道東・秘境めぐり     2022.8.7~10

またまたコロナ禍での出発となってしまった。月末の予定が不催行となり、急遽変更する。
夏休みとお盆前とあって、空港も飛行機も子供連れが多い。
北海道は13回目だが、道東はまだの所が多く、納沙布岬や釧路湿原を楽しみに旅立つ。

7(日)関空12:30<>たんちょう釧路空港14:30<>裏摩周展望台16:40<>知床ウトロ温泉18:00
   関空発11時15分は機材遅れとかで12時過ぎにやっと機内へとなる。
   ここへ来るのもリムジンバスの減便でいつもと違い時間がかかったというのに。
   窓際の席だがすぐに雲の中で、釧路空港に着くまで、どこを飛んだのか分からずじまいだった。
   空港は小雨だったがしばらく走ると明るくなりバスの車窓からは北海道らしい風景が広がっていく。
   裏摩周湖の展望台までの1時間30分の間に、エゾシカが多数、タンチョウ、キタキツネ、オジロワシ
   など北国ならではの動物たちが見られた。
   車窓の両側はビート、ジャガイモ、肥料用のトウモロコシ畑で信号機なしの直線道路が5~10kmも続く。
   所々には防雪柵があり、風除けにもなっているとのこと。
   摩周湖の展望台からは、やはり霧の摩周湖らしい風景で、少し寒いくらいだった。
   知床への道では、斜里岳が優美な形で現れ、懐かしい気持ちになる。
   ホテルのバイキングはさすがに北の味が豊富で、温泉も合わせて満喫する。
ピーチ  摩周湖
初めてのピーチ。乗り心地は悪くない         摩周湖。第3展望台(裏)より
斜里岳  小麦ロール
車窓からの斜里岳(1547m)              刈り取られた金色の小麦ロール
8(月)ホテル8:00<>知床五湖8:40…展望台…9:40<>ウトロ港10:30<>14:30<>
   フレペの滝15:00…16:00<>屈斜路湖ホテル18:30
   部屋が明るくなり、慌てて起きるとまだ5時だった。北海道は1時間ほど夜明けが早いようだ。
   天気予報に反して青空が広がり、知床五湖の一湖のみ約2kmの散策をする。
   高架木道を連山や青い海などを眺めながらのんびりと歩く。エゾハルゼミの声が賑やかだ。
   港へ下って知床観光船で知床岬への往復となる。事故を思うと心が痛むが黙祷するのみ。
   大きい船で揺れもなく、連山や多くの滝いくつかの番屋などが見える。
   羅臼岳も大きくせまり半島の盟主の感じである。
   また五湖方面に戻りネイチャーガイドに案内されて、フレペの滝まで散策する。
   花や木の話などは楽しいがヒグマの生息地でもあり、散策路の通行止めもある様子。
   夕日に輝くオホーツク海を眺めながら、屈斜路湖へ向かう。
   湖畔のホテルは湖面も望め、新鮮な海の幸、お風呂も最高だった。
   ただ、20:30からの津別峠星空観賞は雨が降ってきて中止となる。
ナナカマド  一湖
もう秋を感じさせるナナカマド         知床五湖展望台より連山の硫黄岳(1562m)
一湖-2  エゾハルゼミ
空を映す一湖の水面                 エゾハルゼミ
オーロラ号  航路跡
3時間45分で巡る知床観光船             白波を蹴立てて走る
羅臼岳  カムイワッカの滝
2度登った羅臼岳(1161m)              カムイワッカ湯の滝
知床連山  知床岬
船からの知床連山                   知床岬。灯台が見える
フレペの滝  散策路
散策路よりフレペの滝                 観光船が白い波を立てて進む
9(火)ホテル8:00<>尾岱沼(オタイトウ)港10:20<>野付湾巡り<>野付半島・トドワラ散策12:00
   …昼食<>風蓮湖15:30<>納沙布岬16:30<>厚岸18:30<>釧路21:00
   ホテルを出発すると、左右は牧草地帯で乳牛がのんびりと食んでいるかと思うと
   原生林の中を30分ほど走っても家はなく、一本の道が続いていく北海道らしい風景である。
   尾岱沼で半島が長く伸びた野付湾を遊覧船で周遊する。
   途中にはぷかぷかと浮いたゴマフアザラシがいて、可愛いい顔でこちらをじっと見ている。
   バスでネイチャーセンターに戻り、ガイドさんの話を聞きながらトドワラを往復する。
   10年で150cmも沈下しているため、年々様子が変わっているとのこと。
   ここにもエゾシカの群れやオジロワシがいて、知床の山、国後島も見ることが出来た。
   昼食はセンターで海のルビーと言われる特産のシマエビ膳をいただく。
   本土最東端の納沙布岬への途中では、風蓮湖で季節外れの白鳥、つがいが2組と
   薄茶色の子供を連れたファミリーのタンチョウがいたりして予想外に楽しめた。
   納沙布岬では歯舞群島がすぐ近くに、国後島も形を変えて見え、領土問題を考えさせられる。
   釧路への途中、厚岸で名物のカキの夕食、雨の中のホテル着は21時となった。
野付観光船  アザラシ
野付湾遊覧船。救命胴着もつける          ゴマフアザラシが5,6頭浮かんでいた
トドワラ  トドワラー2
トドマツが枯れた原。遠くに立ち枯れが見える   右の建物まで歩いていく
野付半島  エゾシカ
トドワラにエゾシカの群。斜里、連山の遠望     食事に夢中のエゾシカ。毛並みが輝く
オジロワシ  ハマナス
トドワラの木にとまるオジロワシ(幼鳥)        いい香りのハマナス
風連湖   白鳥
汽水湖と湿原地帯の風蓮湖             白鳥4羽が1ケ月前からいるとのこと
納沙布岬  国後島
最東端の納沙布岬(146°)               国後島が微かに見えた
四島のかけ橋  炉端焼き
歯舞群島もすぐそこ。四島のかけ橋      厚岸で名物のカキを焼いて食べる。生もあり
10(水)ホテル8:45<>釧路湿原ビジターセンター9:40…10:50<>釧路市内11:30~12:30
   <>釧路空港13:00~14:00<>関空16:30
   最後の日になって雨の釧路。
   ビジターセンターでガイドさんから湿原の説明を受ける。
   日本で最初のラムサール条約登録湿地で1日では廻れない広さとのこと。
   内を汽車も走り、カヌーで巡る川、湖も多く、動植物が多数見られる様子。
   歩いている時にもエゾシカの群れがしきりに草を食べていた。
   見るのは可愛いが持て余しの動物らしい。
   空港に向かう途中でも、タンチョウが近くを飛んでいて、羽を広げた姿に感動した。
   帰りの飛行機は出発も到着も定刻だった。
釧路湿原  ガマ
ヨシ・スゲとミズゴケの釧路湿原            ガマが大きく,穂が美しい