開聞岳(924m)   2003.3.21〜23

ご無沙汰の母の見舞いを兼ね、開聞岳に登り雲仙の新火山を見るという慌ただしい旅。
歩くより列車やバスに乗っている時間が長く、ローカル色が楽しめた。

開聞岳  開聞山頂
海から立つ薩摩富士の開聞岳。二重火山のさまが分かる 山頂の巨石からは360度の景色が広がる
御嶽神社  池田湖
山頂の岩間に奉ってある枚聞神社       イッシーの池田湖。後に桜島が薄く見える
東シナ海   長崎鼻
枕崎方面へ青い東シナ海が続いている    右手は長崎鼻。錦江湾を挟んで大隈半島も近い
桜  開聞岳-2
南国は桜もはや五分咲き              菜の花と開聞岳はもう終りかけ
開聞岳-3 西大山駅
道路上にある1合目の標識               駅舎もない西大山駅

   平成火山-3 平成新山(1486m)僅かに噴煙が上がっている

仁田峠   雲仙
仁田峠からの普賢岳と平成新山          下には雲仙の温泉街が広がる
平成火山  妙見岳
仁田峠付近よりの平成新山            妙見岳(1333m)とロープウェイ駅
普賢岳 平成火山-2
国見岳からの普賢岳(1359m)            妙見岳からの平成新山
国見岳     国見山頂
 国見分かれより国見岳                  国見山頂

21日 鹿児島空港から指宿までの接続が悪く40分ほども待つ。バスからは噴煙を上げる桜島が美しく見えていた。
   やっと着いた指宿でタクシーに乗換え、2合目登山口に昼前に着く。
   晴れた日なのに薄暗い侵食された道からのスタートとなる。ウグイスの初鳴きを聞きながら歩きにくい砂礫道を
   登っていく。5合目で展望も開け池田湖が見えるところで小休止。
   7合目からは岩場になり、眼下に青い海が広がってくる。第1〜第3救助地点の標識があり事故も多いらしい。
   木製の階段が付けられ岩場にはロープも張ってあるが、雨だと登りにくい山かと感じた。
   8合目頃からショウジョウバカマやスミレも出てきて、9合目の東へ回る岩場を登っていくと山頂に着く。
   下りる人が多かったがまだ山頂は賑わっていて、シーズーの子犬までいた。
   海は勿論池田湖、長崎鼻、大隈半島や桜島まで見渡せて展望を満喫できた。
   帰りは景色を楽しみながら下りていくが、3時ちかくになっても登って行く人がいて大丈夫かと思う。
   登山口から宿舎までは写真を撮ったりしながら歩いたが車道の1時間は長かった。
   部屋の窓を開けると磯の香がして、左から右までずっと東シナ海が広がっていた。
22日 夜はかなりの雨だったようで、宿舎からの開聞岳も上は雲に覆われている。
   最南端の西大山駅からのディーゼル車は縦、横に大揺れしたが、西鹿児島からのつばめ≠ニかもめ
   は快適で久し振りの長崎に着く。
23日 雲仙まで準急しかなく仁田峠着は10時半。帰りは午後1時なので2時間半しかない。と焦ったのが悪かった。
   ロープウェイに乗ってしまい、肝心の普賢岳へは遠回りになって国見岳までしか行けなかった。
   普賢岳に登ったのが40年ほど前で、すっかり忘れてしまっていた。
   妙見岳から国見岳まで雪の道を歩く。雲仙はもう春かと思っていたのに山はあと少しらしい。
   たくさんの犠牲者を出した平成新山は、どこからみても圧倒される大きさで、雪が残り斑であった。
   国見山頂でゆっくり新山を眺めてから、仁田峠まで歩いて下った。

コースタイム
21(祝) 伊丹7:40<ANA>鹿児島8:50〜9:40<バス>指宿11:15<タクシー>2合目登山口11:45〜50…5合目
    12:25〜35…7合目12:50…山頂13:30〜14.00…7合目14:40…5合目15:00…2合目15:30〜40…宿舎16:40
22(土)宿舎7:00<タクシー>西大山7:10〜20<JR>西鹿児島8:55〜9:25〜鳥栖12:56〜13:22〜長崎14:53
23(日)長崎8:20<バス>雲仙10:00〜10<バス>仁田峠10:30〜40<ロープウェイ>10:45…妙見岳10:50…
    国見岳11:20〜35…妙見岳12:00…仁田峠12:30〜13:00<バス>諫早15:05〜11<JR>大村15:20
    <タクシー>長崎空港15:40〜16:50<ANA>伊丹17:55