伊吹山は花の山で知られるが、その北尾根もまた花の道である。
大垣山岳協会が1960年から3年の歳月をかけて切り開いた道とのことで、今も地元の協力で整備されている。
ゴールデンウィークのまんなか、しかも高速割引期間とあって40分ほど遅くなった。
伊吹山ドライブウェイは満開の山桜を見ながら1260mの駐車場まで登っていく。
ここから山頂までは100mの標高差を遊歩道で登るが、赤ちゃん連れもいる賑わいである。
ドライブウェイの端から静馬ガ原へ下りて北尾根の縦走路に入る。
木々の新緑が色とりどりで美しい。早速ショウジョウバカマやカタクリ、ニリンソウなどが出てくる。
樹林帯や岩の道が続くが、至る所に春の花が咲いていて、もう少しゆっくり歩きたいと思う。
15年ぶりに見るヤマシャクヤクが数ヶ所あったが、開花にはもう少しかかるようで残念だった。
ただ貴重なフタバアオイやルイヨウボタンの花が見られて感激する。
御座峰(1070m)、大禿山(1083m)、国見岳(1126m)のアップダウンを繰り返して久し振りに汗を掻く。
林道が通る国見峠を目指すが、国見岳からの斜面のトラバースが少し崩れているくらいで、歩き易い道だった。
梅田8:00<>山頂駐車場11:10…山頂11:40〜12:00…駐車場12:20<>静馬ガ原12:30…御座峰14:00…
大禿山14:30…国見岳15:05…国見峠16:00<>梅田20:00
麓からの伊吹山(1377m) 山頂の日本武尊像
山頂の神社 琵琶湖が霞んで見える
北尾根・左から国見岳・大禿山・御座峰 静馬ガ原を振り返る
御座峰の新緑 大禿山への縦走路
大禿山より国見岳 国見峠(840m)よりの伊吹山
フタバアオイ 花が黒くなっている
ヤマシャクヤク カタクリ
ネコノメソウ ヒトリシズカ
ラショウモンカズラ ルイヨウボタン
ニリンソウ エンレイソウ
コキンバイ イチリンソウ
イワウチワ 芽吹き