<ルーマニア、VIVA誌のインタビューから>

(bffcのBBSより)
'02年、1/17付けandreea centea さんの書き込みから。

ルーマニアの雑誌VIVAに
ロンドンでのブレンダンへのインタビューが載っていて、
andreeaさんが自らルーマニア語→英語に
翻訳なさったそうです!(すごいっ!えらいっ!)
ルーマニアの雑誌に
ブレンダンのインタビューが載るのは初めてだそうで、
インタビュアーはVIVA誌のハリウッド特派員
Ray Arcoさんだそうです。
内容的にはすでにあちこちで聞いたことが
あるようなことばかりですが、
何にしても、これが最新のインタビューだし、とてもおもしろい・・・
と、andreeaさんはおっしゃってます。

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<ブレンダン・フレイザーと語る>

『ジャングル・ジョージ』や『ハムナプトラ』で
有名になったブレンダン。
純真無垢な顔を持つ大柄な彼は、
より複雑なキャラクターを演じたいと言う。

Ray Arco(以下、RA):
「ここロンドンでの『ハリー・ポッター』のプレミアで、
君に逢うなんて、驚いたよ。」

Brendan Fraser(以下、BF)
「プレミアに招待されて、とても嬉しかった。
僕は『ハリー・・・』のファンだからね。
(ディズニーの?)『白雪姫』と同じように、
きっと大成功すると思うよ。
おなじみのおとぎ話のひとつになるんじゃないかな。
それからね、
僕は、ヨーロッパに<帰って>来るのが好きなんだ。
子供時代の何年かをオランダやスイスで過ごしたので、
時々ヨーロッパの空気が恋しくなるんだよ。」

RA:
「きっと、素敵な子供時代の思い出があるんだろうね。」

BF:
「オランダの小さな町に住んでいた時のことを、
よく思い出すね。
運河を渡るのに小さなボートを使ってたんだ。
素晴らしい時間を過ごせたよ。いつも楽しく思い返してる。」

RA:
「今は、君の人生でまた別の素晴らしい時代になっているね。
ハリウッドで有名になって、
プロデューサーや監督達に追いかけ回されてる。
こういう急激な動きのある映画俳優としてのキャリアに、
君はどうやって順応したのだろう?」

BF:
「実を言うと、最初の頃、
自分の役柄があまり好きじゃなかった。
細かいことにこだわってる場合じゃないってことは
わかってたんだけど、
その時にはすでに、<ちょっとオツムの中身が疑わしい大男>
というイメージが僕に付いてしまっていた。」

RA:
「まあ、確かに、
『ジャングル・ジョージ』や『原始のマン』での君の役柄というのは、
余り重みのあるものとは言えないけど、
みんなに好かれてるよね。
君の独特の演技と、たくさんのユーモアがあるから。」

BF:
「それで、これからは違う方向を考えていこう
と思ってるんだ、長い期間をかけてね。
僕は、自分の作品をみんなに愛して貰いたいだけでなく、
そこに芸術的な価値を見出したいんだ。
僕のファンならわかってくれる、と思いたい。
『ハムナプトラ』や『ハムナプトラ2』を好きな人、
そして『ゴッド and モンスター』を観に行ってくれた人なら、
これから僕がやりたいと思っている他のタイプの役柄も
楽しんでくれるんじゃないかって。」

RA:
「最近驚いたことといえば、
君が『熱いトタン屋根の猫』の舞台に立っていることだ。」

BF:
「そのとおり!驚いただろう?
僕は今、ここロンドンで演劇に出演してる。
俳優として、常に新しい経験を求めなくてはならない。
舞台に立つというのは、俳優が自分自身を表現するのに
最も適した方法だと僕には思えるんだ。
(舞台では)すべてが生きているんだ。
観客が居て、演じる僕らと一緒に息づいている・・・
それによって、僕達俳優は大きな満足を与えられる。
僕にとって、シェイクスピアの国で、
それもロンドンで舞台に立つということがいつも夢だった。」

RA:
「それはそうと、観客にとって、
君は冒険活劇映画に出る俳優の一人だ。
批評家達は、君のことを
<インディアナ・ジョーンズ>役でのハリソン・フォードに
匹敵する成功を収めていると観ているし。」

BF:
「称賛や批評などは、決して重要だと思って来なかった。
『インディアナ・ジョーンズ』シリーズほどの価値を持つ映画が、
それほど多くあるとは思えないね。
冒険活劇映画は子供の頃から大好きだった。
『('77年の)スター・ウォーズ』は19回観たし、
『ハムナプトラ』シリーズの冒険家リック・オコーネルの
キャラは僕のお気に入りなんだ。」

RA:
「そんなにたくさんの仕事があったのに、
生涯のパートナーを見つける時間があったのかい?」

BF:
「僕と妻のアフトンにとっては、
すべてが自然の流れだったんだ。
僕らはあるパーティで出会った。
ホントの話だよ・・・彼女の犬のワイリーが
僕達を引き合わせた。
僕らはもう7年間一緒に居て、ますますうまく行ってる。
彼女はいつも側にいてくれて、
僕が決断することすべてについて、サポートしてくれてる。」

RA:
「近い将来について、何かプランはあるのかな?」

BF:
「この8年間というもの、必死で仕事をしてきたから、
スロウダウンしたいんだ。
僕の人生の<新しい一区切り>に入ったんだと思う。
子供が欲しいし、
神様が僕に与えてくれたもの全てを楽しんでみたい。
プライベートな生活もしっかりと持ちたいしね。
でも、決して、映画に出るのをやめるわけじゃないよ。
だって、映画に出ることって、
僕の個性を表現する別の方法なんだからね。」





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