福島県南相馬市桜平山公園の万葉歌碑
福島県南相馬市鹿島区にある桜平山(さくらだやま)公園にある万葉歌碑を訪ねてきました(2010/10)。歌にある真野は、この辺りを流れる真野川の流域一帯を指し、真野のかや原のイメージを残す桜平山公園に歌碑を建立したものだそうです。又、この公園の南側には陸奥(みちのく)真野万葉植物園があり、そこに植えられている草木に万葉集の歌が添えられています。
歌
陸奥(みちのく)の 真野(まの)の草原(かやはら) 遠けども 面影(おもかげ)にして 見ゆといふものを (巻3-396) ← 歌をクリックすると注釈へジャンプします。
(作者) 笠女郎(かさのいらつめ)。
(大意) 陸奥の真野の草原は、遠くにあっても面影となって目の前に見える、ということですのに(近くにいらっしゃる貴方にはお会いできない)。
所在地
福島県南相馬市鹿島区江垂桜平 桜平山公園のグランドの北端の辺り (→ 地図のマークのところです)
行き方
JR常磐線鹿島駅から県道267号線で西南西800mの辺りで南へ折れて、300mほど南方向へ進むと桜平山公園のグランドがあります。陸奥(みちのく)真野万葉植物園、又は、桜平山公園のいずれか(記憶が薄れています)の案内板があり、なんとかたどり着けました。