ニュージーランドトレッキング   2002.2.1〜10

         ルートバーントラックとマウントックック

山仲間9名で、赤道を越え真夏のニュージーランドへ飛ぶ。
珍しい植物群のルートバーントラック、氷河上からのマウントクック、南十字星の輝きはやはり南半球のものだった。
ガイドのリズ・マクミランの流暢な日本語と笑顔も、NZの旅を最高のものにしてくれた。
           リリー マウントクックとマウントクックリリー

クイーンズタウン    デバイド峠
クイーンズタウンとワカティプ湖        ルートバーントラックの出発点 ディバイド峠
  ルートバーン
キーサミットよりクリスティーナ山(2300m)     マッケンジー小屋付近の銀ブナの森
セルター   フォール小屋
コニカルヒル手前のシェルター       ルートバーン・フォールズ小屋より
      ルートバーンー2ルートバーンロードエンド(出発点にもなる)

バンジー    商店
バンジージャンプも盛ん          マウントクックへの道筋の店。ハチミツも豊富にある
タスマン氷河  遊覧飛行
タズマン氷河下部をセスナ機から見る           タズマン氷河(標高2000m)に着陸
マウントクック クック
氷河からのマウントクック(3754m)          フッカー谷からのマウントクック
氷河湖 氷山
フッカー氷河先端の湖                   大きな塊が湖に浮んでいる
          クックー2ハミテージホテル前より。午後9時前

セフトン  クックー3
ミューラー小屋手前よりマウントセプトン(3151m)      フッカー谷とミューラー氷河
教会 プカキ湖
善き羊飼いの教会内部                   ミルキーブルーのテカポ湖

エーデルワイス スパニアード デージー
サウスアイランドエーデルワイス スパニアード  ラージマウンテンデージー(直径10cmほど)
リンドウ           羊
アルパインジェンシャン(りんどう) 人口1人あたり13頭の羊。鹿牧場もありこれが美味しい

1日 18:15 関空発
2日  9:05オークランド着〜12:50発クライストチャーチ着14:10(リズが迎えてくれる)〜14:40発
    クィーンズタウン着15:30<バス>ホテル         *17:30よりルートバーンの説明会
3日 7:00タウン発<バス>9:00テアナウ(休憩)〜11:20ディバイド峠…キーサミット…
    12:45〜13:30ハウデン小屋…15:45イヤーランド滝(80m)…17:40マッケンジー小屋  (13km)
4日 9:40小屋…11:10オーシャンピーク…13:15〜14:00ハリス小屋(シェルター)…15:40フォールズ小屋 (15km)
5日 9:30小屋…10:30〜11:10フラット小屋…13:30トレイルエンド<バス>グレノーキー<バス>クィーンズタウン(11km)
6日 8:30ホテル<バス>マウントクックビレッジ13:00              *氷河遊覧飛行
7日 9:30ホテル…11:30〜50シェルター…12:10〜13:10氷河湖…15:40ホテル  *星空ツアー
8日 9:00ホテル…10:45セアリータウン…12:00〜13:00ミューラー展望台…16:00ホテル
9日 11:00ホテル<バス>12:30テカポ湖<バス>16:30クライストチャーチ17:30発〜オークランド18:50着<バス>ホテル
10日 7:00ホテル<バス>7:30空港9:30発〜16:15関空着(日本時間)   時差4時間

入国 かなり厳重なチェックで、特に登山靴は開けて見せるよう言われる。汚れていると罰金とのこと。

ルートバーントラック
 前日の説明会でナイロン袋に入ったシーツとバスタオルを渡される。同行者は24名限定、ガイド5名。
 少しのアップダウンはあるものの全体に歩きやすい道で、展望のいい変化に富んだコースを歩く。(500〜1300m)
 森は、ブナとは言い難いような銀ブナ(シルバービーチ)を苔((サルオカゼ)が覆い、羊歯や地衣類も多く鬱蒼としている。
 落葉樹のリボンウッドという桜のような白い花も咲き、高山植物帯になるとりんどうやマウンテンディジー、コットンウッド、
 ヒービーなど変わった花もたくさん見られた。
 鳥も多く、黒いライフルメンが枝を飛び交いプッシュロビンが近寄ってきてカメラにポーズまでとる。
 小屋の設備は良く、シャワーもありゆったり寛げる。利用したのは民間だが公的な自炊可能の立派な小屋もある。(予約制)
 4日夜700mあたりから雪になったらしく山は白くなり、夏とはいえフィヨルドの厳しさを実感した。
 ガイドには日本語を話す人もいて、歩きながらや小屋でのスライドの説明など分かり易く楽しめた。
 朝・夕食はガイドが作るが、ランチはサンドウィッチなど好みに作って持って行く。お昼には温かい飲み物も用意される。
 最後の日には全員で写真を撮り、賑やかな夕食会の後完歩証をもらった。
 
マウントクック (アオラキ・空の雲)
 マウントクックビレッジは世界中からの観光客も多く、散策の道も整っていてそれぞれが楽しんでいる。
 3日に一度と言われるクックが4日間毎日見られ、すばらしい景観のなかを歩いた。
 ハミテージホテル10階、部屋の窓一杯にクックが広がり、最高の贅沢もさせてもらった。
 1日目はフッカー谷コース。(14km)
 2番目の吊り橋を渡るとクックが正面に見えてくる。白く輝く山々を眺めながら、なだらかな道を歩いていく。
 氷河の先端が見える湖でゆっくりランチを摂り、帰りには諦めていたマウントクックリリーにも会えた。
 谷に沿った道はディジーやブルーベルなど花々も多く、鳥の声も楽しいハイキングコースである。
 2日目はセアリーターンズからミューラー小屋を目指す。(12km)
 階段の厳しい登りが続くが上がると展望は抜群で、クックを始めとするサザンアルプスの山並みが広がる。
 小屋手前からはセプトンが迫り、雷のような雪崩の音がまじかにして、その落ちる様も見えた。
 雲海を抜けるとかなり暑くなり、日焼け止めとサングラスが手放せない。
 ターンズ辺りは地塘で、池に映る山とマウントクックリリーを眺めながら至福の時を過ごす。

*オプションの氷河遊覧飛行は40分で15000円と少し高いと思ったが、その値打ちは充分にある。
 純白の輝きのマウントタズマンの大迫力や不気味なクレパスの青い色、尾根に張りつく小屋など初めて見る世界だった。

*南十字星(サザンクロス)
 南の空にしっかりと輝いていた。一度は見たかった星座。オリオンも逆さで、三ツ星は鍋と呼ばれているとのこと。
 暗くなるのは、夏の今では9時半頃で、北島では少し早かった。