東日本大震災が起こって1週間余り、心苦しいなかでトルコへの旅行となる。
トルコでも半旗が掲げられて日本との友好が感じられた。
ツアーで問題になっている店巡りはシステムのこともあり、自分も楽しんだということだと思う。
19(土) 23:30 関空発
20(日) 5:30 イスタンブール着 (時差7時間)
7:00 バスに乗り込みマルマラ海沿いを西に走る。
12:30 イワシ料理の昼食後ダーダネルス海峡をフェリーで チャナッカレに渡りトロイを目指す。
13:30 紀元前3000年からローマ時代に亘る都市の跡を見て回る。イーリアスとシュリーマンはよく
耳にしていたが、説明を受けても話が壮大すぎてなかなか理解できない。
遺跡跡はかなり広く、観光用に作られた木馬だけが現実味を帯びる。
14:30 車窓からアンズ、アーモンド、オリーブ畑を眺めながら、エーゲ海沿いのリゾートアイワルクに着く。
ホテルのすぐ前はエーゲ海でギリシャの島も近くに見える。
1871年シュリーマンが発掘したトロイの遺跡 9層になっている都市遺跡
トロイ戦争の木馬、200人程が入っていたという 遺跡に咲くアーモンドの花
21(月) 7:30 地中海に沿って走り古代都市遺跡のエフェソスへ。
11:00 今は比較的観光客は少ないようだがドイツからの人たちが多く、遺跡巡りを楽しんでいた。
ここは世界遺産ではないが、大理石で出来た像、柱、神殿跡など輝かしい日々が感じられる。
音響効果抜群の大劇場やクレオパトラも歩いた道など今でも使われることなど興味深い。
13:00 肉の竹串焼き(チョプシシ)の昼食後,ファッションショーで盛り上げて売りにかかる革製品の店に寄る。
手持ちがなく買わないと決めていたにもかかわらず、出る時は店の袋を提げていた。
17:00 前方に白い丘を見ながら古代ローマの温泉保養地であるパムッカレへ。
エフェソス遺跡 ヘラクレスの門付近
トラヤヌスの泉 ハドリアヌス神殿
左右に遺跡がならぶクレテス通り 2階建てのファサードがあるケルスス図書館
パン売りのおじさん。1ケ1TL(約60円) チョプ・シシ
22(火) 8:00 世界遺産パムッカレの観光。トルコ語で『綿の城』という意味とのこと。
白い石灰棚に青い水を想像していたが、あまり温泉水はなく遊歩道も一部になっている。
それよりも、丘の上にあるヒエラポリスの方が見応えがある。
紀元前2世紀に造られたというローマ劇場は今でも使えそうな感じである。
時間がなくゆっくりと歩けなかったのが残念だった。
9:00 標高1300mほどを走っていくと平原の右手には雪山が現われてくる。
途中田舎のレストランでトルコ風ピザを食べるが、皮は薄くてミンチが乗り美味しかった。
15:00 シルクロードの終点であるコンヤに着き、メヴラーナ博物館へ。雪がちらつき少し寒い。
イスラム教団の霊廟で中には棺が並んでいる。旋回舞踏(セマー)の人形を使った展示室もある。
ホテルはデラックスホテルだが町から離れていて、周りには草原しかない。
世界遺産のバムッカレ・石灰棚 温泉水が溜まった池が連なる
遺跡の中に入れる温泉プール 怖いくらいの傾斜がある円形劇場
コンヤのメヴラーナ博物館 飲み物といえばチャイ(2〜3TL)
23(水)7:30 アナトリア高原を走る。広い草原が続き左右には羊、山羊などしか見えない。
10:45 カッパドキアに着くが標高が高いためかなり寒い。
最初は岩窟教会跡のギョレメ野外博物館へ。迫害に遭いながらも信仰を貫いた人たちの思いが伝わる。
ウチヒサルの岩窟ホテルやパシャバーのきのこの奇岩にはやはり感動する
火山によって作られた自然というものの、広さ、さまざまな形の岩に圧倒される。
それをまた利用して生活してきた人々にも感服し、トルコを代表する観光地だと納得する。
午後はトルコ石店で素晴らしい細工物を見て回り目の保養をさせてもらう。
テレビにも出たという民家の訪問では素晴らしい絨毯があり、菓子とチャイの接待まで受ける。
ここにも小さいが織り機があって織り方を披露してくれた。
17:00 夕日を眺められるローズバレーは生憎曇りで、ワインの乾杯だけに終る。
カッパドキア・ギョレメ野外博物館 岩窟教会の間から上がる気球
『ウルルン滞在記』にも出たという民家 30人程は入れる民家の応接間
パシャバー・きのこの岩 トルコ絨毯店の織り子さんたち
24(木) 8:00 トルコ絨毯の専門店で流暢な日本語と笑いを取るパフォーマンスにすっかりはまってしまう。
孫の代まで、着払いOKに釣られてとうとう買ってしまった。
10:00 カイマクルの地下都市は8階まであるそうだが入れるのは4階まで。狭い通路を屈みこみながら80mまで下る。
張り巡らされた迷路の中に2万人が住んでいたとのこと。人々はどんな暮らしをしていたのかと思う。
昼食後通った鳩の谷付近にはシルクロードの道が草の中に残っていた。
15:00 イスタンブールへ戻るため、カイセリから国内線に乗る。
17:00 空からのイスタンブールは赤い屋根がきれいに並び整った都市の感じだったが、街なかに入った途端
大渋滞でホテル着はかなり遅くなった。
カイマクル地下都市の昔の入口 ウチヒサル・鳩の谷
餃子に似たマントゥ 道路脇に咲いていたアネモネ
25(金) 8:30 スレイマニエモスクからブルーモスクに入る。今日は金曜日で礼拝が11時から行われるため観光客が多い。
イスラム教の寺院で6本のミナレットを持ちイスタンブールの象徴でもある。
5000人が入れるという礼拝堂はさすがに広く、壁のイズニックタイルも見飽きないくらいに美しい。
10:30 スルタンの居城であったトプカプ宮殿も広く、宝物館やハレムは見応えのある物ばかりである。
一面ブルーのタイルには様々な模様が描かれ、螺鈿のドアは素晴らしいの一言だった。
数多くの店が並ぶグランドバザールを歩き、海岸べりで昼食後ボスボラス海峡のクルーズに出掛ける。
海からのモスクや要塞はまた違った感じだが、狭い海峡はかなり揺れる。
上陸後は香辛料の市場、エジプシャンバザールをぶらつく。
20:00 最後の夕食の後、空港へ。
23:55 直行便で帰国の途へ。
ステンドグラスが輝くブルーモスク内 青主体のイズニックタイルが美しい
礼拝の前に手足などを清める所 近くにあるアヤソフィア博物館
スルタンアフメット・ジャーミィ オスマン朝スルタンの居城トプカプ宮殿
議事堂 ハレム内の見事なイズニックタイル装飾
宮殿からボスボラス海峡を望む イェニ・ジャーミィとガラタ橋。下はサバサンド屋
ボスボラス大橋でアジアに繋がる アジア側のウスクダラ付近
中東最大といわれるグランドバザール 中の天井も美しい
エジプシャンバザールの店 干した果物などが軒先に下がる
ドネル・ケバプ(回転焼肉) 松の実ピラフ・ケバブ・ボレキ
26(土) 関空 17:55