アルプスの展望をと思って出掛けたが、今年の異常気象で山はまだ夏本番になってなかった。
それでも花たちは待ちかねたように、色とりどり可憐に咲いていた。
27(土) 新大阪<>名古屋<>塩尻<バス>とおみ駅818m<テレキャビン>アルプス平駅1515m…
白馬五竜高山植物園…白馬五竜岳1560m…地蔵ケルン1676m…平<テレキャビン>とおみ<>旅館
テレキャビンで上がったアルプス平は小雨。傘を差して園内を巡る。
花は下向きだが色は鮮やかさを増して楽しませてくれる。
圧巻はコマクサで斜面全体広がっている。珍しいヒマラヤの青いケシも花を付けていた。
ケルンのある地蔵の頭まで行ってみたが展望はなく、雲の切れ間に山が少し望めただけだった。
高山植物の専門植物園で9月くらいまで様々な花が咲き競うようだ。
ヒオウギアヤメ カライトソウ
青いケシ エーデルワイス
一面のコマクサ 白いコマクサ
イブキジャコウソウ シコタンソウ
シモツケソウ アカモノの実
28(日)旅館<>栂池高原駅839m<ゴンドラリフト>栂の森1560m…栂大門<ロープウェイ>自然園駅1829m
…栂池自然園(ミズバショウ湿原1860m・ワタスゲ湿原・浮島湿原・展望湿原2020m)自然園駅<>高原駅
今日は栂池自然園で5時間ほどの散策。
ミズバショウは終りヒオウギアヤメなどが咲いている湿原からスタートする。
しばらく行くと明るい湿原になりニッコウキスゲとコバイケイソウの花盛りである。
左に行った風穴付近は涼しく、久しく会わなかったキヌガサソウがあちこちに見られ感激する。
楠川を渡り、登っていくと展望湿原に到着する。たくさんの人が白馬の大雪渓を眺めながら休んでいいる。
ただ、残念ながら山頂付近はガスが抜けない。昼食後、10分ほど上った展望台も同じだった。
帰りはモウセン池や浮島湿原を巡る。時折雨もぱらついてきた。
栂池山荘で一休みして高原駅に戻る。
ワタスゲ湿原のニッコウキスゲ 鮮やかな黄色のニッコウキスゲ
コバイケイソウは当たり年とか 小さな花の集まり
自然園全景(赤い屋根が入口) 小蓮華山(2766m)が近い
展望湿原からの白馬大雪渓 雲が切れず山が見えない
小蓮華山を歩く人が見える 風穴の氷・10℃以下
雪田とハクサンコザクラの群落 浮島湿原の全景
ワタスゲ 雨の浮島
ベニバナイチヤクソウ エンレイソウ
珍しくなったキヌガサソウ 艶やかな花
クルマユリ ミゾホウズキ
シラネアオイ サンカヨウ
ミヤマキンポウゲ ミヤマホツツジ
チングルマ オオバヒョウタンボク
29(月) 旅館<>八方駅773m<ゴンドラリフト>うさぎ平1400m<クワッドリフト>黒菱平1680m<グラードクワッドリフト>
八方池山荘1830m…第2ケルン…第3ケルン2080m…八方池2005m…八方池山荘<>八方駅
旅館を雨具で出る。ゴンドラリフトは濡れないが、続く2つのリフトは雨をもろに受ける。
ただ足元は花畑でシモツケソウやオオバギボウシ、クガイソウ、ウツボグサなど足に触れそうなくらいである。
八方池山荘もきれいに建てかえられていた。ここからは木道で歩きやすく高山植物も多い。
八方ケルンを過ぎると池が見えてきた。一番の目的だった白馬の絶景が見れずに残念だが、池を廻って下っていく。
下る道にもハクサンコザクラ、マツムシソウ、タカネナデシコ、ウスユキソウ、アズマギク、ホタルブクロなども見られた。
ただ雨の中を軽装で登ってくる人が多く気になる。うさぎ平テラスで濡れた雨具を脱ぎ、温かいコーヒーで一息付く。
帰りはしっとりした岩岳温泉が心地よかった。
八方ケルン付近からの池 第3ケルンからの八方池