2日間富士山を飽きるほど眺めながら歩く。師走とは思われないほどの暖かさで
白い部分はかなり少ないが、穏やかな忘年山行となった。
金時山頂からの眺め
毛無山(1946m)山頂は右奥になる 登山道入口
2段で流れ落ちる不動の滝 毛無山頂からの富士山
長老ケ岳(1336m)も富士見のポイント 山頂よりの山並み
山頂と富士山 太陽が回って白さが見えてくる
駒ケ岳(1327m)よりの富士山 箱根元宮と馬乗岩
仙石原より金時山(1212m) 乙女口。峠は30分ほどの所
乙女峠からの富士山 山頂には茶屋が2軒ある
芦ノ湖と神山(1438m)大湧谷の湯煙も 青空に富士山がくっきりと
左の裾に毛無山系が見える 金時神社には大きい鉞が奉ってあった
御殿場からの富士 11/30 飛行機からの富士
16日 真っ暗ななか朝霧高原麓着。黒い大きい山塊が背後に迫っていると思ったら、富士山だった。
ライトが要らなくなる頃出発。登山口からしばらく行くと地蔵峠との分岐になるが、1時間ほど早い直登コース
を取る。富士の右肩が金色に輝き太陽が昇ってきた。気温は予想以上に高くすぐに汗が噴き出してくる。
このコースは標高差1000m以上、直登が続き岩場も多い。平日のせいか登山者にあまり出会わない。
展望の岩場からは富士との間に朝霧高原が大きく広がって見える。
直登が終って少し尾根を歩くと富士山の展望台、一等三角点の山頂である。富士はまだ逆光のままだが、
青空が広がり 風もなく春のような長閑ささえ感じられる。下りも同じ道を慎重に下る。
箱根園へ2時間ほどで移動し、ロープウェイで駒ケ岳を往復する。
ここからの富士は午前中と反対になり、雪の白さも多く感じられる。芦ノ湖や遠くに天城の山並みも見える。
17日 今日は冬晴れで乙女口では手袋が要るほどだった。少し歩いた峠からも美しい裾を引いた富士山が望まれた。
金時山頂付近に少し岩場があるが、昨日と違うなだらかな道をのんびりと歩く。
山頂からの眺めは抜群で、富士のさまざまな顔が見れるようだ。こんなに近くで見るのは初めてで感激する。
右裾の方には白い北岳や鳳凰三山、甲斐駒なども顔を覗かせていた。
茶屋の名物金時娘さんも健在で、12月というのにソフトクリームが美味しい。
下りは少し急で、凍っていたらアイゼンが要りそうである。登って来る人も多かった。
左手に明神ケ岳方面への縦走路が笹原の中に見えている。真後に金時山頂を控えた金時神社登山口に下る。
また乙女峠を越えて御殿場へ。温泉会館の風呂場のガラス全面にも富士山が大きく広がっていた。
コースタイム
15(水) 大阪22:00<バス>
16(木) 朝霧高原5:30〜6:10…登山口6:20…4合目7:30…毛無山9:25〜45…登山口12:05〜20<バス>箱根園14:00
〜14:20<ロープウェイ>山頂駅14:30…駒ケ岳…山頂駅15:00<ロープウェイ>15:10〜30<バス>宿舎16:10
17(金) 宿舎7:40<バス>乙女口8:10…乙女峠8:40〜9:00…金時山9:50〜10:20…金時神社11:20〜30<バス>
温泉会館11:50〜13:00<バス>大阪19:30