スペイン・ポルトガル  2010.3.14〜23  

前から行きたいと願っていたスペインとポルトガル、それぞれ2100kmと300kmのバスの旅。
世界遺産たっぷりと好天に恵まれた10日間はまだまだ思い出の中には入りそうにない。

14(日) 関空 14:15<>アムステルダム18:30〜20:30<>バルセロナ22:35  時差8時間
    空港近くのホテル着はもう15日になっており、それから荷物を整理したりして1時過ぎに横になったが
    眠れないまま朝を迎え、真っ赤な太陽が地中海から昇っていくのを窓から眺める。
15(月) ホテル9:00<>聖家族教会<>グエル公園<>音楽堂<>昼食13:00<>バレンシア18:30
    かつてのオリンピック村を見ながら天才建築家ガウディのサグラダ・ファミリア聖堂へ。
    高さ、大きさに圧倒されるが、中も外も至る所工事中で騒々しい。      
    2.5ユーロ払ったエレベーターは塔の中間までで、歩いて下りるのが大変だった。
    世界中からの観光客で賑っているが、派手な彫刻などにも惹かれるのだろうか?
    次のグエル公園は高台にあり遠足の子供たちで賑っていた。カサミラ、カサバトリョも良さがわからない。
    プラタナスの並木やコロンブスの塔のある付近のレストランで魚料理の昼食。
    2時すぎにバロセロナからバレンシアへ向かう。車窓からはオレンジ畑や青い地中海、古い水道橋が見える。
    夜は本場のバエリア料理。本場ということだったがまあまあの味。
ファミリア聖堂  バロセロナ
 ガウディのサグラダ・ファミリア聖堂          聖堂上部から見たバルセロナ
グエル公園  門衛館
 同じ世界遺産のグエル公園             中央広場のベンチから見下ろす門衛館
音楽堂  
 コンサートホールのカタルーニヤ音楽堂       大鍋で作られるシーフードパエリア
16(火) ホテル9:00<>市内11:00<>クエンカ13:30…昼食…16:00<>マドリッド18:00
    19日に最終日を迎える“火祭り”で町のなかは張り子の人形があちこちにあり人出も多い。
    かつての交易所、世界遺産のラ・ロンハやカテドラル、中央市場を見て回る。
    市場のなかは活気があり、日本で馴染みの品も多いが値段は驚くほど安い。
    その後、ぶどう畑(棚はない)が広がるなかを走り、崖の町クエンカへ。
    16世紀の修道院を改装したホテル・パラドールは急な坂の上にあって、室内は重厚感もあり
    静かな音楽が流れるなかの食事は美味しくゆったりとした気分に浸れた。
    ただ、飲み物は水でも3ユーロほどもするのが日本からするとなかなか馴染めない。
    宙づりの家やカテドラル付近を散策して、首都マドリッドへ向かう。
    この町では昼休みを2時間ほど取るシエスタが残っていて商店は閉まっていた。
火祭り  肉屋
バレンシアの火祭りの張り子の人形(19日に燃される)   市場の肉屋・イベリコ豚は高い
魚屋  果物屋
 様々な種類が並ぶ魚屋                大きいナッツやイチゴが山盛り
宙づりの家  オリーブ
 現在は美術館になっている宙づりの家         限りなく続くオリーブの木
17(水) ホテル9:00<>トレド10:00〜12:00<>マドリッド13:00<>プラド美術館・ソフィア王妃芸術センター・王宮
   スペインはウサギの肉が売られているくらいウサギが多いらしく、道の土手にも穴が見られる。
   町全体が世界遺産のトレドをまず対岸から眺める。天気が良すぎて眩しいくらいに光って見える。
   16世紀に首都がマドリッドに移るまで政治・経済の重要な拠点として繁栄し、そのままの姿が残っている。
   エレベーターでカテドラルの中に入り、宝物室の豪華さに目を見張る。
    コロンブスがアメリカから持ち帰った金も使われているとのことに、世界史が身近に感じられる。
   14世紀に建てられたサント・トメ教会にあるエル・グレコの傑作、“オルガス伯爵の埋葬”も忘れ難い画になった。
   緑の美しい、ことにマロニエの多いマドリッドに戻り、昼食は名物のタパスだったがとても美味しかった。
   15時30分から世界三大美術館のひとつであるプラド美術館へ。ベラスケス、ゴヤ、グレコなど短時間では
   見られないくらいの収蔵品の数々である。芸術センターに移動してピカソの“ゲルニカ”を見る。
   夕食を済ませライトアップされた王宮からホテルに戻ったのは21時過ぎになった。
トレド  トレドー2
   古都トレドの全景                タホ川(手前)に三方囲まれている
      カテドラル      プラド美術館
    スペイン・カトリックの総本山、カテドラル       名画の宝庫・プラド美術館
18(木) ホテル8:00<>ラ・マンチャ(コンスエグラ)9:30〜10:00<>コルドバ14:00〜18:00<>グラナダ20:00
    マドリッドから平原を走っていくと丘の尾根にそって風車がならんで見える。
    丘の上は風もあり、風車も意外に大きくてドン・キホーテが突進したという話にも頷ける。
    ここから南へ向かい、10世紀にイスラム文化が栄えたコルドバへ。
    ローマ橋を渡って昼食後、ユダヤ人街の花の小道を歩いてメスキータ内に入る。
    モスクの中は外の日差しから遮られてひんやりと涼しく、円柱の紅白に目を奪われる。
    馬蹄形のアーチが幾何学模様に並んで美しい。天井のアラベスク模様にも異国を感じる。
    後にはカトリック教徒によって改造されたとのことで教会の様式もある。
    ホテルはグラナダ市内から宮殿がある丘の上にあり、落ち着いた部屋は今回一番よかった。
風車  メスキータ
 丘の上にある11基の風車と古城           オレンジの中庭からのメスキータ
円柱      花の小道
 850本の円柱がある内部                   塔が見える花の小道
19(金) ホテル8:30…アルハンブラ宮殿11:30<>ミハス13:00〜15:30<>セビージャ18:30<>
    フラメンコショー19:00〜21:30<>ホテル22:00
    朝、鳥の鳴き声で目が覚める。今回の旅行で一番期待していたアルハンブラ宮殿へは歩いて5分ほどの所。
    水の宮殿とも言われるヘネラリフェはシュラネバダ山脈の雪解け水を利用した水路や噴水が残されている。
    坂をはさんだ宮殿の全景がよく見える。一旦下ってナルス朝宮殿から見学する。
    イスラムの文化が散りばめられ、色といい文様といいこれを作った人々に感心するのみ。荒れ果てた宮殿が作家に
    よって甦り、世界の人が訪れていることにも感慨を覚える。時間が許せばもう少しこのなかに留まっていたかった。
    美人のガイドさんの説明もアルハンブラが好きだという想いが伝わって嬉しかった。     
    地中海を望むミハスは白壁の町で輝く太陽も眩しかった。小さい町だが闘牛場もあり花で飾られた通りに心も和む。
    昼食・散策後はアンダルシアの中心都市セビージャへ。ホテル到着後すぐにフラメンコディナーショーへ出掛ける。
    ギタ-、歌手、手拍子に合わせて踊り手が激しく踊る。連続にも関わらず最後まですっきりした顔はさすがと感心した。
宮殿  庭園
  夏の宮殿から見るアルハンブラ宮殿          ヘネラリフェの噴水と庭園
     池       二姉妹の間
      コマレスの塔が水に映る             華やかな飾りの円柱
ザクロ   鐘乳石
 床にはザクロの模様が敷き詰めてある         天井の鍾乳石飾りが美しい
天井   扉
 天井に至るまで細やかな彫刻が            扉に彫られた文様の緻密さ
サウナ  アルバイシン
   王の浴場・サウナ                  城壁越しに見るアルバイシン
桜  ミハス
 満開のヤマザクラが美しい                 白壁の町・ミハス
小道  フラメンコ
  絵でお馴染みの風景                情熱的なフラメンコショー
20(土) ホテル8:30<>カテドラル<>エヴォラ14:00〜16:30観光歴史地区<>リスボン18:30<>
    ファドディナーショー20:00〜22:00<>ホテル22:40
    かつてのユダヤ人居住区を通って行くが、カテドラルは10時からとのことで外観のみ。
    サン・ピエトロ、セント・ポール寺院に次ぐ規模の内部を見たかった。
    11時45分にポルトガルへ入るがEUのため国境はなくあっけなく通り過ぎてしまう。
    車窓も緑が多くなりコルクカシの樹が両側に並ぶ。8年に1回皮を剥ぐそうだ。土産品にもコルク製が多かった。
    カテドラルには天正遺欧少年使節の二人が弾いたパイプオルガンが残っているとのこと。
    この国は家のルーツ(?)でもあり、日本語として使われている言葉が220以上もあるように懐かしさを覚える。
    トレドのタホ川がテージョ川となって大西洋へ注ぐが、架かっているヴァスコ・ダ・ガマ橋は車で8分も掛かる。
    ホテルで休憩してファドショーへ。こじんまりした店で夕食後に始まった。
    5人の歌やダンスの後男女が一人づつギターラに合わせて切々と歌い、歌詞が分からなくても通じる想いがした。
カテドラルー2  カテドラルー3
  スペイン最大のカテドラル           モスクとキリスト教の塔が融合したヒラルダの塔
国境      エヴォラ
 今は何もないホルトガルとの国境             石畳が美しいエヴォラの広場
カテドラル  ファド
 400年前使節も訪れたカテドラル              哀愁のファドショー
21(日)  ホテル9:00<>ロカ岬10:00〜11:00<>シントラ宮12:00〜13:30<>リスボン・昼食14:00<>ベレンの塔・
     モニュメント・ジェロニモス修道院15:00〜17:30<>夕食18:00…ホテル20:00
     午前中はリスボン観光の予定だったが、マラソン大会が行われるとのことで先にロカ岬の方へ向かう。
     村を過ぎ少し上がった所に赤い灯台が見えてきて大陸の最西端になる。先端には『ここに地果て、海始まる』と
     カモンイスが詠んだ石碑が建っている。やはり風が強く気温も少し低いが、黄色い花も一面に咲いている。
     名前を花文字で書き、ロウ印が押してある最西端到達証明書をもらう。
     シントラ山系の緑のなかに建てられたシントラ宮はかつての王の夏の離宮だったとのこと。
     モザイク模様にアラブを、調度品に中国をと、かつてのポルトガルの栄華の跡が感じられる。
     レストランのイワシのグリルは脂がのっていてオリーブオイルの香りと共に皆に好評だった。
     マラソンの後片付けに忙しい人々の脇を通って、修道院などを見て回る。
     インド航路を発見したヴァスコ・ダ・ガマの棺も安置されている。
     ガイドさんの薦めで伝統菓子パステル・デ・ナタを1837年創業の店で頂く。かなりの人気店らしく皆並んでいた。
     夕食はアンコウのリゾットで、その後近くのスーパーをぶらぶらしてホテルへ戻る。
ロカ岬  大西洋
   ユーラシア大陸最西端・ロカ岬            穏やかに広がる大西洋
    シントラ宮       謁見所
      シントラ宮・台所の二本煙突             少年使節を謁見した場所
調度品ー1   調度品ー2
  螺鈿飾りの豪華な調度品                タンスを思わせる調度品
ベレンの塔   発見の塔
 テージョ川の公女と呼ばれたベレンの塔      日本発見の年号もある発見のモニュメント
修道院  修道院ー2
 ジェロニモス修道院の前庭              大航海時代の栄華を反映している
修道院ー3  回廊
 大きい柱とヤシの木のモチーフの天井          回廊の緻密な彫刻
22(月) ホテル6:20<>空港8:20<>アムステルダム12:20〜1720
23(火) 関空12:30