3度目のスイスだが夏は初めて。白い山並みと緑の斜面、高山植物に期待して今回も
妹と出掛けたが、懐かしいハイジの風景に出会え美味しい空気も存分に味わった。
8(日) 関空 23:40 時差5時間
9(月) ドバイ4:00<>チューリッヒ 13:20<>マイエンフェルト<>サンモリッツ19:30
ドバイまで1時間ほど早く着いたが、機内が寒くて薄い毛布では風邪を引きそうだった。
空港は広く設備も整っている。飲み物が安く1ドルで500mℓが3本も買える。
チューリッヒ空港から1時間30分ほどでハイジの村・マイエンフェルトに着く。
古い町並みを通り過ぎてハイジの泉へ。ここからハイジハウスへだらだらと上って行く。
左右の花のなかに野生のシクラメンが咲いていてびっくりする。
博物館の前には大きなリンデンバウムが花をびっしり付けていた。
夕方、サンモリッツ湖畔のホテルに着く。
四つ星ホテルは食事の時も薄暗く、入浴中にお湯が出なくなり、他の人も大変だった様子。
到るところにロレックスの時計 ハイジの村・マイエンフェルト
10(火) ホテル8:00<>ティラノ<>サンモリッツ<>ディアボレッツア<>展望台<>ビアンコ<>サンモリッツ
ティラノまではヘアピンカーブが続くと聞いて薬も飲んでいたのだが、体調を崩してしまった。
ベルリナ特急は360度回転するループ橋を始めヨーロッパ最高地点(2252m)の駅など見所が多い。
429mのティラノから最高地点へジグザグに上っていく。そこからはサンモリッツの1822mへと下る。
レストランでの昼食後、またディアボレッツアへ戻り、ロープウェイで3000mの展望台に上がる。
氷河湖を眺めながら上がった所からはピッツベルリナ(4049m)をはじめとする山々が見渡せ、
ペルス氷河もすぐ下を流れている。岩肌には可愛い植物たちも花を咲かせている。
午前中行けなかったラーゴ・ビアンコ“白い湖”に戻り湖畔の散策。ただ工事中の土砂で濁っていた。
ベルリナ線・オープンループ橋 ベルリナアルプス。ピッツベルリナは右
11(水) ホテル8:40…駅<>アンデルマット<>フルカ峠<>テーシュ<>ツェルマット…ホテル19:00
絶景列車・氷河特急パノラマ車両でアンデルマットへ。左右にはスイスらしい風景がどこまでも
続いていく。4人掛けでテーブルがあり、食事時には広がってクロスなどセッティングされる。
列車からバスに乗り換えヨーロッパの分水嶺として有名な2431mのフルカ峠へ。そこから少し下って
展望台へ。入場料を払ってローヌ氷河の中へ入りグレッシャーブルーの青と冷たさを体験する。
ここからはテーシュ目指して下っていくが、この急勾配を自転車で上っていく人の多いこと。
どういう行程なのか聞いてみたい気がする。
ツェルマットはバスが入れないため電車に乗換えて行く。
標高1620mにある村だが駅前も大勢の人で賑わい、家の窓はすべて花で飾られている。
嬉しいことに入れた部屋から大きいマッターホルンが見え大感激。
氷河特急内の昼食 ローヌ氷河の末端に入れる
ツェルマット駅 夕刻のマッターホルン・ベランダより
12(木) ホテル8:10…駅<>ゴルナードグラード展望台<>ローテンボーデン…リッフェルベルグ
<>ツェルマット…ホテル…<>スネガ<>ブラウヘルト…スネガ<>…ホテル18:30
5時に起きた早朝のマッターホルンは生憎見えず、登山電車もガスの中を上っていった。
ゴルナードグラードに着く頃、突然左右に山がそそり立ち歓声が上がる。
展望台からは四角錐のマッターホルンが大きく、モンテローザの近さにも感動する。
真っ青な空に見渡す限りの山々と氷河、時間を忘れて立ち尽くす。
観光客が多く、記念撮影用のセントバーナード犬は少々お疲れの様子。
一駅乗ってお花畑のハイキングが始まる。足元の花と景色を楽しむのに忙しい。
逆さマッターホルンは三つ目の池でやっと見ることが出来た。
昼食後は自由時間になったので少し歩いて、尾根にあるヘルンリ小屋など双眼鏡で眺めて遊ぶ。
ホテルに戻って3時からまた出掛ける。ブラウヘルトから花々、特にエーデルワイスを探しながら
下ったがとうとう見つからなかった。ただ山々の眺めとマーモットが出て来てくれたのに救われる。
しかし、スネガのレストランに山から採ってきたと思われるエーデルワイスがあり残念に思った。
展望台からのマッターホルン(4478m) モンテローザ(4634m)も目前に
ゴルナー氷河も迫力で迫る リンプフイッシュホルン(4199m)
オーバーロートホルン方面 羊の群れが草原を移動する
名物のブラートブルスト デザートも美味しい
斜面をアプト式登山電車が登っていく ブラウヘルトから花畑を下っていく
13(金) ホテル7:30…駅<>テーシュ<>シャモニー(展望台)<>ベルン<>インターラーケン20:00
テーシュからシャモニーへ。昼食後、エギューユ・デュ・ミディ乗り場へ行くと閑散としている。
今回もロープウェイは風のため終日中止とのこと。街の方はいい天気なのに…
前回も行ったプレヴァンへと変更になったが、展望もきかず風も強いため早々に下る。
インターラーケンへ向かう途中、首都のベルンへ1時間ほど立ち寄る。
少し雨模様だったが、500年前に出来たというアーケードに助けられる。
カラクリ時計、泉のデザイン、古い家並みなど世界遺産の町らしい雰囲気が漂う。
クマ園もバラ園も雨でゆっくり見れなかった。
ベルンの旧市街・時計塔 クラム通りにあるアインシュタインの家
14(土) ホテル8:00<>オスト<>グリンデルワルト<>メンリッヒェン…クライネシャイデック<>
ユングフラウヨッホ<>クライネシャイデック<>ラウターブルンネン<>オスト18:00
ホテルは街中にあり夜遅くまで賑やかだった。オストから登山鉄道でグリンデルワルトへ。ここから
グルントまで乗り、ロープウェイでメンリッヒェンに上がる。寒さと風雨が強く雨具で出発する。
クライネシャイデックまで花と景色を楽しみながらのハイキングである。なだらかな道で花が途切れなく続く。
30分程でガスも上がり、薄日も差して巨大なアイガーも姿を現してくる。
クライネシャイデックからはユングフラウなども見え出し期待が膨らむ。
ユングフラウ鉄道に乗り、広がる牧草地や迫ってくる氷河にも圧倒される。
アイガーに掘られた窓からも雄大な景色が望まれた。今回がすべて一番よく見えた。
ヨッホ駅はユングフラウ鉄道全線開通100周年記念のイベントがあったりして大変な賑わいである。
3571mのスフィンクステラスからの眺め、雪原からのメンヒとユングフラウは感動的である。
記念のスタンプを押したり、ハガキを日本型のポストに投函したり記念品を買ったりと忙しい。
帰りはクライネシャイデックで乗換えてヴェンゲン、ラウターブルンネン経由でオストに戻る。
スイス最後の夜はミートフォンジュだったが、チーズより食べやすく美味しかった。
メンリッヒェンからのグリンデルワルド クライネシャイデックが見えてきた
クライネシャイデックからのアイガー 昼食・ジャムがかけてある
電車からユングフラウ(4158m) アイスメーアからシュレックホルン
ヨッホからのメンヒ(4107m) ユングフラウ。尾根に小屋が見える
全長22kmのアレッチ氷河が眼下に ヴェンゲンから崖上の町ミューレン
15(日)ホテル7:30<>シュテッヘルベルグ<>ミューレン<>アルメントフーベル
<>シュテッヘルベルグ<> チューリッヒ15:35<>ドバイ23:40
ホテルからバス、ロープウェイに乗ってミューレンへ。町中を少し歩いて9時のケーブルカーで上がる。
ここにはフラワートレイルがあるのだが、風雨が強く先に美味しいシナモンロールと紅茶を頂く。
しばらくするとまわりの山々も見え出しトレイルを歩く。エーデルワイスもここでやっと見られた。
ミューレンの乗り場には今井通子さんたちの登攀用具が展示されていて昔の厳しさが感じられる。
ユングフラウも少しだけ見え出し最後までいいことが続いた。
16(月) ドバイ3:00<>関空17:10
“高貴な白” エーデルワイス ゲンティアナ・アカウリス
三名花のアルペンローゼ ロータス・アルピナス
リナリア・アルピナ ゲンティアナ・ウェルナ
シレネ・ディオイカ ベンケイソウ
タマシャジン(まじょんぐのつめ) サクラソウ
アンティリス・ウルネラリア リンドウ
ワスレナグサ モス・キャンピオン
ジャコウソウ アルペン・マーガレット