鮎の遡上:2011年
(解禁が待ち遠しい方の鮎情報)
2011年5月7日の状況
昨年の那珂川は天然遡上が多く、久しぶりに満足したシーズンを過ごせた。
今年は3.11の東日本大震災(稚鮎が津波でさらわれたとの噂がある)の影響がどんな形で出るのだろうかと心配しながらの那珂川の遡上観察である。
小場江堰に向かう途中の道路周辺は既に新緑に満ち溢れ、大半の田には稲の苗が植えられている。
今日の天気予報は曇りのち雨の予報で生憎の天気となってしまった。
御前山地区の小場江堰頭首工
このところの雨で那珂川は増水と濁りが出ているが溯上には充分な水量で一安心である。
昨年も溯上調査の担当者の方が居られなかったが今年も居なかった。話が聞けなかったのは残念である。
先に堰に来ていた方の話では『今日は数が少ないが4月の終わりに来たときには真っ黒くなるほどの塊で遡上していてサイズは小さいが順調』とのことであった。増水と時間が10時前ということで水温が低く遡上する稚鮎の数は少ないので写真に撮れなかった。残念だったが確認はできた。
この分なら左岸側の堰では多くの稚鮎が遡上していると思われる。

小場江堰
小場江堰
ゲートが降りている頭首工

右岸側の魚道
魚道1
水量豊富な魚道

魚道の中
魚道2
稚鮎は少なかった

魚道の中
魚道3
堰を越える稚鮎は少なく写っていない