氷雪のグリーンランド    2005.3.9〜16

グリーンランドは私の世界地図ではまだ白紙状態だった。
ジャコウ牛、犬ぞりそれにオーロラもという企画につられて極北への旅となる。

コペンハーゲン   運河
コペンハーゲンのアパート群                  港近くの運河。船上レストランもある
人魚姫   凍結防止
アンデルセンの町。足のある人魚姫の像       極地へ行く為凍結防止の薬剤が羽根に噴射される         
カンゲルルススアーク   空港標示
中継地のカンゲルルススアーク(北緯67度)          空港の標識。各都市への時間は短縮
内陸氷床  氷床
北へ向かう飛行機から。氷床が続く            人が踏み入れたことがないような氷の世界
氷山  イルリサット
高度を下げると流氷の群が近づく                北緯69度にあるイルリサットの町
漁港  夕焼け
港にはオヒョウや赤魚などが水揚げされていた         穏やかな海に夕日が落ちる
氷山-2   朝の氷山   
氷山の町・イルリサット                      朝の氷山も眺めて飽きない
朝の海  そり
流氷の間を漁船が進む                      犬ぞりのそりとマッシャー
犬ぞり  イヌイット犬
10〜14頭が放射状になって懸命に曳く            休憩になると雪を食べたり寝たりしている
犬ぞり-2  氷河-3
極北の雪原を駆ける犬ぞり                世界遺産に登録されたカンギア氷河が見えてきた
ジャコウ牛   カリブー
黒い点がジャコウ牛。5頭ほど確認出来た            カリブーの群。角はもう落ちている
氷河-4 
凍った湖に氷床が迫る                        末端は懸垂氷河となって落ち込む 
氷床氷河  氷床-2
標高700m付近の内陸氷床。すべて氷の世界         太陽に眩しく蒼く輝く。平面状も凍っている
氷床-3   ヤナギ
末端の氷床。手前の川には流れがある                 ヤナギラン
  
コケナデシコのドライフラワー                   アルメリアも白い綿帽子状態

9日  成田12:40<SK>デンマーク・コペンハーゲン16:15   11時間(時差8時間)
    空港は-10℃程であまり寒さは感じない。そのままホテルへ。
10日 コペンハーゲン9:45<GL>カンゲルルススアーク10:45(時差4時間)〜12:25<GL>イルリサット13:25
    出発が40分ほど遅れる。滑走路に入っても凍結防止の薬剤噴射がありなかなか飛ばない。
    グリーンランドはデンマークの自治領になっていて言葉もデンマーク語である。
    カンゲルルススアークとは“長いフィヨルド”の意味で185kmの長いフィヨルドの最奥部にあり、
    人口は300名ほどだそうだが、首都ヌークとの中継地点にもなっている。
    空港を取り囲む山は雪も斑で、気温は何と0℃。防寒着が邪魔なくらいである。
    近くにストアがあったが、野菜類はあまりなく萎びたキャベツが1ケ700円ほどしていてびっくり。
    ここからさらにプロペラ機に乗り換えてグリーンランドの言葉で“氷山”というイルリサットへ向かう。
    窓の下は氷の世界。山らしき物も見えるのだが、グリーンランドの90%が北極圏で、その85%が氷床に
    覆われているとのことからもこの景色が納得出来る。
    流氷が見え出すと、白一色の中にカラフルな可愛い建物が並んだイルリサットの町めがけて降りていく。
    空港から20分ほどのホテルからは氷山が、部屋からも流氷が眺められやっと極北に来た実感が湧く。
    3時から地場産業である漁港と市場、この地を探検したラスムッセン博物館を歩きながら見学する。
    人口が4800人で犬が5000匹と言われるだけあって、至る所にイヌイット犬が繋がれている。
    凍った坂道でも車は普通のタイヤでスピードも落とさず走り、人々も普通に歩いている。
    ストア、商店、銀行、幼稚園や学校、老人ホーム、カラオケバーなどまであり、ホテルも近代的である。
    ここも温暖化現象なのか例年になく暖冬のようで、持っていったカイロなど必要なかった。
    見えている大きい氷山も夏は溶け、花が咲き乱れる美しいグリーンランドになるらしい。
    9時半にテラスに出てみると、南西の空にオーロラが黄緑色のカーテン状で揺れていた。
    急いで支度して外へ出たが、もう終ったようで11時頃まで見上げていたが表れなかった。
11日 朝、9時半にホテルを出て犬たちが待つ場所へ。    
    それぞれ1台に1人とイヌイットのマッシャーが付いて、今回は現地ガイドを入れ9台である。
    昨日借りたアザラシの皮で出来たフード付き防寒着と手袋、目出帽で乗りこむ。
    マッシャーの掛声や鞭に従って、放射状になった犬たちが懸命に走リ出す。
    リーダーはなく、扱い易いのが真ん中らしい。走りながら雪を食べたりおしっこや便もしていた。
    重くて大変かと同情するが、200〜300kgの魚など運ぶし繋がれているよりは走るのが楽しいらしい。
    休憩になるとさすがにぐったりと寝ていたりするが、皆可愛い顔をしている。
    少し起伏のある雪原を走って行くが、太陽は日本の9時ほどの高さのままで動いている。
    防寒着は思ったより軽く臭くもなく温かいが、走っているとさすがに風は冷たく感じる。
    ランチタイムの後、カンギア氷河が見える所まで行き、氷山を眺めながら下っていく。
    下りは犬たちが後でブレーキ役になり、ジェットコースター並の早さで 駆け下りる時は必死にしがみ付いているのみ。
    ペットではなく家畜ということだが、よく訓練されているのに感心する。
    夜は9 〜10時半頃まで待ったが、白いぼんやりとしたオーロラばかりで感動がなかった。
    風もあり、雪山用を着こんでも足元から冷えてくる。
12日 イルリサット8:50<GL>アシアット9:20〜40<GL>カンゲルルススアーク10:30
    イルリサットから少し南の町アシアット経由でまたカンゲルへ戻る。交通手段はほとんど小型の飛行機らしい。
    空港に併設されたホテルに一旦入り、2時から四輪駆動車2台でジャコウ牛を探しに出掛ける。
    イヌイットの人たちの遺跡を巡ったりして、丘の上に上がるとすぐ前をカリブーが歩いて行く。
    下の草原にも8頭が草など食べているのが見え、双眼鏡で覗くと毛が陽に当たり輝いていた。
    肝心のジャコウ牛は狩猟期のため町から離れているとのことで遥か彼方に5頭ほど確認出来たのみ。
    羊の仲間で牛より小さいらしく、双眼鏡では角や背の白い毛も見えたがもう少し近くで見たかった。
    空港の売店にあった、毛で作られたかなり高価なマフラーなどはとても軽くて温かそうだった。
    9時ごろから昼間のガイドさんの素晴らしい小屋へ招待され、オーロラを待つ。
    すぐにダイナミックな光の饗宴が始まり、輪になったり天空から降り注いだりカーテンになったりと規模が大きい。
    色はグリーンが多く他の色はあまり出ない。ずっと上ばかり見ていたら首が痛くなってくる。
    それでも鯨やカリブーなどの干し肉を頂きながら11時頃まで楽しんだ。
13日 10時にホテルを出て、昨日と同じ四輪駆動車で内陸氷床展望とハイキングに出掛ける。
    1時間走った地点で車を降り、凍った湖の上をおそるおそる歩いてみる。
    湖岸には昔イヌイットたちが狩をした名残があり、夏にはたくさんの花々も見られるそうである。
    また1時間ほど凍った道を左右に揺られながら登っていく。
    少し開けた地点で車から降り歩き始める。今年は早く溶け出したとのことだが周りは氷のみの世界。
    歩く道も青く凍っているが、上に少しザラメがあるのでアイゼンは付けず、ストックで歩ける。
    氷床は200〜300mにもなっているそうで、何度聞いても想像出来ない。
    辺りはドーム型の氷床が連なっていて、青みを帯び太陽で眩しく輝いている。
    1時間以上歩いても景色は変らず、地球上だと思われないくらいである。
    懸垂氷河が見える所でランチタイムとなったが、カリブーの毛皮に座ると寒さを感じないくらい温かい。
    帰り道、ふかふかの白キツネを見るがジャコウ牛は出てくれなかった。
    9時半過ぎの空は何の変化もなく寝てしまったが、オーロラのフィナーレは11時半からだったらしい。
14日 カンゲルルススアーク12:00<GL>コペンハーゲン20:10    
    到着便が1時間遅れ、その分遅れて出発。
15日 コペンハーゲン15:45<SK>成田 16日10:20