ご無沙汰の母の見舞いを兼ね、開聞岳に登り雲仙の新火山を見るという慌ただしい旅。
歩くより列車やバスに乗っている時間が長く、ローカル色が楽しめた。
海から立つ薩摩富士の開聞岳。二重火山のさまが分かる 山頂の巨石からは360度の景色が広がる
山頂の岩間に奉ってある枚聞神社 イッシーの池田湖。後に桜島が薄く見える
枕崎方面へ青い東シナ海が続いている 右手は長崎鼻。錦江湾を挟んで大隈半島も近い
南国は桜もはや五分咲き 菜の花と開聞岳はもう終りかけ
道路上にある1合目の標識 駅舎もない西大山駅
平成新山(1486m)僅かに噴煙が上がっている
仁田峠からの普賢岳と平成新山 下には雲仙の温泉街が広がる
仁田峠付近よりの平成新山 妙見岳(1333m)とロープウェイ駅
国見岳からの普賢岳(1359m) 妙見岳からの平成新山
国見分かれより国見岳 国見山頂
21日 鹿児島空港から指宿までの接続が悪く40分ほども待つ。バスからは噴煙を上げる桜島が美しく見えていた。
やっと着いた指宿でタクシーに乗換え、2合目登山口に昼前に着く。
晴れた日なのに薄暗い侵食された道からのスタートとなる。ウグイスの初鳴きを聞きながら歩きにくい砂礫道を
登っていく。5合目で展望も開け池田湖が見えるところで小休止。
7合目からは岩場になり、眼下に青い海が広がってくる。第1〜第3救助地点の標識があり事故も多いらしい。
木製の階段が付けられ岩場にはロープも張ってあるが、雨だと登りにくい山かと感じた。
8合目頃からショウジョウバカマやスミレも出てきて、9合目の東へ回る岩場を登っていくと山頂に着く。
下りる人が多かったがまだ山頂は賑わっていて、シーズーの子犬までいた。
海は勿論池田湖、長崎鼻、大隈半島や桜島まで見渡せて展望を満喫できた。
帰りは景色を楽しみながら下りていくが、3時ちかくになっても登って行く人がいて大丈夫かと思う。
登山口から宿舎までは写真を撮ったりしながら歩いたが車道の1時間は長かった。
部屋の窓を開けると磯の香がして、左から右までずっと東シナ海が広がっていた。
22日 夜はかなりの雨だったようで、宿舎からの開聞岳も上は雲に覆われている。
最南端の西大山駅からのディーゼル車は縦、横に大揺れしたが、西鹿児島からのつばめ≠ニかもめ
は快適で久し振りの長崎に着く。
23日 雲仙まで準急しかなく仁田峠着は10時半。帰りは午後1時なので2時間半しかない。と焦ったのが悪かった。
ロープウェイに乗ってしまい、肝心の普賢岳へは遠回りになって国見岳までしか行けなかった。
普賢岳に登ったのが40年ほど前で、すっかり忘れてしまっていた。
妙見岳から国見岳まで雪の道を歩く。雲仙はもう春かと思っていたのに山はあと少しらしい。
たくさんの犠牲者を出した平成新山は、どこからみても圧倒される大きさで、雪が残り斑であった。
国見山頂でゆっくり新山を眺めてから、仁田峠まで歩いて下った。
コースタイム
21(祝) 伊丹7:40<ANA>鹿児島8:50〜9:40<バス>指宿11:15<タクシー>2合目登山口11:45〜50…5合目
12:25〜35…7合目12:50…山頂13:30〜14.00…7合目14:40…5合目15:00…2合目15:30〜40…宿舎16:40
22(土)宿舎7:00<タクシー>西大山7:10〜20<JR>西鹿児島8:55〜9:25〜鳥栖12:56〜13:22〜長崎14:53
23(日)長崎8:20<バス>雲仙10:00〜10<バス>仁田峠10:30〜40<ロープウェイ>10:45…妙見岳10:50…
国見岳11:20〜35…妙見岳12:00…仁田峠12:30〜13:00<バス>諫早15:05〜11<JR>大村15:20
<タクシー>長崎空港15:40〜16:50<ANA>伊丹17:55