関西を代表する2つの迎賓館を訪ね、式年造替で美しく蘇った春日大社の参拝と国宝殿の見学ツアーに参加した。
近鉄奈良駅11:30の集合なので、その前の1時間半程、奈良公園あたりを散策した。
寒波襲来で覚悟を決めて出掛けたが、思いの外暖かな日差しで、鹿ものんびりして見えた。
ただ、東大寺付近はアジア系の人々とせんべいをねだる鹿たちでけたたましい。
大仏殿は諦めて、静かな二月堂、三月堂を巡る。ここは1週間後にはお水取りや若草山の山焼きで賑わいそうだ。
駅へ戻る時には広大な興福寺境内を抜ける。国宝館は休みになっていた。
集合後は歩いて菊水楼へ。門構え、玄関も立派だが、案内された館内も素晴らしい調度品が備えられている。
昼食は弁当形式で、見た目にも綺麗な季節の品が並び美味しく頂く。
その後は春日大社の一の鳥居をくぐり、灯籠が並ぶ参道から二の鳥居へ抜け、昨年の11月に行われた第60次式年
造替で朱色が蘇った本殿などを神職に説明を受けながら進む。万燈籠も藤浪之屋に再現されている。
国宝殿も10月にオープンし、国宝や重要文化財が数多く展示されていた。
ここからはタクシーで奈良ホテルへ移動する。
入口から玄関までのアプローチもすごいが、中に入ると100年余りの歴史を感じさせる物ばかりで圧倒させられる。
大安とあって結婚式が多く、かなりの人でゆっくりとすることも出来ないが、丁寧な説明をしてもらいながら館内を歩く。
アインシュタインが弾いたピアノや巨匠たちの名画、皇族が利用されただけあって、天皇が座られたソファーなど…
海外からの賓客も数多く宿泊したようだ。3月からは耐震補強のため段階ごとクローズになるとか。
最後にメインダイニングルーム三笠でフレンチディナーを堪能した。
暖かい公園でほっこりの鹿たち 東大寺・大仏殿
お水取りの二月堂 法華堂(三月堂)
興福寺・国宝館と五重塔。左奥は若草山 登録有形文化財の菊水楼
重厚感のある玄関 大広間の舞台
大広間にある床の間 弁当形式の昼食・これにご飯などが付く
春日大社・燈籠が並ぶ 若宮神社への参道
三千基あるという釣り燈籠 万燈籠の再現
春日神社御本殿 金色が年を経て緑色に
奈良ホテル・本館玄関 フロント脇の階段
鳥居とマントルピース。絵は松園の『花嫁』 二階の和風シャンデリア