スティーヴ・ネブラスカ in 「スカウト」の巻


・イノセント度    ★★★★☆
・バトル度      ★☆☆☆☆
・Dancing&Singing度★★★☆☆

<豆コメント>
NYヤンキースのユニフォーム姿もまぶしい、おもしろ&哀愁キャラでもたせる1本。
輝くばかりのモデルばりの容姿にオコチャマな心、これがスティーブの醍醐味だが、
その奥底に隠した心の陰は思わず“よしよし”と抱きしめたくなること必至。
今回はお得意のダンスは少し影をひそめ、代わりに自慢のノドを出血大サービス! 
全体的には「へっ?もう終わり?!?」という、アっちゅーま感(ちょっと掘り下げ
浅いのね)が漂うが、そこはユニフォーム、スーツ、Tシャツなどなど何でも着こな
す笑顔きらきらのスティーブで十分満足すべし。

◆第1のツボ:
地元レストランでタダ食い(?)のスティーブ。おおっ、のっけからいいぞ!この立ち上がった前髪のセミロングと薄オレンジのVネックセーター。まるで70年代のイタリア映画を見るようだ。(イメージだけど。)ちょっとズレ気味のVネックセーターがセぇクシ〜。「軽くバットを振ってるだけさ」のあとのBodyLanguage(口でパコッ)は何しろカワイイ。加えて、サインをしてる時の「ネ・ブ・ラ・ス・カっっっ」の「カ」音は普通英語発音では出ない音ですね。そこを敢えて強めちゃうオチャメ度爆発のシーンは何度見ても飽きません。

◆第2のツボ:
顔型にくりぬいたトスタダで遊ぶスティーブ。そんなアホっぽさすら愛しく見てしまうのはもちろんワタシだけではないでしょう。「よし決めた!」に至るまでの“お得意・表情七変化”はスティーブの純粋度がよく現れてるではございませんか。アルと握手を交わす笑顔はまさに輝きスマイル!ま、まぶちくて正視できないわ。思いっきりしてるけど。

◆第3のツボ:
機内で熱唱!のスティーブ。まぁまぁ、どっから出してるの、その声は。血管きれるぞ、なスティーブですが、そんな横顔はやっぱり美しい。PhoneNumberBOXを閉じたとたんの「PA!PA!!PA!!!」の“アンコ椿”声はワタシのお気に入りシーンです。

◆第4のツボ:
空港でアルを呼ぶ不安最高潮のスティーブ。泣きそうです、その大きな目から涙あふれんばかりです。「アーーール!!!!」と叫ぶ彼はまるで母犬を探す子犬のよう。抱きつかれる前に抱きしめてあげたい衝動に駆られるのは、、、そう、ファンなら誰しも!

◆第5のツボ:
「金持ちになる!」のスティーブ。「そんな事言ったら嫌われるぞ」、なんてアルに言われて落ち込む姿もカワイイど。廊下の白黒タイルで、黒の部分だけ踏んで歩く姿、いいのか、187センチでそんなことして。でも、小さい頃たしかによくやったよな、それ。よくツカんでます。さすがイノセント・キング。

◆第6のツボ:
毎度オナジミ“ベッドで跳ねる”スティーブ。それにしても今回の跳ね方は半端じゃないのだ。スプリング吹っ飛ぶぞ、スティーブ。しかも、靴くらい脱ぎなさいって。でも、許しちゃうんだな、これが。だって、それはブレンだから。うぷ。

◆第7のツボ:
「くたばれ、ヤンキース」でDance&Singのスティーブ。いいじゃない、いいじゃない、もはやミュージカルアクターじゃない?ベースボールシャツにトランクス、後ろにかぶったキャップが何とも少年ぽい。外に集まった記者たちにお皿を投げちゃったりしてるけど、この華麗なフォームは天性のダンスセンス?!

◆第8のツボ:
誰もが視線集中、ジゴロ風スーツ姿のスティーブ。トニーベネットのディナーショーでダークブルーのスーツに身を包んだ彼。これぞ今回のとろけドコロだ、うほほい。トニーに紹介されたスティーブ、立ち上がって「Hi!」なんて言われちゃ、目じりは下がりっぱなし、頬はゆるみっぱなし。必見・アカペラonステージでは、結構まじめに唄っちゃってるんじゃないでしょうか。「I Left My Heart〜」の唄い出しでは「Heart」の「R」発音にまたしてもイチコロのワタシである。合掌。

◆第9のツボ:
ランドリー室で「ごめんよ」のスティーブ。ゆるめたネクタイ、キメキメのヘアスタイル、“魅惑の8等身”全身ショットで、“これはミラノコレクションか?!”と錯覚を起こすシーン。このカンペキなスタイルに反して、幼いキャラクターのアンバランスさがスティーブの魅力でしょうか。困惑と笑顔と照れの入り混じった「速球でケガするよ」の表情が心をガシりとつかみます。うっ、やられた〜。

◆第10のツボ:
やはり最後の笑顔はサイコー!のスティーブ。この映画のすべてを肯定させてしまうこと必至の大記録を達成した後のきらめきスマイル。おっと、胸を叩いてるスティーブにはジョージの片鱗が。。。個人的には、もう少しスティーブの心の陰を細かく追ったシーンがあったら、もっと深い映画だったのに、と思ったりしたんですが(例えばアーロン先生に打ち解ける過程や心の傷に苦しむ姿など)、あぁ、その笑顔には負けた。よくやったね、スティーブ!





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