今年はリベンジの年にして、初めに5年前9.5合目で諦めた岩手山へ行くことにする。
梅雨時には珍しく晴れて、コマクサの大群落も見られ満足の山旅となった。
丁度、NHKで毎日写っている山でもあり、帰っても楽しんでいる。
29(金) 伊丹空港8:15<>いわて花巻9:40<バス>黒谷地登山口12:30…黒谷地湿原13:15…源太森
13:40〜50…八幡沼14:15〜30…八幡平(1613m)14:30〜40…鏡沼14:45…レストハウス15:15
標高1400mほどの登山口では雨が降りしきっていた。湿原の展望台からも10m位しか見えない。
源太森までは木道歩きで、両脇はヒナザクラを始め高山植物も多い。ワタスゲも濡れて垂れたまま。
新しくなった陵雲荘で一休みした後、八幡平頂上へ。ここもアオモリトドマツに覆われ展望はあまりない。
残雪で半分ほどの鏡沼を左手にレストハウスに下る。
水場・熊の泉 源太森(1595m)
黒谷地湿原の地塘(ミツガシワ) ヒナザクラの群落
八幡沼畔にある避難小屋・陵雲荘 小屋の裏手にある坂上田村麻呂の祠
八幡平山頂(1613m) 半分まだ残雪の鏡沼
見返り峠の県境 アオモリトドマツ
八幡沼畔に咲くミズバショウ ハクサンチドリ
希少種になったキヌガサソウ チングルマ
ヒナザクラも下を向いている ミヤマハンショウズル
30(土) 岩手山焼走登山口(560m)6:15…ツルハシ分れ9:10…平笠不動避難小屋10:20〜50…岩手山頂(2038m)
11:45〜12:00…奥宮12:20…八合目避難小屋12:50〜13:05…馬返し登山口15:45
早朝4時起きで登山口へ。すぐ傍には溶岩流が見える。少し曇っているなか樹林帯を緩やかに進む。
第2、第1噴出口跡を過ぎた頃からコマクサの一大群落で、登山道の上も下もコマクサ。しかも花が鮮やかで大きい。
ガレ場を過ぎるとと5合目のツルハシ分れに着き、1時間ほどで平笠不動避難小屋に着く。
ここからは次第に低木になり、斜度も大きくガレの九十九折れになって火口縁に登りつく。
左周りで2038mの山頂に着くが展望は想像以上でなんとも大きい山である。
来た道を戻り、岩手山神社奥宮へ参る。火口の中なので地面が少し温かい。
不動平・八合目避難小屋を見下ろしながら下って行くが、前回は山頂まで300mほどの所だったと判った。
ただ、複雑な地形と風を考えれば、止めてよかったと納得した。
八合目避難小屋で、小屋前の清水を飲みながら山頂を眺めてしばしゆったりと過ごす。
ここからは馬返しまで花も展望もあまりない急な道を下るだけである。
活火山を感じさせる登山口 コマクサの大群落。ずっと上まで続いている
中もきれいに使われていた 土曜日のせいか登山者も多い
山頂より火口を見る 火口縁を下りながら山頂を振り返る
不動平に下りる地点より山頂 火口に奉ってある奥宮
縁からの不動平小屋。雪渓から鬼ケ城への道 下りていくと下に八合目小屋が見えてくる
のんびりした様子の小屋前 小屋より火口縁を見上げる
馬返し登山口 コマクサ
シラネアオイ イワウメ
サンカヨウ ウコンウツギ
ミヤマオダマキ 白のハクサンチドリ
1(日) 七時雨山登山口10:30…南峰11:45〜12:10…北峰(1060m)12:30〜40…登山口14:00
新・百名山に選定されたという七時雨山。今日は時雨れるどころか昨日にも増して晴の暑い日になった。
樹林帯を緩やかに進み、尾根に辿り着いてしばらくで、一等三角点のある北峰より3m高い南峰に着く。
ここは360度の展望で山頂も広い。ただ岩手山は頂上付近の雲が取れず残念だった。
双耳峰の北峰へは鞍部までかなり下ってまた登っていく。
ここからは少しアップダウンはあるものの気持ちいい道で、3合目で牧草地に出て歩いて行くと登山口に着く。
双耳峰の七時雨山 登山口の看板
まだ新緑の登山道 ハンノキの巨木
山頂より岩手山を望む きれいな形の姫神山
南峰 北峰
赤牛が放牧されている 北峰への登山口
ミヤマウスユキソウ ここのは少し大きい