13年ぶりの奥穂高岳。晴天に恵まれ気持ちいい汗をかきながら久々の北アルプスの山を堪能する。
小屋や若い人たちの服装の変わりようにも驚かされた山行きだった。
23日(木) 新大阪22:00
24日(金) 上高地6:00…ビジターセンター7:30〜55…明神8:35…徳沢9:40〜10:00…横尾10:50〜11:30…
本谷橋12:30〜50…涸沢ヒュッテ14:40
夜行バスで上高地に着く。ビジターセンター集合は7時30分なのでゆっくり朝食など摂る。
男性6名、女性8名で出発するが、流行りの山ガールさんらしき人も何人かいる。
明神、徳沢、横尾でゆっくり休憩を取りながら涸沢を目指す。
曇っていた空もだんだんと明るくなり、本谷橋では青空も望めるようになった。
登りは緩やかで涸沢小屋との分岐からの石段道を登りきると涸沢ヒュッテに着く。
小屋はきれいになり増築もされてゆったり出来る別棟に入られた。
布団1枚が使え、14年前のカイコ棚の1枚に3人からしたら 天と地である。
紅葉が少し遅れているせいなのか、テント場も60張りほどしかない
梓川と河童橋(1500m) 透明の水に揺れる水草
本谷橋の吊橋 涸沢ヒュッテ(2300m)
25日(土) ヒュッテ6:00…ザイデングラード7:10…穂高岳山荘8:40〜9:30…奥穂高岳10:30〜11:00…山荘11:40〜12:30
…涸沢岳13:00〜13:30…山荘14:00
涸沢小屋を通りザイデングラードへ登っていく。だんだんと雲が切れ青空が見え出す。
ほとんど忘れかけていた岩尾根を手も使って上がっていくが、一ヶ所鎖、はしごがあるくらいで問題なく通れる。
穂高岳山荘で休んだ後、いよいよ奥穂高岳へ。空身なので動き易いが、ハシゴや鎖は凍っていて手袋が要る。
懐かしい山頂に着くが、祠が少し高くなっているように感じた。360度の展望を心おきなく楽しむ。
前回は涸沢小屋から奥穂、前穂をピストンし岳沢までで、周りを楽しむこともあまりなく歩いたように思う。
長野のテレビ局がヒュッテから奥穂までの7時間生放送をしていたが、こちらが時間も早く遇わないですんだ。
山荘に戻り、昼食後涸沢岳を往復する。ここは初めての山である。
山頂からは奥穂、ジャンダルムなど縦走路がよく見え、また北穂も近く、山頂でゆっくり楽しんだ日を思い出す。
山荘も1枚に一人で泊まれ、食事が豪華になっていてトイレは洋式まであるのに驚かされる。
かつて穂高は男性の山と聞かされていた頃からすれば、すべてが変わったのを実感する。
涸沢小屋とテント場 涸沢岳(3103m)と涸沢槍
前穂高岳(3090m)の峰が並ぶ 岩尾根のザイデングラードを登っていく
ザイデングラードから涸沢カール 青空に荷物運搬のヘリも飛ぶ
穂高岳山荘からの笠ケ岳(2898m) ジャンダルム(3163m)が聳え立つ
奥穂高岳(3190m) 影の所はまだ凍り付いている(白い部分)
槍ケ岳(3180m)と縦走路 吊尾根と前穂高岳
槍・北穂高・涸沢岳 山荘からの涸沢岳(左が山頂)
涸沢岳より奥穂高岳。西穂への道が続く 涸沢岳からの北穂の南・北峰
26日(日) 山荘6:00…涸沢小屋8:15…横尾11:30〜12:00…バスターミナル14:30〜15:30<タクシー>松本17:00
松本17:52<>名古屋<>新大阪20:55
5時半に太陽が顔を出したが出発時はまだ気温6度だった。
雲ひとつない青空で澄み切った空気が気持ちよく、下るのが惜しいほどである。
写真タイムも取りながら、往路を下っていく。
これから登る人も多くやはり穂高は人気の山である。
横尾からが少し長く感じられたが、予定より早く河童橋に着き、穂高に別れを告げる。
相乗りのタクシーで松本までは早かったが帰宅は予定通りだった。
カールも少し秋の気配 爽やかな風のなかを下る
ナナカマドと北穂高岳 赤く熟れたナナカマド
穂高岳山荘(右上)と涸沢小屋(左下)が見える 横尾からの前穂高
河童橋からも奥穂が見える 奥穂への道での霧氷