天候に恵まれ3日間富士山を眺めながら歩く。
火山が多いこと、燧ケ岳方面が関東にも以外に近いことを実感できた。
戦場ケ原からの男体山。秋のカラマツも美しい 奥宮の男体山頂上(2484m)
帝釈から女峰山。尾根に唐沢小屋が見える 戦場ケ原を隔てて白根山。右下に湯ノ湖
山頂からの中禅寺湖。後方は皇海山 那須連峰や富士山、筑波山なども見えた
登山口になっている二荒山神社中宮 湯ノ湖の水を落とす湯滝。長さも音もダイナミック
9合目付近よりの白根山(2578m) 山頂から五色沼、女峰山、男体山
燧ケ岳、至仏山、武尊山も近い 山頂からの男体山と中禅寺湖
五色沼から見上げる荒々しい山頂 神秘さ漂う五色沼。対岸には熊の足跡が!
大洞からの黒檜山(1828m)
19日 片品の民宿から金精峠を越え、前にクロカンで来たことがある光徳牧場を見ながら志津小屋へ。
丸太作りの立派な小屋である。樹林帯のなだらかな道は7合目あたりから展望も開けてくる。
男体に対しての女峰山も鋭い頂きを見せている。
山頂には長い矛が逆立っていて、中禅寺湖は真下に大きく光っている。
展望も良く白根山、燧ケ岳や皇海山はじめ、富士山、八ケ岳連峰、筑波山までもに驚く。
下りは二荒山神社を目指すが、湖に落ちそうに感じるくらいの急な岩場の道が続く。
4合目で車道に出て少し歩き、また緩やかな山道を下ると登山口でもある神社に着く。
20日 丸沼高原の長いゴンドラで2000mまで上げてもらうが、一面霜柱の花が咲き手袋が要るくらい冷たい。
コースは山腹をまく緩やかなトラバース道で歩きやすい。森林限界になり燧ケ岳や武尊山も近くに見える。
ガレ場の急登を越すと山頂。火山らしく到る所にかつての噴火口があって独特の景観をなしている。
男体山と中禅寺湖を眺めながら、穏やかな日差しのなかでのお昼は最高である。
五色沼のほとりで寝転んで雲ひとつない青空を眺める。
弥陀ケ池からは滑りそうな道で、両側には5cmほどの霜柱がまだ立っていた。
21日 大沼(おの)の黒檜山北登山口は車道から一気に上がっていく。
所々にまだ真っ赤なもみじが残っていて、気持ちを和ませてくれる。
分岐からは枝を掻き分けながら進むが、平たい山頂は樹木もあり展望はもうひとつ。
行楽シーズンの日曜日とあって、大勢の人が次々に登ってくる。
下りは丸太の階段で掘れていて歩きにくいが、駒ケ岳からは小沼もよく見え気持ちいい道である。
鉄の階段と急なジグザグ道を下って大洞へ。赤城神社に山旅のお礼の参りをする。
コースタイム
18(木) 大阪10:12<JR>金沢12:55〜13:12<JR>越後湯沢16:15<バス>片品民宿
19(金)宿舎6:50<バス>志津乗越8.25…志津小屋8:30〜40…7合目10:05…2225地点11:10…山頂
12:00〜45…5合目13:25…4合目14:20…二荒山神社14:40<バス>湯滝、戦場ケ原<バス>宿舎
20(土) 宿舎6:50<バス>丸沼7:20<ゴンドラ>山頂駅7:45〜8:00…9合目9:45…山頂10:30〜50…
昼食10:55〜11:25…五色沼12:15〜35…弥陀ケ池12:55…菅沼駐車場14:30<バス>老神温泉
21(日)宿舎8:20<バス>黒檜山北登山口9:10…黒檜山10:30〜50…駒ケ岳11:30…昼食11:50〜12:20
…大洞駐車場12:35<バス>上毛高原16:16<JR>東京17:28〜46<JR>新大阪20:46
*新しく出来た片品の『花咲の湯』は露天風呂は勿論、眺望テラスやギャラリーもありお勧めの温泉です。