横山岳(1132m)・土蔵岳(1008m)  2003.3.1〜2

雪の山はもう無理と思いながら、2月の野坂岳、比良山に続いての雪山歩き。
土蔵岳は雪がないと行きにくい山とのことで、隠れ宿の魅力にも惹かれて参加した。

横山山頂  横山-2
横山岳山頂の展望台はほぼ埋まっていた    “横山岳”の標識も低くなっている
土蔵岳-1  土蔵岳-2
土蔵への雪の斜面をラッセル、トレースは全くない 春を迎える木々が青空に眩しい
土蔵岳-3   土蔵岳-4
ここにも春の訪れがあった            たおやかな土蔵岳、でも遠くてしんどい山
土蔵岳-5  土蔵岳-6
やっと目の前に、左に廻って尾根を行く  赤い字で土蔵岳と彫ってある。雪が多いのか高い所に
           土蔵岳-7ブナ林を行くカラフルなメンバー                      

冠山 三周ケ岳
屹立した冠山が青をバックに輝いている       三周ケ岳(?)が一段と白い
金糞岳  横山岳
金糞岳も大きい、山頂あたりはまだ白い        前日の横山岳もずっと見えていた

1日 コエチ谷林道入口で雪山の身支度を整えて出発する。林道終点の斜面にカモシカが1頭いた。
   鳥越のコルに出て三高尾根を登っていくが、最初から急登が続く。
   700m付近から雪道になり交代でラッセルしながら進む。場所に依っては膝までもぐる所もあり、
   先頭になると大汗をかきながら道を作っていく。だんだんと風も強く冷たくなり視界も悪くなる。
   通常の倍かかってやっと山頂着。展望台が埋まっているのに驚く。麓では暖冬だと言っていたのに…
   往復ともつぼ足で、ワカンもアイゼンも着けなかった。天候のせいか登山者は他にはいない。
   下りは快調に飛ばしたが、これが良くなかったようで、1人がコルの手前で足を挫いてしまった。
   手当てなどをして、ストックでゆっくり下りてもらう。
   宿舎は山菜料理で有名な宿で、辛口の美味しい酒も疲れをとってくれた。
2日 バス停から延々とコンクリートの道を歩く。バイパス道路から分かれて登谷に沿った林道を行く。
   終点で川を渡った後、滑る急斜面を木に掴まりながら登っていく。
   尾根に出てやっと一息、ここからは雪でまたラッセルが始まる。ここも柔らかい。
   旧八草峠でワカンを付けるが藪が時々あり歩きにくい。岐阜と滋賀の県境をずっと歩くことになる。
   交代のラッセルは厳しいが、青空が眩しく春の準備をしている山は気持ちがいい。
   誰もいないと思ってか、キツネ(テン?)が雪面を走っていく。
   5時間掛かってやっと山頂着。ブナ林を持つなだらかなやさしい感じの山である。
   金糞岳がすぐ近くで、遠くに三角形の冠山が白い。北に見えるもっと白いのは三周ケ岳か?と思うが…
   下りは快適で、景色を楽しみながら下りていく。時々大穴に足を取られる人がいてスコップが活躍した。
    バス停に着いた時は出発してから10時間が経っていた。

コースタイム   
1日(土) 大阪6:35<JR>米原乗換え・木之本9:01<タクシー>コエチ谷林道入口9:30〜45…鳥越のコル10:30…
      横山岳13:00〜50…鳥越のコル15:00〜30…林道終点17:00<車>宿舎17:15
2日(日) 宿舎7:30…杉野バス停7:41<バス>金居原7:47…登谷林道入口8:05…林道終点9:05…旧八草峠10:10
     …937mのピーク12:15…土蔵岳13:15〜45…旧八草峠15:55…林道終点16:45…金居原バス停17:55
     <タクシー>木之本18:20〜19:12<JR>大阪21:05

2/23 比良山
権現山  霧氷
権現山                             ホッケ山付近
霧氷-2    
蓬莱山手前