千葉の息子宅訪問のついでに初めて丹沢を歩いた。
この時期の富士、この場所からの眺めはすばらしく、シーズン前の静かな尾根歩きが楽しめた。
蛭ケ岳(1673m)より富士山、檜洞丸
塔ノ岳の尊仏山荘。夜景も1000万ドル 塔ノ岳より不動ノ峰、蛭ケ岳(左)
新宿の高層群の後に筑波山。右手には大島も浮んでいた 薄く光りを帯びてきた山中湖方面(5.40)
まだ雪の白根三山、荒川、塩見岳なども望めた 日高付近より塔ノ岳(1491m)と山荘
丹沢山(1567m)山頂
丹沢山からの縦走路と蛭ケ岳(右奥) 棚沢ノ頭付近より蛭ケ岳
山荘は見えるがまだアップダウンが続く 蛭ケ岳山荘。今日はまだひっそりしていた
姫次からの富士山
塔ノ岳手前でじっと見ていた。何か欲しかったのかも… 姫次付近で出会ったキクザキイチゲ。15輪ほど
5日 バス終点の大倉にはレストハウスなどがあって登山者で賑わう様子も感じられるが、尾根道の茶屋や
山の家はまだ閉まっていた。時間的にも登っていく人はなく、たまに下ってくる人とすれ違うのみ。
気温も高くなり汗が流れるが、駒止茶屋からは両側に三の塔や富士山が見え出し展望を楽しみながら登っていく。
急な所は木の階段になって歩きにくいが、自然破壊防止のためには仕方ない。
広い山頂の塔ノ岳に着き、長い裾を引く白い富士山や南アルプスの山々、蛭ケ岳などゆっくり眺める。
小屋の人によると、今日のようにきれいに見える富士山は珍しいとか。いい時に登れたことに感謝する。
泊りは3人のみで、夕、朝とも富士山を眺めながらの贅沢な食事になった。水が無いのが辛いが…
尊仏山荘のトイレは今日から水洗(バイオ)になったということで、初めて使わせてもらった。(木の香がいい)
6日 寝たままで見えていた星たちが輝きをなくした頃空が赤みを帯びだす。朝もまたあちこち眺めるのに忙しい。
丹沢への道はまだ長い霜柱を崩しながら行く。鹿たちは朝の食事中らしく警戒しながらこちらを見ている。
富士山は今日も美しい姿だが、蛭ケ岳への道はアップダウンも多く崩壊場所もあり注意しながら進む。
棚沢ノ頭付近、そのまま進むのがもったいないくらいの展望で蛭ケ岳山荘からの人としばしおしゃべり。
蛭ケ岳では元気なワンちゃんに迎えられ、誰もいない静かな山頂もすばらしい眺望で迎えてくれた。
ここからも急な下りの階段が続き、崩壊とその手当てがなされている様に山を守る大変さがわかる。
明るく開けた姫次で一休みするが、カラマツはまだ芽吹いていなかった。
八丁坂ノ頭からまたどんどんと下りていき、ようやく歩き易くなったころ舗装道路に出た。
バスの時間を確かめてから諏訪神社で顔を洗ったりしたが、バス停前の鶴屋旅館で入浴出来る(500円)
のを後で知り残念。ここからバスを乗り継ぎ橋本から京王線で新宿へ。
コースタイム
5(金) 新大阪7:56<JR>小田原10:19〜24<小田急>渋沢10:45〜50<バス>大倉11:05〜50
…一本松12:30…花立14:10…塔ノ岳14:50(山荘泊)
6(土) 山荘6:45…丹沢山7:35〜45…蛭ケ岳9:15〜25…姫次10:40〜50…八丁坂ノ頭11:05…登山口12:05…
東野バス停12:40〜13:31<バス>三ケ木14:10〜14:15<バス>橋本15:00