国際フィッシングショー2009


2月13日(金)〜15日(日)に神奈川県のパシフィコ横浜で開催された国際フィッシングショー2009に行ってきた。2月14日(土)の会場で鮎用品を主に観てきました。


ステージ画像2
熱弁の村田満名人

ステージ画像1
メーカのステージ

今シーズンも鮎釣りはフィッシングショーをから準備がスタートし、昨年購入した鈎の鈎巻きや鼻環周りなどの仕掛け作りが始まる。今年のシーズンオフは例年に無く、ゴルフの練習とゴルフ場通いなどゴルフに本腰を入れて解禁までの体力維持に努めていた。このショーが終わると間もなく渓流解禁である。川通いしなくなって既に3ヵ月、このブランクを埋めるべく渓流釣りで鮎解禁前に川に慣れておくのである。また、この時期から昨年のDVD閲覧や鮎釣りの本を片手にイメージトレーニングや技術向上のため名手名人たちの釣り技術を学び、今シーズンの開幕に備える。鮎解禁が待ち遠しい日々を過ごす。

米国の住宅バブル崩壊、米金融機関のリーマン・ブラザースの破産に始まった、みぞゆう(未曾有、どこかの国の総理大臣はそう読むらしい…)、あっ間違った、みぞうの景気悪化の影響かバリバス、オーナーなど鮎釣りでは欠かせないメーカが出展していなかった。前回の不景気ではオリンピックやリョウビなどが釣具業界から撤退、破産したことがあり今回も釣りファンとしては道具の選択肢が狭まるなどの影響もあり心配なところである。
しかし、会場内に入って驚いたのは昨年より来場者が多いことだった。不景気になると釣りをする人が多くなるという現象は未だ健在のようだ。安近短ということなのだろう。鮎釣りは道具が高価なため若い人が少ないように思われ人口は増えていないように思う、それは鮎のブースの面積にも表れていた。

●東レのステージ
今や島田伸介がMCを勤めるクイズ・ヘキサゴンで鮎釣りよりトークで全国的に有名になった村田満名人のトークショーが行われていた。仕掛けや釣り方など最新の情報を解説してくれていた。
東レは『将鱗あゆMETALホワイト』が発売された。タングステンワイヤーの極細のメタルラインで視認性を好くしたもので、目印を高めに設定する小生には水中の鮎の位置が判りやすくなり安定したオトリ操作が出来そうである。村田満名人お勧めの水中糸である。
●ダイワのブース
久しぶりに渓流釣りの話を聞いた。餌の保存の仕方は大変参考になった。その一例を紹介します。ピンピンの保存:発泡スチロールの箱に川の水を入れブクブクで空気を送る。その中に川虫を入れる。2,3日に一回の頻度で川の水を入れ替え、川虫の餌は不要(川の水の中のプランクトンを食べるらしい)。これで、釣りを終えてから次回の餌採りが出来るので川に付いたら直ぐに竿が出せそうだ。

●ダイワ精工
ダイワ
ダイワ精工の鮎ブース
ニューロッドは銀影競技SP F、銀影競技SP MT、銀影競技T、銀影競技SF、銀影競技メガトルクV(大鮎)、銀影エアシ−カー、銀影プロトギアU、硬派、アバンサーVの9機種である。
小生が注目したのは、銀影競技SFの早瀬抜で穂先が3段階になったこと。先端からソリッド部、ソリッドにチューブラーを巻きつけた部分、チューブラー部と3段階になった穂先である。
このことにより感度と操作性が向上し、新たなオトリ鮎の操作やナイロンやフロロカーボンの水中糸も使えそうで新たな釣りが楽しめそうだ。
引き船では、流れで"ひっくり返っても起き上がりこぼしのように元に戻る”アートターン『AT−700』が発売された。時々、流れでひっくり返って鮎が弱ってしまう事もある小生には欲しい引き船である。 


●シマノ
シマノ
シマノの鮎ブース
ニューロッドはリミッデトプロ FW、スペシャルRS、スペシャルラシュランU、スペシャル競FW、スペシャル競ボクサー、時雨 スペシャルドラゴンフォースの7機種である。
注目したのはリミッデトプロ FWとスペシャル競FWである。軽量竿で軽さとパワーを極限まで融合されたそうである。10mでも片手で操作できるほどで一日使っても疲れない軽さが魅力だ。従来は泳がせ竿だったが瀬の引き釣りも対応できる竿になったことで高齢者向きである。欲しいが35万円は高いので24万円の競いクラスがコストパフォマンスが好いようだ。
また、大鮎用の竿にスペシャルドラゴンフォースが発売された。これにも注目だ。


●がまかつ
がまかつ
がまかつの鮎ブース
ニューロッドはエクセルシオ マスターマインド、パワースペシャルVの2機種である。100年に一度の不景気を反映したのか少ない。
がまかつ鈎の今年の鮎新製品はバレン、無双(チラシ、ヤナギ用)が発売される。バレンは鈎先ストレートで瞬時に掛ける!掛かれば逃さない!との売込みだ。昨年はO社の一角かマイクロXだったが鈎を巻いて試してみたい一品だ。


●カツイチ
カツイチ
カツイチの鮎ブース
今年の鈎の新製品はコシヒカリ、新潟産の米のようなネーミング鈎だ。
鈎先が立ち、刺さり込む時に生じる鈎のスプリングバック効果をより特化させ、バネのようなしなやかで強い弾性へと持たせるために開発された加工だそうである。
鈎にコシの粘りを出した事からそのようなネーミングになったらしい。スレ鮎に向くらしい。
この鈎も是非試してみた一品だ。