引退登山に、八ケ岳で唯一残っていた白駒池から黒百合ヒュッテを通り渋の湯へ下るツアーに参加した。
登山初級だったのでトレーニングもして出掛けたが、杜撰な計画に振り回され、その反省もなく参加者に
責任を負わせるという始末で、残念で悔いが残る山旅となった。
21(土)新大阪6:57<>名古屋7:46~8:00(しなの)<>塩尻9:54<バス>夏草峠12:30…白駒池・青苔荘15:00
資料が速達で届いたのが4日前、さらに2日前にも集合時間が1時間以上早くなり手際の悪さを感じる。
急に寒くなる予報も出てバタバタと荷物の入れ替えをする。
土曜日のため電車も運休が多く、家を出たのは5時30分でオリオンが輝いていた。
大阪からは女性のみ13名で、驚いたのは名古屋から17名合流したことだった。募集は12名となっていたのに。
茅野で2名のガイドが乗り込み、携帯での苔の撮り方の講習が始まる。
夏草峠はかなりの寒さで、予定の丸山は荒れていて歩けないとのことで、苔を撮りながら2時間もかけて山荘着。
女性28名は3階の大部屋に押し込まれ、重い布団を二人で分け寒さで眠れない夜を過ごす。
麦草ヒュッテ コケ
コケ コケの胞子
白駒池よりニユウ 青苔荘
22(日)青苔荘7:00…ニユウ9:30~10:00…黒百合ヒュッテ11:50~12:20…渋の湯14:50<>
塩尻16:15~17:03<>名古屋19:19 <>新大阪20:27
眠れないままに4時からのオリオン座流星群を見るため、皆が起き出す。
少し下った所でしばらく空を見上げていたが寒くなり30分で小屋に戻るが星の輝きには圧倒された。
一部凍った白駒池を見ながら、ニユウへの登りになる。ぬかるんだ道や岩場もあり歩きにくい。
2班に分れていたが、30 名の大人数と他の登山者も多く、すれ違いにも時間がかかる。
ニユウの肩からは雪の富士山が見え大感激。天狗岳方面もすぐ近い。
山頂からは北アルプスなどの山々が望まれ、頑張った甲斐があったと思った。
ここからは黒百合ヒュッテを目指すが、アップダウンもありガイドに後続を待つよう指示される。
ヒュッテ到着は20分後で、名物のシチューを半分程食べて皆と一緒に出発する。
下りも思っていたより悪路で疲れたがようやく渋の湯に到着する。
茅野での入浴も出来ず塩尻へ向かうが、指定の列車にも間に合わず、1時間遅れの自由席では空席はない。
1時間程してデッキに座り込んでいたら、親切な人が席を譲ってくれて本当に助かった。
家に着いたのが21時50分で、予定より2時間も遅くなった。
旅行社から入浴と菓子代、指定料払い戻しなど返金はあったものの、足が揃わなかったとの弁に怒りを禁じ得ない。
時間設定、人数の設定など無茶苦茶だったにも係わらず参加者のせいにするのかと最後まで残念だった。
朝の白駒池 富士山
天狗岳 ニユウ山頂
山頂より北アルプス 黒百合ヒュッテ