23年仕掛け

 昨シーズンの結果などを踏まえ改良した仕掛けです。釣り場や鮎のサイズ・川の状況などに合わせ、水中糸の号数やハリなども替えますが基本となるものです。
 今年の9月には80歳になりますのでシーズンオフには筋トレによる体力増強に取り組んでいます。
竿は今シーズは胴調子の早瀬竿で9mを新調しました。この竿をメインロッドとして釣行したいと考えています。5年位前から本調子の硬中硬と胴調子の急瀬の8.5mをメインとして使っていましたが今シーズンはサブロッドになりました。
 仕掛けの中でも水中糸は以前より太めになってきました。これは太い方が高切れのリスクが少ないので強引に引き抜きできるからです。小生は引き抜きが下手です。この原因が細い糸で引き抜くために慎重になりすぎて下ってしまうことにある事が判りましたので今度は太い水中糸を使って強引に抜いてしまうことにしたのです。

●複合メタルの仕掛け
 瀬の流れ(早瀬・急瀬)では、主として引き釣りで攻めるため水中糸は複合メタルを使用します。
 シーズン初期は下つけ糸を20cm程度としています。盛期以降は錘を使用する時のトラブルを減らすため中ハリスの長さを40cm程度と長めにし付け糸なしのワンピース鼻環としています。これにより高切れ放流が激減しました。又ベストには中ハリスが23cmの物と40cmの物の2種類を入れています。
複合メタル仕掛け

●単線メタルの仕掛け
 早瀬や急瀬の押しの強い流れを攻める時には沈みのよい単線メタルも使用します。その時の仕掛けは下記の図のようにします。ここ数年は流れの筋をガンガン引きまくる釣りが多くなりました。その時には比重の大きい単線メタルが効果を発揮します。背バリや錘も使うことが多くなりました。
メタル仕掛け

●フロロカーボンの仕掛け
 盛期の渇水時期などでは引き釣りではオトリ鮎が弱ってしまい釣りになら無いこともあります。この時期は泳がせがメインとなります。そこで、水中糸にフロロカーボン糸を使った仕掛けの出番です。
ポイントは空中糸の部分です。フロロカーボンでは金属系の水中糸に比べ感度が鈍くなります。そこで可能な限り糸の伸びを抑えるため空中糸にPE糸を使い感度低下を防止します。泳がせ釣りは水中糸のオバセ加減でオトリ鮎の泳ぐ方向やスピードをコントロールしますが、この仕掛けで鼻環がオトリ鮎のオデコに密着するよう精密なオバセを心がけています。この仕掛けで釣りをした後に、使ったオトリ鮎のオデコに鼻環の跡が残り且つ鼻の周りが変色しないように注意しています
 近年は糸の号数は0.2号が中心と太くなってきました。これはオトリ鮎の泳ぐスピードを遅くするためで時には0.3号を使うこともあります。
フロロカーボン仕掛け