薊畑分岐(2400m)より聖岳と小聖岳(2662m)
聖平(2260m)より聖岳を仰ぐ
薊畑分岐からの上河内岳(2803m)
薊畑分岐から見た光岳
ガスっていた聖岳頂上 ムードある電燈に灯が入った聖平
22日 大阪を10時に発ち飯田線の平岡に着いたのが16時30分。
タクシーで上村の宿舎へ行くがそこは1000mの高さである。
23日 宿舎を4時に出て便ケ島へ。96年まであったという小屋は骨組みだけの廃屋になってしまっていた。
朝食後、いよいよ登山開始。光小屋泊 のための食料関係、シュラフなどで15キロほどになったザックが重い。
最初から嫌な道が続き、崩壊場所がいくつもある。
西沢渡は思ったより水量もなく、荷物運びのかごに助けられる。
急登と暑さがこたえるが、時おり通り過ぎる風は心地よく、高度を稼いで行く。
左右に兎岳と上河内岳、光岳が見え出し、しばらく登ると待望の薊平分岐に着いた。
天をつくような聖岳の高さと、上河内岳から光岳への長いルートに不安と楽しみも湧いてくる。
お花畑の中で昼食とすばらしい景色を堪能し、聖平小屋着。
24日 薊畑まで登り返し、小聖岳へ。空模様が少しおかしく風も強い。
コケモモ、イワベンケイ、ミヤマオダマキ、オヤマノエンドウ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンシャクナゲなどの
高山植物、行く手に富士山もきれいな姿を見せて励ましてくれる。
ガレた道と急登、さすがに3000mの山。赤石岳からの大きな三角錐を思い出しながら足を運ぶ。
立派な標柱のある聖岳山頂着。残念ながらガスで展望はないが、輪になり万歳をして喜びを分かち合う。
下山途中からメンバーが体調不良になり、無理をせずということで小屋に連泊する。
25日 夜半からの風雨と天候の回復も望めそうにないとのことで、椹島への下山となる。
以外と道は良く、車道歩きの途中バスに拾ってもらえ椹島ロッジ着。静岡経由で大阪に戻った。
コースタイム
便ケ島5:30…西沢渡6:25…2185m地点10:55…薊畑分岐11:45〜12:45…聖平小屋13:10
聖平小屋4:15…小聖岳5:25(朝食)…聖岳6:40〜7:10…小聖岳7:50…聖平小屋9:15
聖平小屋6:00…滝見台6:45…架線小屋跡8:30…登山道入口10:25…椹島ロッジ10:50
* 聖平小屋で岩崎元郎さんのグループと一緒でした。25日朝、3時半頃、一言もしゃべらず荷物も静かに
まとめて出ていきました。 さすが見習わねばと思いました。