南ドイツ周遊    2018.10.25(木)~30(火)

1990年から始めた海外の旅もいよいよ最後となる。
28年間、36回で50ケ国を巡ったが、ラストはやはり1回目に行ったロマンティック街道に決めた。
10月のドイツはもう冬の景色で気温も低かったが、至る所で見る黄葉は素晴らしいものだった。

25日(木) 伊丹7:45~成田9:05~11:00(12時間)デュッセルドルフ16:00~17:00<バス>ハイデルベルグ21:00
     朝5時半に起きて伊丹・成田乗り継ぎ、時差8時間のドイツに着いてもすぐにバス移動の長い1日になる。
     行程上ここしかないということで、ホテル近くのス-パーで急ぎ買い物に行き、就寝は11時過ぎになった。
26日(金) ホテル8:00<>ハイデルベルク城・カールテオドール橋<>ヒルシュベルグ<>昼食<>
     ディンケルスビュール15:00 ~17:00<>フュッセン20:30
     外はまだ薄暗く城へは1番乗りで誰もいない。前に来た時と変わらないがワインの大樽には改めて驚く。
     テラスからは市街地が一望出来、山の彩りと赤い屋根が印象的である。哲学の道もよく見える。
      下りは乗車1分あまりのケーブルカーで町なかへ。テラスで見た橋の上からまた城を眺める。
      観光客も動き出していたが、静かな落ち着いた町である。
      30分程バスで移動し、家族で経営しているというトイシュワイナリーを訪問する。
      今年の収穫は終わっていたが、ブドウ畑にはまだ甘い実がなっていた。
      ワイン作りの行程を見て、4種類の試飲を楽しんだ。
      午後は2時間半走って、中世の城壁が残るディンケルスビュールへ。この旅を決めた所でもある。
      28年前は時間の都合で寄った町だったが、もうすっかり賑やかになり観光客も多い。
      建物はそのままの様子だが、目当ての店も様変わりして分からなかった。
      バスに戻る時、まちの向うに大きな夕日が沈んでいった。
ハイデルベルク城 城ー2
       ハイデルブルグ城の門            13世紀に建てられ、改築や増築がなされた
城ー3  ワイン樽
       フリードリヒ館                    世界最大級のワインの大樽
市街地  ネッカー川と橋
   城のテラスから見る旧市街地             ネッカー川とドイツ最古のハイデルベルク大学
街からの城  橋からの城
  ケーブルカーで下ると城がまじかに見える            カール・テオドール橋からの城
     ツム・リッター・ザンクト・ゲオルク       シューネーバル
     1592年建築の「騎士の家」のホテル            ドーナッツに似たシュネーバル(雪の玉)
ディンケルスの入口  街なか
    ディンケルスビュールに入る橋より城壁           マルクト広場に面した通り
ビュールの塔  花で飾られた窓
一度も戦争の被害を受けなかった街並み              窓には花がきれいに飾られている
     ドイチェス・ハウス          ノイシュバン城
      15世紀の木組みの館・ドイチェスハウス            ノイシュバンシュタイン城

27日(土) ホテル8:30<>ノイシュバンシュタイン城<>昼食<>ヴィース教会14:30<>ローテンブルグ19:00
     観光地のせいかホテルは最低で21時からの夕食はウィンナーぐらい。サービスも悪くお風呂もシャワーのみ。
     城は11時20分からの予約入場でシャトルバスで行く。28年前はバスもなく3月下旬なのに雪道を30分かけて
     登っていったことなど思い出す。楽しみにしていたマリエン橋は残念ながら工事中で手前で下車。
     森の中の道を少し下りながら、小雨のなかのノイシュバンシュタイン城やアルプ湖、周りの景色を眺める。
     城の中はオーディオガイドを聞きながら進むので分かりやすい。
     前回はあまりケバケバしてがっかりしたが、時が経ち、霧に霞む城は落ち着いた雰囲気に感じられた。
     午後は牧草地に建つヴィース教会へ。奇跡のキリスト像やフレスコ天井画などで年間100万人以上を呼び寄せるとか。
     ここからまた長いバス移動でローテンブルグへ。車窓は黄葉の並木が続き、なだらかな牧草地がどこまでも見える。
     山地や山はほとんどなく、丘陵地や放牧地が連なっている。時に菜の花やタンポポ畑もあったりする。
     中世の街並みを残したローテンブルグは城壁に囲まれていて、ホテルの部屋の目の前に城壁があった。
ホーエンシュヴァンガウ城 馬車
  バス停からのホーエンシュヴァンガウ城            城までは馬車の運行もある
シュタイン城  城の入口
    小雨に煙る城                    近くに来るとやはり大きい城である
霧の城  ヴィース教会
  街から霧に包まれた城が見えた       世界遺産のヴィース教会。豊かな色彩と華麗な装飾が見られる

28日(日)ホテル9:00…市庁舎・マルクト広場・市街・昼食13:00<>ミルテンブルグ15:00~16:00<>フランクフルト18:00
     朝食の前に城壁を少し歩く。今日も冷たい雨で傘を差しながらの観光である。
     市庁舎の塔は9時半からなのでここも1番乗り。狭い220段の階段から塔を1周するが、強風で写真を必死に撮る。
     日曜日なので買物は諦めていたが、徐々に店もオープンして散策を兼ねて楽しむことが出来た。
     やはりクリスマス用品や木製品の玩具などが多く、持って帰りたい物ばかりである。
     ウインドウも可愛いが、各店の看板も趣向が凝らしてあり、見るだけでも楽しい。
     前回は行かなかったプレーンラインやブルグ公園からのタウバー渓谷はドイツの秋を感じられて充分だった。
     昼食後フランクフルトへ向け出発するが、時々は紅葉も混じる美しい黄葉の森が続く。
     各家庭の窓や庭は花などできれいに飾られている。ドイツの人は住・衣・食らしい。
     途中「マイン川の真珠」と称されるミルテンベルグに寄る。
     ここも木組みの家が美しい町で古いお城も見られた。マイン川にはクルーズ船もあり散策する人も多い。
  ローテンブルク
       城壁巡りが出来る                   城壁からの街並み
市庁舎 仕掛け時計
 マルクト広場。 市庁舎と市議宴会館          マイスタートルンク伝説の仕掛け時計
市庁舎屋上より  聖ヤコブ教会
  市庁舎の高さ60mの塔からマルクト広場付近         聖ヤコブ教会も近くに見える
看板  プレーンライン
   それぞれの店が看板を出している       プレーンライン。木組みの家とコボルツェラー門
タウバーケ渓谷  ウインドウ
    ブルグ公園からの美しいタウバー渓谷           どの店も可愛い品ばかりで楽しい
  ミルテンブルグ
1年中オープンしているクリスマス用品専門店のウインドウ     木組みが美しいミルテンブルグ
 ミルテンブルグー3  ハローウィン
   ライン川沿いで観光客も多い                  公園ではハローウインの準備も

29日(月) ホテル8:00<>フロイデンベルグ10:00~11:00<>ケルン12:00・昼食…大聖堂・ティータイム<>
     デュッセルドルフ17:00~20:00(11時間)
     フランクフルトはやはり大都会で、そのデラックスホテルは設備も良く窓際で足元を見ると空中に浮かぶ感覚がする。
     ここでの朝食はパンやチーズなどの種類も多く、ゆったりとした気分になれた。
     2時間程でモノトーンの木組みの家が並ぶフロイデンベルグに着く。
     バスを降りて階段を登っていくと、玩具を並べたような灰色の家並が見えてきた。
     同じような向きにあるのも面白く落ち着いた雰囲気を感じさせる。一度消滅したが住民の力で復元されたとのこと。
     町なかを散策後、地下にあるスーパーに行く。以外に大きく見たことがない様な肉や魚も並んでいた。
     ケルンに到着し、大聖堂を仰ぐ。まずはその高さと教会の色合いに驚かされる。
     近づくとますます大きく、見上げても上は見えないほど。黒ずんだ建物の清掃も行われていた。
     中に入りその広さ、ステンドグラスの規模、美しさに感動する。
     散策後レストランで美味しいケーキと紅茶のティータイムを過ごし、空港へ向かう。
フロインベルグ  グロインゲルグ-2
  丘の上から見るモノトーンの家々               木組みの修復も行われていた
大聖堂  大聖堂-2
  ケルンの大聖堂。157mの高さに驚く            入口は修復されて綺麗になっている
聖堂   ライン川
外からは想像できないステンドグラスの色合いだった      ライン川とクルーズ船
豚のすね肉 ソーセージ
   豚のすね肉ロースト・シュヴァイネハクセ      ソーセージと酢キャベツ、ジャガイモは定番
コロッケ ケーキ
   ひき肉を包んだマウルタッシェン                アプリコットのケーキ

30(火) 成田15:20~16:40<>伊丹18:00
    今回は最後なので、18万円アップのプレミアムエコノミーにしたが、やはり往復とも快適で疲れを感じなかった。