第15話 偶像
ホラーを追って西の管轄に入ったが、逃げられてしまった鋼牙。
ホラーを退治するのが目的なのだから西も東も関係ないと、鋼牙は主張するけれど、管轄の
境界を越えることは、魔戒騎士にとっては御法度らしいですね。

一方、カオルは、父親のことを何か知っているかも知れない造形家を訪ねるんだけど、彼は
ホラーに憑依されていた、と。
で、殺されそうになるカオル。
そこへ助けにやってきたのは、今回は鋼牙じゃなくて、零でした。
工場のキャットウォークで、カオルを羽交い締めにしたホラーと対峙する零。
いきなりホラーがカオルを抱え上げ、手すりから下に投げ落とした。
さすがの零も助けられないっ!
と、思ったとき、飛び込んできてカオルを抱き留めた鋼牙。
くぅーっ、おいしいとこ、持ってきますねぃ。やっぱりヒーローだし。
だけど、その後は、鋼牙くん、今回は零に花を持たせてやるって感じで、彼の戦いぶりを
見守っておりますね。
無事ホラーをやっつけた時の、「よくやった」的表情が印象的でした。

で、鋼牙とカオルを残して去っていく零。

「俺、名前は零だけど、ゼロだけど、ちゃんとここにいるから」

その背中が切なかったです。

それにしても、今回グロかった。さすが深夜枠だっただけありますねぃ。
そして、カメラアングルも独特でした。
好き嫌いの分かれるお話だったかも。

今回のツボな台詞:「一度も二度も同じだ!」
 ホラー狩りへの情熱と言うよりは、もう、はっきりと、カオルを守るための掟破りなのでした。





























第14話 悪夢
零の悲しい過去が明らかに。
養父と恋人を殺したのがガロの称号をもつ者なのではないかと疑い、それで鋼牙を殺そうと
してたわけですね。

それなのに、東の番犬所に呼び出された零は、ホラーが大量発生するから鋼牙と協力して
それを退治しろと命じられる。
協力して戦う証として、ザルバとシルバを交換するっていうのは、ちょっと楽しかったかも。

で、ゲートまで並んで歩くふたり。
魔戒騎士って、基本的に移動手段は徒歩なんですねぃ。

後半のシーンは、かなり迫力ありましたですね。ま、ヨロイだったわけなんだけど。
零も魔戒馬持ってたのね。
シルバーとブルーで、ちょっとおされ。
そういえば、零は魔導火もブルーだったね。

ずっと前からアヤシイとは思っていたけど、今回の話で、番犬所の三神官、ますますもって
アヤシイです。
悪者のにおいがぷんぷんしてきました。

後半戦突入と言うことだからでしょうか、オープニングとエンディングが変わりましたね。





























第13話 約束
もう折り返し地点なんですねぃ。

今回はこれまでのおさらい。総集編。
ザルバが出ずっぱり、というか、しゃべりっぱなしです。
牙狼の世界をざざっと説明してくれているので、入門編としてもよいかも知れませぬ。

前半でだいたい説明して、後半は黄金騎士のバトルシーンダイジェスト。
ヨロイ後にはあんまり興味がないといいながらも、やっぱりかっちょえーなー。
ラストにはちゃんと鋼牙も登場しました。

改めて思うに、ザルバ=影山ヒロノブ氏でよかったですぅ。
ほかの声は考えられません。

余談ですが。
次回の予告編を聞いていると、つい、頭の中で

「何?教頭? どうなってんだ、鋼牙」

って変換しちゃうんですけど。
正しくは「共闘」。





























第12話 大河
鋼牙の少年時代のお話。
鋼牙は、父・大河と共に、修行の旅に出てるわけですね。
で、その途中、鋼牙は、通りすがりのおじちゃんから手作りのカエルのおもちゃをもらいます。
いかにも善良そうなそのおじちゃん、実はホラーでした。
でも、幼い鋼牙にはそれがわからず、おじちゃんを斬ろうとする父からかばおうとする。
で、ホラーを退治した後、父に殴られちゃってます。
でも、とっとと行っちゃう父を追いかけていって、手をつなぐ少年鋼牙。けなげです。

どうやら、親子は帰宅する途中だったようです。
屋敷では、ゴンザさん(若い!)がお掃除中。そこへ帰ってきた親子。
「ゴンザ、今帰った」と、大河。
いったいどれくらいお留守だったんでしょうかね。

その後、大河は、かつて弟子であり友であったバラゴとの対決に向かいます。
森の中で向かい合う大河と、変わり果てた姿のバラゴ。
・・・って、元々どんな姿だったのか、知らんのですがね、ワタシは。
明らかに人間じゃなくなってるカンジです。でも、強いんです。
大河、苦戦の末、牙狼剣もはじき飛ばされてしまいます。
父のピンチに、草むらから戦いの様子を見守っていた少年鋼牙、思わず飛び出していって
牙狼剣を持ち上げようとするんだけど、未熟な鋼牙ではぴくりとも動かすことができない
のです。
大河にとどめを刺そうとしていたバラゴが、そんな鋼牙に気づいて、今度は彼の方に
向かってくる。
あわや、というところで、大河がふたりの間に入り、バラゴの突き出した手が、大河の体を
突き抜けます。痛そうです〜。
大河は、最後の力を振り絞って、バラゴの顔を切りつけ、バラゴは退散。
大河も力尽きて倒れてしまいました。
泣いて父の体に取りすがる少年鋼牙。
で、大河はザルバを通して、息子に最後の言葉を伝えるわけです。

「守りし者となれ。そして、強くなれ」と。

あぅ〜。もう、この時、涙で画面が霞んでましたです。

で、牙狼剣なんだけど、どうやっても持ち上がらないんで、ゴンザさんがクレーンで吊り上げ
作戦を考えたわけですが、それも途中で鎖が切れ、落ちた弾みで地面に突き刺さって
しまった牙狼剣。

少年鋼牙が修行を重ね、成長していくシーンが感動的です。
そして、ついにその手でエクスカリバー、じゃなくて牙狼剣を引き抜く日が。

鋼牙くん、足、長すぎですから!
もう、この1ショットで、激しくヨロめいてしまったよ。

大河が死んだとき、確かに鎧は解除していたのに牙狼剣だけがそのままだったのは
何故でしょう。
とか、バラゴってホラーなの?(この謎は後で解明されるんだけど、正直、よく理解できて
いないワタシ・・・)
とか、魔界では大河はホラーに食い殺されたっていうもっぱらの噂だけど、食い殺された
ワケじゃないよね。
とか、まぁ、よくわかんないところもあったんだけど、なにしろ、大河=渡辺裕之氏が渋くて
かっちょいいのですよぅ。
鎧の召還ポーズなんかも、大人というか、貫禄というか。
ほれぼれしちゃいます。

あ、そういえば、大河の黄金騎士は目が赤いんですねぃ。
鋼牙くんは緑だけど。
同じ黄金騎士でも、人によって色が違うのかな。

父の死に様が話題になる度に、ムキになってた鋼牙。
その理由が、ちょっとわかりましたですね。





























第11話 遊戯
今回のホラーは、川平慈英氏。
いつも、何気にゲストがゴーカですね。

TVのクイズ番組に出場できることになったカオル。
ホントは鋼牙と一緒に出たかったらしいけど。

出ないよね〜。彼のキャラ考えたら、絶っ対出ないと思うよ。

・・・冴島さんちって、テレビあるんですかね。
ゴンザさんは件のクイズ番組を知っていたみたいだから、あるんでしょうね。
夜、ゴンザさんがカオルと一緒に見てる図ってのは、何となく想像できたりして。

あんまり冷たく拒絶されたカオルは、つい
「いいよ、零くんに頼むから。零くんは優しいから」って言っちゃう。

(いつから「零くん」なんて親しげに呼ぶようになったんでせうかね?)

その途端、鋼牙ってば
「邪魔だ! あっち行け!」って。
絶対、ジェラシーだよね、これって。
・・・っと、変なところでニヤニヤしちゃったり。

で、ちょっとブルーなカオル。今回は川平ホラーを呼び寄せちゃったようです。
彼とのゲームに負けて、魂を奪われてしまいます。
カオルのピンチを知って駆けつける鋼牙は、その途中で零と鉢合わせドン。
一触即発なふたり。

ここでちょっと気になることが。
零が鋼牙のことを、

「恨みを晴らすことに必死で、自分が恨みを買われてることに
気づかない愚かな黄金騎士」

って言うんだよね。
でも、それを言うなら、

自分が恨みを買ってる

じゃ、ないかなぁ。
日本語って、むずかすぃ〜。

いや、もう、今回はですねぃ、川平ホラーとの戦いなんか、どーでもいいっ。(すんません)

カオルの魂を彼女の肉体に返す鋼牙。

これに尽きますね。ドキドキしましたよぅ。
魂が戻ったばかりでへろへろしているカオル。彼女の腰に腕を回して階段に座らせる
鋼牙の仕草がなんともいいですぅ。
階段に並んで腰掛けるふたり。

「ごめん」 とカオル。
たぶん、へろへろしちゃっててすまないってことだと思うんだけど、その時の鋼牙の、ちょっと
困ったような顔がいいのよ〜。
「謝らなくちゃいけないのは、自分の方なのに」
とか、思ってるんでしょうかね。
シリーズを通しての、ベストシーンのひとつですね、間違いなく。





























第10話 人形
今回のホラーはピエロ(に憑依しているのか?)。彼の赤い鼻を見た人間は、建前をかなぐり
捨て、本音をさらけ出し、互いに殺し合う。
で、死んだ人間食らうという、何とも気味の悪いヤツ。
まぁ、人間が皆、本音だけでいると殺し合うかどうか、けっこう無理矢理なカンジもしちゃう
んだけどね。

で、悪夢にうなされて飛び起きたカオル。
そのベッドサイドに、なぜか鋼牙が立ってる。
それにまたびっくりして声を上げるカオル。
「なんだ、ホラーでも現れたか」って、とってつけたような鋼牙の台詞に、笑っちゃいました。
うら若き乙女の寝室に忍び込んだんでしょうか?(笑)

東の番犬所に姿を現した零。
前回、魔戒騎士同士で争ってはいけないという掟を破って、かなり本気モードでケンカ
しちゃった鋼牙と零。ふたりとも1日ずつ命を剥奪されちゃいます。
番犬所って、魔戒騎士の命まで握ってるのね。こわいわぁ。

カオル、今回は遊園地で着ぐるみのバイトしてますが、そこの上司に、着せ替えごっこ
させられてます。
安っぽいピンクのドレスにティアラ、というお姫様スタイル。
ホラーの赤い鼻を見ちゃって、本音をさらけ出してます。
「金よこせ、金!」
って、上司の胸ぐらつかんで凄むカオル。
う、すごいなぁ・・・。カオルの本音って、それですか・・・。

今回の話は、あんまり好きじゃないかなぁ。
ただ、またしても鋼牙にお姫様抱っこされるカオル。今回はまさにホントの「お姫様」だし。
うらやますぃ〜。

それから、零が「俺の目的は黄金騎士を抹殺すること」って言ってましたね。
黄金騎士に深〜い恨みがあるもようです。





























第9話 試練
カオルは、とある幼稚園の壁に描かれた絵の修復を依頼される。
その絵は、カオルの父親が描いたものだった。
カオルの記憶に残っている父親は、家族のことなど顧みず、自分の絵のことしか考えて
いなかった。だから、最初はその絵に対しても、反発していたんだけれど、父の真意を知る
ために、修復を引き受ける。
で、最後には埋もれていた記憶がよみがえり、その絵が、父が母に残した最高の愛情表現
だったことを知るわけです。

一方、鋼牙は、内なる影と対決することに。それは黄金騎士の姿をしていた。
それを倒すことが出来れば、「轟天」を召還できるようになるという。
しかし、鋼牙は、相手の間合いに入ることが出来ず、苦戦。
で、ゴンザさんから渡されたのが、冴島家に代々伝わる宝剣で、ソウルメタルではなく
ただの鉄でできた剣。鋼牙の父も、その剣で同じ試練を乗り越えたそうで。
で、鋼牙もまた、がんばって試練を乗り越える、と。

鋼牙とカオル、それぞれが試練を乗り越えていく様子が、同時進行で語られていて、
わかりやすかったですねぃ。

絵の修復を終えて、ご機嫌なカオル。
片手に紙袋。フランスパンとセロリらしきものが顔をのぞかせている。
で、携帯でゴンザさんに
「今日はいいことがあったから、手料理をごちそうする」
と。

危うし、ゴンザ!

と、そこへ救いの神、じゃなくて、ホラー出現。
これがでかいんだ。すっごく堅いし。

危うし、カオル。

そこへ、試練を乗り越えた鋼牙が。
鎧を召還したものの、とにかくでかくて、堅い。牙狼剣が効かない。
で、轟天を召還。

馬です。黄金のウマー!
かっちょいいです。蹄で火花散るし。
BGMがこれまたかっちょいいのです。歌つきー!
影山ヒロノブ氏のウター!
ビリビリしびれちゃいました。

で、轟天のパワーで、牙狼剣が巨大な牙狼斬馬剣に。
あれほど堅かったホラーも、ずばっと斬り捨てご免。

後半、シビレまくったワケですが、最後の極めつけ。
バトルの後、カオルに歩み寄る鋼牙。
彼女のアゴに指やって、くっと上向かせて、何するのかと思ったら、

「おまえ、今日はいい顔つきしてるな」
って。

あへ〜〜〜っ、と崩れ落ちたワタシなのでした。




























第8話 指輪
今回ホラーに取り憑かれるのは、バー「ディープブルー」の女性バーテンダーの美理。
ピアニスト志望だった恋人が、目の前で踏切に飛び込んで自殺。
それがトラウマになっちゃったんでしょうか。
指のきれいな人を見つけては殺し、一本ずつ指を切り取って、自宅の冷蔵庫に保管している。
ホラーに取り憑かれる前から、十分ホラーだと思うぞ。

で、カオルはといえば、そんなホラーな女性のいるバーに来ているわけです。
カオルが浴びた血のにおいに誘われてホラーが集まってくるっていうことだったけど、どっちか
っていうと、カオルがホラーに吸い寄せられてるよね、いつも。

最初見始めた頃、この8話だけ録画し損ねて見ていなかったんだけど、その後再び録画する
チャンスがあって、見ることができたわけです。
よかったよ〜、見ておいて。
というのも、このエピソード、後半のお話の伏線になってるから。

ホラーの血の影響なのか、カオルは思うように絵が描けなくなっているらしい。そのせいで
鋼牙と口論。
そんなふたりの仲裁をしようと、紅茶を入れてくれたゴンザさん。
それなのに、ふたりから「うるさい!」って怒鳴られて、いじけちゃうゴンザさんがかわいい。

今回のツボな台詞:零の「おねえさん、クリームソーダひとつ」
へろっと笑っちゃいました。零は未成年ですからね。





























第7話 銀牙
零はなぜか鋼牙に敵意を抱いているようだが、鋼牙にはまるで心当たりがない。
彼は西の管轄に属しているらしいのだけれど、身元は謎のまま。

鋼牙はカオルを浄化するために必要な、バランカスの実を入手するよう、ゴンザさんに
命じる。
でも、浄化するのは、どうやらむずかしいことのようで。

零は鋼牙のホームグラウンドで、鋼牙のお仕事を横取りして挑発してくる。

ケーキカフェでバイトを始めたカオル。そこへ零がやってくる。
彼は桁外れの甘党くんなのだった。
テーブルいっぱいに並んだケーキを片っ端から平らげちゃった。
で、カオルが「血に染まりし者」だってことに気づいて、彼女を殺そうとする。

仕事を終えて通用口に出てくるカオル。その路地で零が待ち伏せていた。
彼は両手に剣を持ち(零は二刀流)、殺気をみなぎらせてカオルに向かってくる。
剣の切っ先が路地の壁にこすれて火花が散ってるのが、かっちょいいだすね。
カオルを追いつめる零。ふと気配を感じて視線をあげたとき、ふたりの間に鋼牙が
降り立った。

鋼牙さん、あなたいったいどこから降って来たんですかー。

いや、しかし、めちゃくちゃかっこいいんだけどね。

しばし、にらみ合う鋼牙と零。
でも、いきなり零は殺気を消し、にこっと笑うと、剣を収めて去っていくのだった。

で、鋼牙はカオルをゴンザさんに託し、荒れ果てた元酒場のような場所へやってくる。
ここって、後で零がねぐらにしていたところですかね?

ともかくも、そこにはすでに零がいて、鋼牙が来るのを待っていたわけです。
ってことは、ふたりはここで待ち合わせ?
いったい、いつ打ち合わせたんでしょうか。
先刻、路地でにらみ合ってた時に、ピピッとテレパシーか何かで・・・?

ま、いいや。

とにかく、ここで零がカオルの運命を語るわけです。
血に染まりし者は100日目にものすごく悲惨な死に方をする、と。
それを知りながら、彼女を生かしておくのは何故か、と鋼牙に詰め寄る。
まさかホラー狩りの餌として利用しているんじゃないだろうな、ガロの称号が聞いて
あきれるぜ、となじられても、動じなかった鋼牙だけど、
「そんなんじゃ、親子そろってロクなくたばり方しないぞ」
って言われて、ぷつっと切れましたね。

で、バトル突入。
このシーン、数あるバトルシーンの中でもダントツにかっちょいいと思うんですけど。
鋼牙の美しい回し蹴りが零のあごにクリーンヒットした時にゃ、もう、ワタシ、骨抜きの
ぐにゃぐにゃ状態でした。

この後、ふたりは夜まで戦ってたんですかね。
ホラー出現の時刻になっちゃいましたが、ホラー退治そっちのけでケンカしてます。
「ちょっとあんたたち、まじめにやりなさいよっ」
って、ホラーの声が聞こえてきそうです。
仕方なく、ふたりは鎧を召還し、ホラーをあっという間にやっつけ、まだ時間があるってんで、
今度は鎧つけたまま、ケンカ再開。
ビル壊しまくってます。
鎧のタイムリミットが来て、ようやく、ふたりとも疲労困憊で、今回はこれまで。

30分番組だってことを忘れちゃうくらい、豪勢な内容でした。

あ、鎧召還のタイムリミット、99.9秒については、「心滅」の回までずっと誤解してました、
ワタシ。
99.9秒経過すると、自動的に鎧解除になっちゃうのかと思ってたら、違ったんですね。





























第6話 美貌
墓場でホラーと格闘中の鋼牙くん、背後に気配を感じ、振り向き様に飛んできたものを
キャッチした。
破邪の剣。それは、魔戒騎士にしか扱えない小さな剣だった。
それを投げたのは、誰なのか。

傷ついた手の平からぼたぼたと血を垂らしながら帰宅した鋼牙。
「リバートラの刻(とき)」というお薬らしきものをのみ、魔導火でぼわっと消毒。
そんなこととは知らず、カオルは傷を消毒するため、どこぞからウィスキーを持ってきて
口に含む。
ブワーっと鋼牙の傷に吹きかけようとして、狙いがはずれ、なぜかゴンザさんの顔面を直撃。
(ま、これは、鋼牙がよけたせいなんだけどね。)笑えました。

公園でちんぴらに絡まれたカオル。
それを助けに入った謎の青年。彼も魔戒騎士だという。
破邪の剣を投げたのは彼だった、と。
涼邑零(すずむられい)と名乗った、その青年の目的とは?

零の登場ですね〜。
普段軟派なのに、いざという時にはものすごく強いっていう設定は、嫌いじゃないんだけど、
初めて見た時、ベビーフェイスな零は、ワタシ的には、いまひとつ生理的にダメでした。
芝居もちょっと、ね。
彼も、回を重ねるごとに段々上手になってきたし、たくましくもなってきて、ワタシの印象も
ずいぶんと変わっていくんだけどね。





























第5話 月光
ゴンザさん、妙ちきりんなポーズで、カオルの絵のモデルやらされてます。
カオルは家賃を払えず、ついにアパートを追い出され、鋼牙くんちに転がり込んできたもよう。

鋼牙「ここに引っ越していいと、誰が言った?」
カオル「だって、あなたが言ったんでしょ? 俺のそばにいろって」

言いましたね、確かに。言った本人はすっかり忘れていたようですが。
でも、ま、カオルもちゃっかりしてますね。

置いてやる代わり、相応に働けと言われて、早速怪しげな夕食を作ってきたカオル。

鋼牙、危うし!

と、思ったら、ゴンザさんに毒見をさせるあたり、さすが。
でも、ゴンザさんが一口食べるなり、ものすごい勢いで飛び出していったのを見ながら、
それでもちゃんと自分でも食べてみるあたり、えらいと思ったよ、ワタシは。

今回は、ホラーとの戦いよりも、そんなシーンが印象的だったりして・・・。





























第4話 晩餐
今回のホラーは、加勢大周演じる病院の院長。
病気の人間を治療し、生の喜びに満ちあふれた人間を食らってます。

で、カオルの手料理を食べて食中毒を起こした友人アサミ。
彼女が入院したのがその病院だったと。
一方、ホラーを退治しにきた鋼牙くんではありましたが、病院の敷地全体に結界が
張られていて鎧の召還ができません。
ナースなホラーたちにめためたにやられちゃって、やむなく撤退。

余談ですが、このナースホラーを見てると、なぜか新感線のお芝居を思い出して
しまうんですけど、なぜかしら。

ふつうの人間には触れられない結界も、ホラーの血を浴びたカオルなら破ることが
できるってことで、鋼牙はカオルに頼むんですね。
屋根に上って、風見鶏に張られたお札をはがしてくれって。
「なんで私が・・・」ってごねるカオルに鋼牙が一言。

「俺を信じろ!」
はいっ、信じてどこまでもついてゆきます〜。(←あんたじゃないって)

ま、ぶちぶちと文句はいいながらも、屋根に上り、襲いかかるホラーを蹴落としながら、
お札をはがすカオル。えらいです。
で、やっと鎧を召還できた鋼牙は、ナースホラーたちを斬りすて、加勢大周ホラーと対決。

今回、初めて、鋼牙の家族について触れてますね。
彼の父親、大河は、「ホラーに食い殺された」、「実にあっけない最期だった」そうです。

・・・後でわかることだけど、「食い殺された」わけじゃ、ないよね・・・?

正直なところ、ヨロイ召還後は、あんまり興味がなかったりしたんだけど、今回初めて
登場した「烈火炎装」は、かっちょいいな〜。

今回わかったこと:カオルの手料理は凶器























第3話 時計
シリーズ前半のなかで、一番好きなエピソードかも。
なんたって
「貴様にその女は渡さない!」
ですから。
そのほかにも、ツボな台詞満載のエピソードでした。

通常ホラーは人間に憑依するんだけど、今回のホラー・モラックスは時計に憑依し、人間に
とりつき、人間を内側から食らうという。

モラックスが憑依した時計台に捕らわれたカオル。
鋼牙は彼女を助けるために時計台の内部に入り、ホラーと戦う。
この、閉ざされた空間の中でのバトルがまた、かっちょいいんですよね〜。
ちょっとピンチもあったりするし。

血に染まりし者に残された時間はわずか100日。
だから、モラックスは自分がカオルを食っちゃっても構わないだろうと言うんだけど、
鋼牙は叫ぶ。

「たとえ残された時間がわずかでも、
その時間を最後まで生き抜く権利がある!」


ベタですー。ベタすぎてしびれちゃいました。

カオルに向かって
「今後は出来るだけ俺のそばにいろ」
と言う。
でも、ちゃんと事情を説明しないから、カオルは怒っちゃうわけです。
「指輪を贈ったり、一緒にいろって言ったり。私はあなたと結婚するつもりなんか
ありませんから!」
そんなこと言われても、全然意味が理解できてない鋼牙@浮世離れ。

カオルのカウンセラー、龍崎駈音=京本政樹氏、絶対アヤシイ。
胸のボタン、開けすぎです。白いお胸がまぶすぃ〜。

今回わかったこと:カオルは激しく方向オンチ。























第2話 陰我
メロンパン移動販売のバイト中に、鋼牙を見かけるカオル。
「バレバレですよ」
って声をかける。
・・・何が「バレバレ」なのか、よくわかりませんが・・・。
それに対して、鋼牙も
「おまえにやるよ。プレゼントだ」って
いきなりカオルの左手中指にリングをはめちゃう。
「私たち、そういう関係じゃないし」ってカオルに言われても、
全然意味がわかんない鋼牙@浮世離れ。
リングは、どう頑張ってもはずれないわけですが。

バイト代だけじゃ足りなくて、カオルはなけなしのギャラを怪しげな投資話につぎ込んでしまう。
1年で20倍なんて、
あるわけないじゃん!

「カオルがホラーと一緒にいる」とザルバに知らされて、鋼牙は驚くんだけど、そもそもホラーを
おびき寄せる餌としてカオルを生かしたワケなんだし、その都度驚かなくても・・・。

今回は、ボディコンスーツでバトルするおねぃさんがコワかったです。
口からぴーって鎖吐き出すし。























第1話 絵本
すべてはここから始まったんですねぃ。
ま、ワタシと牙狼との出会いは、この第1話ではなかったんだけどね。

赤い奴らとのバトルシーンで、白いコートの裾をバッサバッサさせて戦う鋼牙に、もうメロメロ。
続くアングレイとのバトルで、すっかり骨抜き状態なワタシなのでした。

特撮ものといいながら、変身(というか牙狼の場合は鎧を召還するんだけど)していない時の
アクションがめっちゃくちゃかっちょいいのです。
武器が剣だってことも、チャンバラ好きなワタシのハートに火をつけたと思うね。

ホラーの返り血を浴びた者は斬るのが掟だと言いながら、カオルを殺さなかった鋼牙。
ホラー狩りの餌として利用するためだと言うけれど、ホントにそれだけだったのかな。

カオルの描いた絵を、気に入ったから買うと言って持って行っちゃったけど、
鋼牙ったらお金払ってません。
この辺が、彼のちょっと浮世離れしているところでしょうか。
結局彼は、絵の代金、払ったのかなぁ。

それにしてもですね。
鋼牙くん、足、長すぎ。
罪作りなまでに、長いです・・・。