オプタテシケ山(2013m)〜美瑛岳(2052m)  2004.8.16〜17  

オプタテシケからトムラウシを見たかった。テント泊の荷は重かったが縦走路の一部を歩け念願が適う。
北海道の山はもう秋。コケモモ、クロマメノキ、ガンコウランも実を付け、エゾイソツツジは来年の準備も完了。

美瑛岳避難小屋 オプタテシケ山
美瑛富士と石垣山の鞍部にある美瑛富士避難小屋 ベベツから下って現れた大きな山・オプタテシケ
オプ山頂 トムラウシ
オプタテシケ山頂                 遥かなりトムラウシもここからは近い
縦走路 トムラウシ-2
トムラウシへの縦走路。途中1泊とのこと    旭岳方面のガスが上がってきた
旭岳  ニペソツ山
噴煙も見える旭岳と右が化雲岳        台形の山はニペソツ。オプタテシケと同じ標高
石狩岳  十勝岳
石狩岳方面。ニペソツとの間(右)に雌・雄阿寒が見えていた オプ山頂より美瑛岳・十勝岳
美瑛岳  美瑛山頂
オプの下りで上ホロカメットクと富良野岳      美瑛岳山頂。ガスで展望なし
美瑛岳-3 富良野岳
雲ノ平より美瑛岳を振り返る。左の尾根が登山道 十勝岳避難小屋(左)と富良野岳が見えてくる
十勝岳  美瑛富士
望岳台よりの十勝岳                美瑛富士(1888m)と美瑛岳
ラベンダー  美瑛の丘
ラベンダーと赤のサルビア           美瑛の丘。富良野からオプの山並みがよく見える
白ギキョウ  イワブクロ
テン場近くに咲いていた白のイワギキョウ      イワブクロもそろそろ終りの頃
イワギキョウ  エゾリンドウ
イワギキョウが至る所に咲いていた              エゾリンドウ
オヤマノリンドウ  シラタマノキ
ミヤマリンドウは色が濃い               シラタマノキも一面に
     
16日 十勝岳温泉から望岳台まで送ってもらう。雨が降り出し出発から雨具着用となる。
   十勝岳避難小屋下の分岐から美瑛岳方面へ向かう。雲ノ平付近にはリンドウ、キキョウ、イワブクロなど
   大きく濃い色の花が見られる。晴れていたら美瑛を見ながらのいい道だろうと思いながら歩いて行く。
   雪渓の下部のかなり掘られた所を鎖で下り上がる。ポンピ沢は水量は多くなく難なく渡れた。
   ここからの登り返しが一番辛かったが、美瑛への分岐からはまた少しのアップダウンとなって美瑛富士との
   鞍部に着く。ここは見渡す限りチングルマで花の時期を想像するとまた来てみたい所である。
   風雨も強く美瑛岳は明日にということでテント場へ直行する。
   なだらかな草原の中に避難小屋が建っていた。97年に立て替えられたきれいな小屋で、先客は外国の人が2人。
   雨は止みそうになく小屋に入ることになる。3パーティが来て16人になり一杯という感じだった。テントも3張。
17日 ガスはあるものの雨は止み薄日も差してきた。ガレ場を登り、石垣山を捲いてベベツ岳。登山道から少し外れた
   所に標識があるが、気付かず通り過ぎてしまうような山頂である。岩場を一旦下り草原状をしばらく行き、
   また登りにかかった所で、目の前に黒い大きな山が突然現れた。オプタテシケであった。大きく高い。
   アイヌ伝説の山らしい風格である。今日はサブザックだが、トムラウシへの縦走は荷も多く大変だろうと思う。
   山頂からの展望は抜群だが雌・雄阿寒まで見えることは珍しいとのこと。遠く来た甲斐があった。 
   下りは同じ道で避難小屋まで。岩場では時折ナキウサギの声が聞こえても姿を見せてくれない。
   小屋で荷物を纏めて出発するが、美瑛富士は時間がなくカットで美瑛岳への急斜面を登る。
   上 の方で十勝からの道と合流し岩場をトラバースしながら行くと美瑛岳山頂に着く。生憎ガスで何も見えない。
   下りもしばらくガレ場が続き注意しながら下っていく。ポンピ沢までは急降下で、荷が重いこともあり疲れる。
   冷たい沢で一休みして望岳台を目指すが、よく晴れたせいか展望はいいものの気温も高く暑い。
   観光客で賑わっているのが見えてもバスの待つゴールはなかなか遠かった。

コースタイム
16(月) 宿舎7:30<バス>望岳台(932m)8:10〜25…ポンピ沢10:50〜11:05…美瑛分岐13:00…テント場13:30 
17(火)テント場5:00…ベベツ岳6:00…オプタテシケ山7:10〜35…ベベツ岳(1860m)8:30…テント場9:25〜10:00
    美瑛分岐10:30…美瑛岳11:40〜12:10…分岐12:45…ポンピ沢13:35…望岳台15:35<バス>宿舎16:30