栂海新道(朝日岳〜糸井川)    2002.8.8〜11  

1993年9月、白馬岳からの朝日岳山頂で出会った大学生のパーティが栂海新道を下ると言っていた。
それから9年、栂海山荘利用でやっと思いがかなった。『さわがに山岳会』の方々に感謝するのみである。
いつもより若手が多い8名(2:6)のメンバーが大汗をかきながら日本海を目指した。

白高地沢  朝日岳山頂
白高地沢に掛かる仮橋                          朝日岳山頂(2418m)
白馬岳  雪倉山
夕暮れの白馬岳                          小屋から雪倉岳が大きい
吹上げのコル  朝日小屋
吹上のコル。縦走路には同じような標識がある        朝日への登りからの朝日小屋
照葉の池   妙高山
照葉ノ池と朝日岳                         妙高方面がシルエットで浮ぶ
朝日岳-2 縦走路   
長栂山より朝日、白馬方面                    これからの縦走路。最高点の犬ケ岳右下に小屋が見える  
文子の池   黒岩平
可愛いい文子ノ池                       黒岩山(1623m)より黒岩平を振り返る      
縦走路  栂海山荘  
犬ケ岳(1593m)よりサワガニ山(1612m)への縦走路         真下に栂海山荘とヘリポート
栂海山荘  白鳥小屋
昨年、増築された栂海山荘                       展望台のある白鳥小屋
登山口  親不知海岸
『犬ケ岳、朝日岳を経て槍穂連峰に至る』と書いてある         やっと辿りついた親不知の海岸
マツムシソウ  ヒオウギアヤメ
マツムシソウが今盛り、山はもう秋              アヤメ平のヒオウギアヤメは終りかけ

8日 いつもの急行きたぐにだが、明日からの体調を考え今回は寝台車にした。
9日 糸魚川からすぐにタクシーで蓮華温泉へ。温泉ロッジの前から兵馬ノ平へ下りていく。
    シモツケソウなど見ながら木道を歩き瀬戸川橋を渡る。ひょうたん池を過ぎると白高地沢に入る。
    急登のカモシカ坂を上がると展望も開けてきて花園三角点に着く。
    ここからは高山植物がたくさんで、五輪ノ森、八兵衛平はまさにお花畑である。
    一面のハクサンコザクラやヒオウギアヤメに見とれ、リュウキンカ、シナノキンバイ、ハクサンイチゲに
    カライトソウ、そしてマツムシソウが盛りである。
    栂海新道の基点である吹上ノコルは風が通り休むと寒いほど。
    ガレた道をひと登りで懐かしい朝日岳の山頂に着いた。
    残念ながらガスで何も見えず、小屋へ下っていく。
    小屋の雰囲気は変わっていたが、雪倉岳は同じで大きかった。
10日 弁当にするつもりだったが、連絡不足で朝食を食べてからの出発となった。
    ただ、温かいみそ汁など食べられて、この方が良かったかも。
    朝日岳への道からは日本海や剣岳も見え、展望の後はいよいよ下っていく。
    コルから岩を越して栂海新道に入る。 照葉ノ池を右下に見て進むと正面には火打山などが望める。
    長栂山からは今日の泊りの栂海山荘も見えるが、稜線は延々続いている。
    湿原状のアヤメ平も黒岩平も花は終りで、期待のヒオウギアヤメも少しだけだった。
    黒岩平の湧き水の美味しかったこと。晴天で気温が高く一番のごちそうである。
    黒岩山の手前で小滝へのエスケープルートを見る。
    縦走路は良く刈り取ってあり迷うこともなく歩き易い。毎年手入れをされる方たちの大変さを思う。
    アップダウンが多くなり稜線上は暑く疲れも増してくるがサワガニ山を越すと待望の北又の水場である。
    5分ほど下って冷たい水を飲み明日の分まで汲んでいくが、犬ケ岳までの3つのピークはこたえる。
    犬ケ岳から眼下の栂海山荘へ。きれいな小屋で毛布も使わせてもらう。(毛布代200円+気持代)
    トイレは空中トイレになっていて以外と使い易い。
    誰もいなかった小屋もだんだんと増え18名ほどになったが、2階の増築でゆっくり出来る。   
    朝日岳、剣岳、雨飾、妙高、長い能登半島が望まれ、糸魚川の町の灯もだんだんと輝いてくる。
11日 いよいよ日本海への日。すぐに急な下りなので足元が明るくなってから出発する。
    黄蓮の水場はあまり出ていないとの情報もあり通過する。足場もあまり良くないようだ。
    この鞍部にはブナの大木のなかにテント場があり、気持ち良く寝れそうだ。
    菊石山からまた急登で、アップダウンを繰り返してやっと白鳥山に着く。
    白く塗られた小屋で中もきれいに使われていた。
    ここからもどんどん下っていくが、楽しみのシキ割の水場も少しの流れでコップで喉を潤すほど。
    金時坂の急な下りを過ぎると坂田峠で林道を横切る。昔からの道で石仏が奉ってある。
    長い尻高山を登って下るとまた林道の横切りで、照りつける太陽が恨めしい。
    ビール、スイカ、かき氷、日本海へのダイブ…下りた後の楽しみだけが皆の口から出る。
    入道山からは青い海を見ながらラストの下りで、電車の音も聞こえてきて期待が脹らむ。
    ホテルからの音楽と共に、ゲートをくぐって長い長い栂海新道が終った。
    ビールの乾杯の後、親不知の海岸へ下りていく。
    青い日本海が広がり、靴を脱いで海に入る。やはり波は荒く本当のダイブになってしまった。
    ひすいの湯でさっぱりし、夢がかなった幸せを味わう。

コースタイム
8(木) 大阪23:26
9(金) 糸魚川5:26<タクシー>蓮華温泉6:40〜55…兵馬ノ平7:40…瀬戸川橋8:10…白高地沢9:15〜30…花園
     三角点10:40〜11:05…青ザク11:40…五輪森12:20…吹上ノコル13:20…朝日岳14:00…朝日小屋14:50
10(土) 小屋5:30…朝日岳6:25…コル7:00…長栂山7:30…黒岩平9:00…黒岩山9:35〜55…文子ノ池10:20…
     サワガニ山11:05…北又ノ水場11:45〜12:15…犬ケ岳12:50…栂海山荘13:10
11(日) 山荘4:45…黄蓮山5:40…菊石山6:25…白鳥山8:20〜45…シキ割9:35…坂田峠10:35…尻高山11:15…
     二本松峠11:55…入道山12:15…登山口13:00〜50<タクシー>ひすいの湯14:15〜16:25<バス>糸魚川
     16:50〜17:40<JR>金沢<JR>大阪22:35