山と温泉の東北の旅。ブナが黄金色に輝く柔らかな色の秋を初めて堪能した。
河原坊からの早池峰(1917m)ガスも上がっていく 信仰の山を感じさせる山頂
5合目お金蔵より巨岩帯を振返る 小田越登山口
八幡平アスピーテラインより恵比寿森方面 源太森から八幡沼と湿原
七湯の後生掛温泉 大湯沼 しゃくなげ茶屋方面
北八甲田連峰
田茂萢湿原から赤倉・井戸岳 八甲田大岳(1584m)
赤倉岳より井戸岳と大岳 十和田ゴールドラインより高田大岳
五色岩より鳴沢台地 睡蓮沼。小岳・高田大岳もガスで見えず
日本三秘湯の谷地温泉の朝 付近の森も鮮やかに染まる
鳥居の正面に岩木山(1625m) べんがら色の岩木山神社
りんご園からの岩木山 木にぶら下がるりんごは感動もの
6日 神楽で知られる早池峰神社がある岳集落には宿名にも坊が付いている。
夏などは広い2ケ所の駐車場も一杯になり、河原坊登山口まではシャトルバスが走るとのこと。
登山口からはコメガモリ沢を4回渡渉し、沢を右手に登っていくが浮石や落石にも注意がいる。
ハヤチネウスユキソウは蛇紋岩の間にドライフラワーになって咲いていた。
山頂には避難小屋があり携帯トイレ用のテントもあった。人力で下ろしているとのことで環境保全が徹底しているようだ。
下りは小田越コースで9合目からは岩場になり、天狗の滑り岩といわれるクサリ場もでてくる。長いハシゴが付いている。
はやちねとウスユキソウという響きにやさしさを感じていたが、かなりいかつい男性的な山だった。
7日 八幡平アスピーテラインからは真っ盛りの紅葉が楽しめる。黄、赤、緑が交じり陽に輝いて美しい。
八幡平の見返峠は紅葉見物の観光客で混雑していた。平たい山頂は展望もなく早々に源太森へ。
黒谷地湿原の道はどろどろで歩きにくい。一杯で10年若返るといわれる熊の泉を念じて飲む。
近くの後生掛温泉に寄るが、泥火山の泥湯や箱蒸し風呂などがあり湯治の雰囲気を味わう。
十和田に向かう途中、縄文時代の4000年前の墓だというストーンサークル(環状列石)を見学できた。
8日 奥入瀬の流れを見ながら八甲田へ。1300mまでロープウェイで上るが見渡す限り黄色のじゅうたんである。
赤倉岳からは強風で、吹き飛ばされないように火口壁を歩く。鞍部のきれいな避難小屋で昼食にして大岳へ。
広い山頂はガスで何も見えず。カメラも電池のせいで何も写せず。
仙人岱まで下り小岳へ。また鞍部へ下り今日5つめの山、高田大岳の急登を頑張る。
下りも相当なもので、千m付近からは斜面のぬた場が始まる。
この間ぶなが見事な色合いを見せてくれているが、足元が滑ってゆっくり出来ない。
やっと谷地温泉に着き、開湯400年というぬるめのお湯にしっかり浸かると足の疲れも取れた。
9日 杉木立に包まれた岩木山神社にお参りをして、69もカーブのある津軽岩木スカイラインで8合目へ。
樹林帯を抜けるとリフト乗り場との分岐で、ここからは岩場になり浮石も多い。事故もあるようだ。
山頂は展望もよく七里長浜の海岸線や、八甲田をはじめ白神山地や鳥海山まで見えていた。
下って嶽温泉に寄りさっぱりしたところで名物のまたぎ飯のお昼となった。
コースタイム
5(金) 伊丹空港16:55=花巻空港18:15<バス>花巻温泉18:45
6(土) 宿舎7:50<バス>河原坊9:00…打石11:00…早池峰11:50〜12:25…5合目13:00…小田越14:05…
河原坊14:30<バス>早池峰神社<バス>花巻温泉16:00
7(日) 宿舎8:15<バス>見返峠10:00…八幡平頂上10:35…源太森11:15…黒谷池湿原12:10<バス>後生掛温泉
13:00〜15:00<バス>(遺跡見学)十和田湖畔17:00
8(月) 宿舎7:45<バス>山麓駅9:10<ロープウェイ>山頂駅9:35…赤倉岳11:00…井戸岳11:10…避難小屋11:20〜45
…大岳12:00…小岳13:15…高田大岳14:40…谷地温泉16:40
9(火) 宿舎7:35<バス>岩木山神社9:40<バス>八合目10:40…山頂11:45…八合目12:55<バス>嶽温泉13:35
〜15:15<バス>(りんご園)青森空港18:25=伊丹空港19:55