17年振りの木曽駒は大きい山だと実感した。前回は雨の中を歩くのみで辺りは真っ白、景色はゼロ。
やはり山は天気、360度の山々が眺められ、歩いた跡の想いを辿ることも出来た。
2(土) 新大阪7:30<バス>駒ヶ根13:00<>菅ノ台バスセンター13:30〜50<>しらび平・駒ヶ岳ロープウェイ14:00
千畳敷14:25〜50…八丁坂15:30…乗越浄土16:10…宝剣山荘16:20
夏休みの土曜とあって渋滞の連続。菅ノ台に着き、ガイドさんたちにも会ってバスを乗り換えしらび平へ。
60人乗りのロープウェイで一気に2612mの千畳敷着。気温は18℃しかない。
ここで40名が3班に分かれて出発する。各班にガイドは一人ずつでよかったのだが、私の班に登山には
不向きの格好の夫婦がいて夫がすぐに歩けなくなる。八丁坂ではガイドに荷物を持ってもらうことになる。
二人とも大きな重いカメラを持っていて、これを持つガイドに感謝すらない。
お花畑を眺めながら、1、2班にだいぶん遅れてやっと山荘に着く。
山荘もきれいになっていて、宿泊者は200名とのことだったが布団1枚に一人ずつで楽に休める。
夕食後はガイドによる登山教室(30分)もあり有意義だった。
消灯(21時)前に星を眺めに出たら、大きいオレンジ色の流れ星が尾を引きラッキーな気分になる。
千畳敷から宝剣岳と乗越 遊歩道には雪渓が残っている
千畳敷ホテルと千畳敷カール 八丁坂を行くと宝剣が迫ってくる
乗越浄土からの宝剣山荘と天狗荘 山荘からの伊那前岳(2883m)
乗越浄土からホテルを眺める 宝剣岳裏の天狗岩
3(日)ご来光に合わせて4時半起床。皆が待ち兼ねるなか雲が黄金色に染まり太陽が上がる。
朝食を済ませて6時45分の出発。前日の二人は散策とのことで順調に列が進む。
中岳に着くと前に縦走した宝剣岳から空木岳の稜線も見え懐かしい気になる。
南アルプスや塩見岳も大きく見える。ただ3000m近くの高山は久し振りのせいか息が切れる。
駒ヶ岳山頂はすばらしく、こんな山だったのかと感嘆しきりである。
360度の景観、かつて歩いた山々が見渡せて本当によかったと思う。
北アルプス 笠ケ岳から穂高・槍、白馬、160キロほども遠くの妙高山まで見えて感激する。
一旦小屋に寄り、八丁坂を下って行く。日曜日とあってファミリーの人たちも多く、交差に時間がかかる。
ただ天候が少し悪くなり、展望は望めないようだ。
八丁坂ではまた二人が転び夫が怪我をした。病院で手当てを受けたようだが、ツアーの怖さを感じる。
下りのロープウェイは整理券が出るほどで1時間待ちの状態だったが、温泉で汗を流し予定通りに帰れた。
花の百名山の三の沢岳(2846m) 八ケ岳からのご来光(4:55)
山荘からの八ケ岳。左が蓼科山 塩見岳(3047m)の左には富士山
中岳(2925m)より駒ヶ岳山頂を見る 木曽前岳と御嶽山。鞍部には玉ノ窪山荘も
南アルプス。塩見から荒川・赤石・聖岳まで 宝剣岳(2931m) 山頂に人が見える
空木岳(2864m) 稜線にヒュッテも 駒山頂から中岳。左下は頂上山荘とテント場
厳めしい駒ヶ岳神社 周りを睥睨する駒ヶ岳山頂
北アルプス方面・槍の穂が隠れた 甲斐駒ガ岳(2967m)と千丈ケ岳(3033m)
木曽前岳と屋根が可愛い木曽小屋 カールのお花畑。今はシナノキンバイ
赤いコマクサ。山頂への道 普通色のコマクサ
千畳敷一面に咲くハクサンイチゲ ひっそりと咲くクロユリ
ヨツバシオガマとチングルマはもう穂が巻く イワギキョウ
アオノツガザクラ ヒョウタンボクは花も面白い