●鮎釣行記 
鬼怒川釣行:6月13日(木) 

柳田大橋上流
 今日は鬼怒川の柳田大橋上流で竿を出した。記憶にあるのは10年前ぐらいの事で川はすっかり変わったようだが定かではない。今年も那珂川本流が不調なので那珂川水系はご無沙汰であり、その代わり鬼怒川通いが多くなった。一通り、川見をしてから釣りを開始するつもりだ。
 オトリは喜楽養魚場で調達してきた。川には10時前に到着したので河原から川見を開始した。橋のすぐ上の瀬肩から続く瀬は開きまで好さそうだ。特に瀬の開きから深瀬の区間は好さそうだ。既に釣り人が竿を出しており満員だ。
 その上流は所々で深瀬に釣り人がいる。このポイントは渇水の今日は苦戦するかも・・・。柳田大橋と板戸大橋の中間地点まで車で移動して川見をした。結果、写真1の下流部でスタートし写真3の瀬の開きまで釣り下ることにした。
 前回の釣行から更に渇水が進み10㎝ぐらいは減水してそうだ。なので、今日は写真1の中程から左岸側の流心を越えてヘチ寄りを攻める心算だ。
 今日の仕掛けだが竿は早瀬抜きにチュウブラ穂先(1.9mm)に替えて更にメタルの下付け糸を0.4号を25㎝とした抜きやすいための工夫である。他は何時もと同じである。どう変わるのか楽しみである。
 写真1の流れの中央から左岸寄りの水深のある左岸側へ徐々に探ってゆき釣れる流れの筋を探す。只、先行者が左岸側のザラ瀬の開きから20mぐらい下流に竿を出しているので迷惑にならないように十分に間合いをとるつもりで攻め始めた。立ちこんで行くと青藻がないところがあり増水したら好くなるポイントと思われる流れの筋がある。覚えておこう。
 ある程度立ちこんだところで竿に仕掛けとオトリ鮎をセットして開始した。徐々に左岸側の流れの芯に立ちこんで行き掛かる筋を探してゆく。未だ水温が低いこともあり反応がない。待望のアタリがあったのは流れの芯だった。良型らしく強烈な引きだった、慎重にためて取り込もうとしたら痛恨のロケットとなってしまう。残念だ!
 気を取り直してその筋の上流を更に探ると暫くして小さなあたりがあり野鮎が掛かったようだ。遣り取りして無事1匹目をゲットしたのは20㎝を超える良型で丸々と太っている野鮎だった。
 オトリ鮎を野鮎に変えて釣りを続ける。すると、直ぐに野鮎がヒットした。遣り取りして取り込もうとしたら痛恨の亦もやバラシである。追いが悪いのか取り込みが下手なのは解っているが7割がバレでは洒落にならない。気を取り直して釣り続行する。泳がせ、引き釣り等攻めてみるが追い気のある鮎が少ないようだ。引き釣りで気づいたのだが比重の重いメタル・セバリ・下付け糸25㎝チュウブラ穂先では引くと重い感じで何時もと違い引き釣りがしずらく引くと突っかかる事が多いので先ずはセバリを外してみる。すると、スムースに引けるようななるが元気な鮎は早く泳いでしまう感じだった。追いも未だ悪かったので竿の穂先をソリッド穂先に替えることにして車に戻り入れ替えた。更に写真3の瀬肩から20m上流の平瀬(?)から竿を出してみる。すると、流れが緩いこともあり引き釣りが思うスピードでできる。早めのスピードで飛びつき鮎を狙って引き上げる。暫く、引き上げると野鮎がヒットし20㎝超えの良型をゲット出来た。
 しかし、その後は泳がせに切り替えても反応なく大きに鯉が見えたのでその周辺はパスしてスタート地点での釣りを始めるも反応がなく午前中の釣りを終えた。結局、時速2尾弱で低調な釣りだった。
 昼食休憩を取り午後は少し早めのスタートにした。理由はツ抜けしたら、その時点で早上がりし今日にも塩焼きで食べたい欲望が湧いたからだ。
 午後の開始は写真3の瀬肩のカガミから始める。瀬肩のカガミでは反応なし、波立ちを攻めると反応ありで野鮎がヒットした。口掛かりだが無事ゲットできた。16cmとやや小型だが贅沢は言えない。オトリを替えて再度攻める。しかし、続きがない。徐々に下流に釣り下る。午後の2匹目は竿2本釣り下った瀬の中でオトリ頃の鮎が掛かった。ツ抜けまで後6匹となる。下流の釣り人の上まで釣り下ったところでその釣り人の20mぐらい下流の瀬まで移動し右岸から左岸の川切りし左岸側に釣り座をとり釣り人が右岸の川岸側を攻める(余り他の釣り人が攻めない流れ)。竿1本分下ったところで待望の強い当たりがある。取り込んだのは20㎝超えの良型鮎を背掛かりでゲット。その後はこの周辺で2匹をゲットして追いが悪くなったので、この流れを見切り、強い流れの瀬でも解ったので今度は最上流まで竿を担いで150mぐらい上流に移動し写真1の左岸側のザラ瀬に移動して釣りをする。
 左岸側のザラ瀬では竿を出すと暫くして口掛かりで良型(20㎝超え)をゲットできた。バレなかったのは多分竿がSMTソリッド穂先で柔らかなためだったと思われる。勝手な解釈か?
 ツ抜けまで後2匹となる。9匹目は暫くして掛かるが続かず、この瀬も追い気のある鮎は少ないようだ。やっと、掛かったのはオトリ鮎が弱ったので元気な鮎に替えて沖に出した瞬間にヒットして無事オトリサイズよりも小型だがツ抜け達成した。
 近年この釣り場で竿を出したのは初めてであるが増水すれば好い釣り場となる気はした。
 今日はチュウブラ穂先と下付け糸25cmを使ったが穂先は引き抜きが難しいがセバリでの引きやすさとオトリが好くついて来るので今後もSMT穂先にしようと思う。下付け糸は再び0.4号の30㎝にしてみる。次回は30㎝にする予定。
 今日は渇水が進み、1,2匹掛けると後が続かない状況だった。増水に期待します。
写真1
上流部
橋上流
(右岸側から上流を望む)

写真2
対岸
写真1の下流
(右岸側から対岸を望む)

写真3
下流部
写真2の下流
(右岸側から下流を望む)

写真4
今日の釣果
今日の釣果


天候 曇り
スタート時の水温 20℃
水量 減水25cm
釣り場
竿 早瀬抜 9m
仕掛け 天井糸 テトロン 0.8号
水中糸 メタル 0.1号
4本錨 谺7号
開始時間 10:15
終了時間 15:45
釣果 10匹
16~21cm