剣山(1955m)〜三嶺(1893m)   2003.5.23〜25

明石海峡大橋と大鳴門橋を渡ると四国は以外と近かった。
剣山から三嶺へは距離より笹のブッシュに悩まされる縦走路である。

剣山頂   剣山頂−2
山頂の宝蔵石と頂上ヒュッテ            山頂から山の連なりが幾重にも見える
剣山頂-3  次郎笈
山頂にある観測所。青い屋根はヒュッテ      剣山頂より次郎笈(1929m)
剣山   丸石避難小屋
次郎笈より剣山                 丸石避難小屋。奥祖谷かずら橋への分岐にある
笹原   ミツバツツジ
縦走路はほぼ笹原の道                ミツバツツジのトンネルが続く
三嶺  三嶺頂上
三嶺がやっと近づく。いったん下って登り返す    岩場を越すと山頂に出る
三嶺山頂-2 三嶺山頂
山頂からの下り。ヒュッテも見える      なだらかな草原状から振り返る三嶺山頂(徳島県側)
高越山   三角点
弘法大師像もある高越山(こうつざん)山頂    一等三角点は100mほど離れた林の中
かずら橋  かずら橋
祖谷川に掛かる重要有形民族文化財のかずら橋    通行料は500円。揺れもなく歩き易い

23日 吉野川沿いの貞光町から国道はくねくねになり、両側に山が迫って人家は中腹にまで上がっている。
   見の越に着いた途端大粒の雨になり、リフト乗場でしばらく待つ。(1420〜1750mを約15分で上がる)
   晴れ間も出て西島から次郎笈へ向かうが、またガスと雷も鳴ってきたため剣山、ヒュッテへ直行する。
   なだらかな山頂はミヤマクマザサ(シコクザサ)におおわれている。
   ヒュッテにはお風呂まであり驚かされた。行場に咲くというキレンゲショウマは2ヶ月ほど早いようだ。 
24日 ご来光を剣山で迎え次郎笈へ。分岐に荷を置いてピストンするが、次郎笈からの剣山もなかなかである。
   シコクミツバツツジが至る所に咲いていて、木々の若葉も一段と美しく見える。
   尾根上の道はだいたい笹原を抜けて行くが、高ノ瀬から白髪避難小屋あたりまではブッシュになり
   前が見えず手探り状態で進む。石ころの段差やササも滑り易く気が抜けず体力を使う。
   小屋前で早めの昼食を済ませ、いよいよ三嶺を目指す。
   山の斜面はツツジのピンクで彩られ、カッコウなどの声も賑やかで初夏の感である。
   1720mのピークから鞍部まで下りまた登り返す。ここから岩場もあり鎖が付けられている。
   思ったより早く山頂に着くが、剣山方面もぼんやりしか見えなかった。
   下っていく笹原には池もあり、傍に大きい三嶺ヒュッテが建っている。
   バスの待つ平尾谷の登山口までは急な下りだが、ササで見えないよりましと思ったりもした。
    頃までの林道は落石などで荒れていてかなり時間が掛かった。
25日 朝食前にかずら橋に行く。5時から通れるそうで折角なので渡ってみる。
   観光用に安全第一でしっかり作ってあり、野趣味には欠ける。
   またバスで吉野川沿いに走り船窪つつじ公園へ移動する。天然記念物に指定されているつつじはほぼ終っていた。
   この上が高越山で高越寺の山門をくぐって山頂へ。三角点はお宮の裏にひっそりとあった。
   帰りは渋滞もなく予定より早く帰阪出来た。

コースタイム
23(金)大阪8:00<バス>見の越12:50〜13:20<リフト>西島13:40…剣山14:30…ヒュッテ14:40
24(土)宿舎5:00…次郎笈6:00…丸石7:00…高ノ瀬8:30…白髪避難小屋10:25〜50…三嶺12:50…名頃登山口15:00<バス>祖谷かずら橋17:00
25(日)宿舎8:00<バス>船窪つつじ公園10:30〜11:00…高越山12:30…公園13:30<バス>吹子温泉<バス>大阪20:30