カムチャッカ・フラワートレッキング   2009.7.11〜15

11(土)ウラジオストク航空で11:30関空を発つ。チャーター便は日本人のツアー客ばかり150人ほど。(時差4時間)
    現地時間19:30にペテロパブロフスク空港に着く。入国手続きに1時間ほどもかかり、市内のホテルに
    着いたのは21時過ぎになっていたが、まだ太陽が出ていて明るかった。
12(日)7:45朝食はライ麦パンにバターとイクラをのせて食べる。これは朝夕いつも同じだった。
    8:45六輪駆動車に添乗員を入れて23名、ガイド、花ガイド共3名で、まずは新しいスーパーマーケットに寄る。
      品物も豊富で値段も同じくらいだった。
      幹線を外れるとデコボコの道になり、川底を走るようになると体ごと持ち上げられそうになる。
   11:15ベースキャンプに着き、早速高山植物の散策に出掛ける。
      標高は900m程なのに日本の2000m以上の花々が咲いている。鮮やかだが丈は低い。
      カリャーキ山とアヴァチャ山が両側に聳えているが、カリャーキの山頂は雲の中である。
  13:30キャンプ地の食堂で昼食。ボルシチやカレー、サラダ、パンなど。
  14:30また2時間30分も揺られて、太平洋側のパラクトルスキー海岸の植物散策。
     大勢の人たちが日光浴をしたり、砂の中に寝転んだりして短い夏を楽しんでいる様子。
  19:10ホテル着。西側の部屋は21時まで日が射し、23時頃ようやく暗くなる。
空港  街並み
   空港・現地時間20時35分             ホテルの前、左はデパート。21時30分
暖房  白夜
 集合住宅への暖房用鉄管                  22時、空にはまだ夕焼け雲も
六輪駆動車  川床
 25名ほど乗れる六輪駆動車               川底を前後左右に揺れながら進む
アバチャ山  ラクダ山
 アヴァチャ山(2742m) 噴煙も見える           アヴァチャの隣にあるラクダ山
ベースキャンプ  雪渓
 850mにあるベースキャンプ地                三角錐が並んだ雪渓
ジリス  太平洋
 ジリスが穴から出てきた                  ハラクトルスキー海岸(太平洋)
13(月) 9:00ヴァチカゼツ高原へ出発。今日もかなり揺れる。
    11:00湖の周りのフラワー散策だが、蚊が多く皆集中攻撃に遭う。虫除けもあまり効果なし。
       キバナアツモリソウは笑いがこみ上げてくるくらいに沢山で、可愛く迎えてくれ嬉しかった。
       珍しい花も多く、とても楽しめる所である。テントを張っている人も見られた。
    13:00ベースキャンプでの昼食はランチボックスになっていて、ピロシキなど色々入って美味しい。
    14:00途中で別の六輪駆動車に乗り換えてナチキンスコ湖へ。これがまた悪路で皆から悲鳴が上がるほど。
       ライフル銃を持ったレンジャーに先導されて、サケの遡上を見に行く。婚姻色のサケがたくさん見られた。
   17:30カムチャッカは火山が多いため温泉も湧き、水着着用のパラトゥンカ温泉に浸かる。
      プール状のは深くあまり楽しめない。
ゴリヤスキー山   アバチャー2
 カリャーキ火山(3456m)                    アヴァチャ山
ヴァチカゼツ高原  高原ー2
ロシアのスイスと呼ばれるヴァチカゼツ高原        高山植物が多く、キャンプの人も
湖   群落
 静かな湖面と周囲は花畑                 キバナアツモリソウの群落は圧巻
サケ  温泉
   サケの遡上                       水着着用のパラトゥンカ温泉
14(火)今日はオプションで、アヴァチャ湾を挟んだ所にあるビリュチンスキー峠の街道に咲く花のトレッキングである。
   ホテルを9時に出て11時30分峠に着く。目の前に残雪のビリュチンスキー山が聳えていた。
   少し下った草原で昼食。ここもお花畑で歩くのに困るほどの花々が咲いている。
   日本では時期が違う花が一斉に、しかも一面に咲いているのは壮観である。
   山と花を眺めながらのランチは最高だった。いろんな食材のランチは今回の旅で一番と思うほど美味しかった。
   その後池の辺りや雪渓を歩いたりして遊ぶ。
   峠を越えて道が続いているのは、先に地熱発電所があるからとのこと。
ビリュチンスキー山  山ー2
 アヴァチャ湾の真珠・ビリュチンスキー山(2182m)     左に噴煙のカリャーキ山も見える
15(水)荷物出しのためのモーニングコールが4時で、ホテルを7時出発。
   出国は時間もかからず9時30分離陸。(予定は9時だった)
   4時間の時差を4時間ほどかけて飛んだので、関空にはカムチャッカの出発と同じ9時45分着だった。

カムチャッカで咲いていた花たち
アツモリソウ   チシマクモマグサ
 キバナアツモリソウ。大きさは3〜4センチほど       チシマクモマグサ
ハクサンコザクラ  コウゾリナ
  ハクサンコザクラ                   エゾコウゾリナ(フタマタタンポポ)
ミヤマムラサキ  チシマツガザクラ
 ミヤマムラサキ(ルリソウ)                   チシマツガザクラ
トーヒレン  カラフトマンテマ
 トーヒレンと蝶                        カラフトマンテマ
オヤマノエンドウ  クロクモソウ
 オヤマノエンドウ                        クロクモソウ
イワブクロ  シロ
  イワブクロ                      白色はアヴァチャだけに見られる
タカネシオガマ  チシマフウロ
  タカネシオガマ                     グンナイフウロ
シコタンソウ   エゾツツジ
  シコタンソウ                      エゾツツジの群落
インディアンペイントブラシ  オオバクワガタ
 ロッキーでも見たインディアンペイントブラシ         オオバナクワガタ
イワヒゲ  イワベンケイ
  イワヒゲ                        花の色が赤いイワベンケイ
ウルップソウ  ミヤマヤナギ
   ウルップソウ                      ミヤマヤナギ
イチゲイチヤクソウ  アツモリー2
       名前不明                    花期は7〜8月中の1ケ月
ハマナス  ヒオウギアヤメ
   ハマナス                          ヒオウギアヤメ
キンバイ  クロユリ
  ミヤマキンバイ                         クロユリ
ハクサンチドリ  シロ
  ハクサンチドリ                        白色のチドリ
モウセンゴケ  ヒメシャクナゲ
  モウセンゴケ                        ヒメシャクナゲ
イソツツジ   
  イソツツジ                       ホソバノキソチドリ
キバナシャクナゲ   チシマヒョウタンボク
  キバナシャクナゲ                   チシマヒョウタンボク
ゴゼンタチバナ  バイケイソウ
  ゴゼンタチバナ。中が黒い                 バイケイソウ
チシマアザミ  エゾノツガザクラ
  チシマアザミ                      エゾノツガザクラ
ミネズオウ   チシマリンドウ
   ミネズオウ                         チシマリンドウ
オオバノエンレイソウ  
  オオバナノエンレイソウ                   チングルマ
ミヤマアズマギク  花畑
  ミヤマアズマギク                 キンバイ、フウロ、ハクサンチドリの群落

他にハハコヨモギ・ワレモコウ・リシリヒナゲシ・ギシギシ・イチゲイチヤクソウ・トチナイソウ・マイズルソウ・アサツキ・
ギョウジャニン・ニクハクサンイチゲ・チシマアマナ・キンポウゲ・ヒダカミヤマエンドウ・イワウメ・ヤマブキショウマ・
イワギキョウ・ツマトリソウなど