鮎の遡上:2010年
(解禁が待ち遠しい方の鮎情報)

2010年5月3日の状況
昨年の那珂川は天然遡上が少なく、残念な結果に終わってしまった。今年は昨年より多くの稚鮎が遡上しているものと期待に胸を弾ませて那珂川に向かった。
4月からの遡上観察を5月からスタートさせたのは、近年鮎の遡上が遅れ気味になってきているためである。既に鬼怒川は4月で稚鮎の放流を終えているのに解禁の早い那珂川は鮎の放流も遅めで遡上も遅いのでは解禁が心配になる。
小場江堰での稚鮎の溯上は順調にいっているようで昨年のようなことはなさそうである。(期待半分)
今年は田植え時期にも拘らず水量も豊富で遡上の条件はよさそう。
御前山地区の小場江堰頭首工
田植えの影響か那珂川は濁りが出ていたが溯上には充分な水量である。
昨年は溯上調査の担当者の方が居られたが今年は居なかった。
今年は稚鮎の遡上は順調のようだ。10時前で水温はまだ低いはずだが多くの鮎が堰を越えて行くのを確認できた。

小場江堰
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ゲートが降りている頭首工

右岸側の魚道
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水量豊富な魚道

三川又堰

小川地区の堰まで足を伸ばす。
この堰の魚道は階段式と棚田式の併用です。堰が遡上の弊害にはならないように考慮されている。
ここでは鮎の遡上は確認できませんでした。残念!
三川又堰
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水量豊富な流れ

右岸側の堰
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稚鮎の遡上は確認できず