冷池山荘が新しくなったとのことで出掛けたが天候ははずれはずれ。それでも充分秋の山が楽しめた。
3度目の鹿島槍ケ岳もまた新しい魅力を感じさせる山になった。
種池山荘より岩小屋沢岳方面 山荘を写す種池
秋の深まりが感じられる朱 冷池山荘より爺ケ岳の夕暮れ
テント場より朝日を浴びる種池山荘 斜面のダケカンバも黄金色に
布引岳より鹿島槍ケ岳 鹿島槍山頂
爺ケ岳中峰と南峰 鳴沢岳から赤沢岳方面
立山・御前沢カールなど 剣・八ツ峰と光る雪渓
新装なった冷池山荘。右上がテント場 南峰下りからの種池山荘あたり
斜面はとりどりに彩られる 分岐から爺・南峰を見上げる
種池山荘よりの爺ケ岳 柔らかな色合いが山肌を被う
種池からは目の前に蓮華岳が大きい 針ノ木岳の山頂はガスの中
美しいオタフクナンテン ライチョウには10羽も会う
22日 夜行バスで眠れないまま暗い扇沢に着く。土砂降りの雨のなか10名ほどが下車した。
だんだん明るくなるにつれ雨も小降りになってきて、やっと歩き出す気持ちになる。
柏原新道は歩き易く水平道あたりから稜線も見えてきて、紅葉を楽しみながら登っていく。
種池山荘を出た頃からはガスが掛かり展望はなくなったが、そのせいかライチョウたちに3度も会う。
爺ケ岳南峰も中峰もガスの中で、5年前の雪の時の状況がよく分からない。
下っていった冷池山荘は看板はそのままだが、前が思い出せないくらいきれいになっていた。
天候もよくないので、鹿島槍は明日にしてゆったり過ごす。
宿泊者は13名ほどしかなく、部屋は貸切状態。天候と秋と曜日でこうも違うのかと思う。
更衣室やテラスにも驚いたが、布団もマット風で気持ちよく眠れた。
23日 鹿島槍を空身でピストンする。明け方はシトシトしていたが出る頃は止み雲も切れて青空が見えてきた。
テント場も3張りのみで空いている。布引山からガレた道を登っていくと鹿島槍ケ岳山頂に着く。
まだガスの中で、時折ハイマツの緑と紅葉の斜面が見えるのみ。時間がなく北峰へは止めにした。
しばらく天候の回復を待ち、キレットを越え五竜へ行く人たちを見送ってから下る。
立山、剣もだんだんと見え出し、陽が差すと暑いくらいになってきた。
昨日と違い展望を楽しみながら気持ちのいい秋の道が歩けることに感謝する。
17日出発を雨の予報のため遅らせたが、天候の回復で秋の山の良さも味わうことが出来た。
種池で初めての蓮華岳を眺めながらのんびりするが、カメラを構えている人もいて賑わっている。
下りでは大勢の人たちに会いながら出発点に着く。大町駅近くの七倉荘(500円)で汗を流し列車に飛び乗る。
コースタイム
21(火) 大阪21:50<バス>
22(水) 扇沢5:10〜6:30…登山口6:45…種池山荘10:10〜30…爺ケ岳11:35〜45…冷池山荘12:50
23(祝) 山荘6:00…布引山6:50…鹿島槍ケ岳7:30〜8:00…冷池山荘9:10〜30…爺ケ岳11:00…
種池山荘11:30〜12:00…扇沢14:10<タクシー>大町14:45(入浴)15:29<JR>大阪20:00