総本山。 イヴォルギンスキーダツアン
セメイスキーの人たちの歓迎を受ける 民謡に合わせての踊り
ピロシキ・餡が入っていて美味しい 村の古い教会
ソビエト広場と市庁舎 日本人の演出家がいる劇場
19(水) ホテル5:40<>空港8:10<チャーター便>ハバロフスク(給油)<>関空16:00
モーニングコール4:30で、昨夜渡されていた弁当は硬い炒飯やハンバーグなどで食べられない。
他の人も同じだったようで、シベリア鉄道の昼食弁当と同じく改善の余地ありのようだ。
手配のホテルや遊覧船の変更、朝の空港に職員が来ず待たされることなどロシア式が残っていた。
帰りは順調に飛んで、予定よりも早く関空着となった。