ビル・ウィンターボーン  in  「くちづけはタンゴの後で」の巻



・イノセント度★★★☆☆ 
・バトル度★☆☆☆☆ 
・ダンス&シング度★★★★☆



<豆コメント>
世にも高貴な雲上人“美青年ビル”と「マイフェアレディ」的ストーリー展開で
飽きさせないハートウォーミングな1本。
洗練された美しい御曹司のハマリ役で、
天性の王子様オーラ全開!なブレンは
ファンの心をトロけさせずにはおきません。
スノッブなおボッちゃまから徐々に心をほぐしてゆくブレンダンの表情、
そしてシャーリー・マクレーンの華やかでキュートな存在感、
ゴージャスな邸宅やボストンの街並みも見どころ(音楽も映画的で素敵)です。
ブレン史上、とろけ度No.1の呼び声も高いタンゴシーンを見ちゃった日にゃぁ、
しばらく下界へ戻ることはできますまい。
親近感の持てる容姿のコニーに自分をすりかえ、
ビルとの出会いからバージンロードまで、
めくるめく夢の世界に酔いしれるべし。



◆第1のツボ:
まずはヒュー兄ちゃんだ。ビル、ごめん。メガネに金髪、ド派手シャツも難なく着こなす陽気なフェミニスト、ヒュー。「ニセ夫婦だな」のやわらかキュートな笑顔には、うぐぐ、しょッパナからやられたぁ。新妻パトリシアとのナイスカップルぶりも妬けるヒュー兄ちゃんですが、「Come with,Yes?」を最後に去り行くお姿には涙、涙。あぉー、行かないでぇぇ〜〜。

◆第2のツボ:
「Mother?」の声もウルワしく、我らが貴公子ビル・ウィンターボーン様、満を持して登場!!「往年の名優」ヘアにかっちりスーツ、ちょいと不機嫌な涼しいお顔もまた魅力的な“オボッちゃま・ビル”。あなたには大邸宅がよく似合う〜。

◆第3のツボ:
ディナータイムにちょっくらイジワル、なビル。怪しげなコニーに疑惑視線さく裂。上流階級の優雅なお食事風景と、ビルの美しいお召し上がり方も必見です。怒っていても、母上の椅子を引く自然な動作にはホテルマンもまっツァオだね。

◆第4のツボ:
颯爽と廊下を歩く→そして腕時計を見る、すべての動作が御曹司ゼンとしたビル。「秘密の通路を見つけたね?」と優しいお言葉にまたグラリ。和訳されてなかったけど最後の「Very Clever」のソフトな響きってばーー。毎度の「R発音」攻撃に倒れたワタシでした。懲りずにスンません。

◆第5のツボ:
オフィスでの“ビジネスマン”ビル。くーっ、ありそでなかった正統派オフィススタイル・ブレン、文句なくワンダフルです。ランチOKサインを出す秘書に向かって「んにゃろ」視線もまたラブリー♪ 毎度おなじみ「魅惑の8頭身」が目にもまばゆい街なかの階段シーンでは、「ローマの休日」を彷彿とさせるクラシカルムードで迫ります。片手をポッケに突っ込んだって、そこには燦然と輝く「品性」があるっ!

◆第6のツボ:
橋の上で「午後の予定はキャンセルだ」のビル。へっ、いいの?いいの?!私のためにぃ〜、なんつー浸り気分なホクソ笑みが出ちゃうトロけシーン。もちろん、お口フキフキショットのアップは自分とビルのツーショットに置き換えましょう。突然やってくる春風のような笑顔に“負けちゃう”こと請け合い。コニー、もうちょっと優しく拭いてあげてよぅ、愛がないわ、愛がっ。(←嫉妬)

◆第7のツボ:
「初めてのサインに立ち会うよ」のビル。うーん、またまたそんな気の利いたセリフをさらり。チョチョイのチョイと女心をくすぐります。胸ポケットからペンを差し出す仕草だってソフィスティケイテッド・ジェントルマン。おっと、ボロの出たコニーへの疑いの表情は、大きな瞳とキュリっと上がった唇がまぶしいわン。見つめないでぇ。(見つめてませんっての)

◆第8のツボ:
琥珀色に染まる書斎でタバコをくゆらす“ダバダ〜♪”なビル。「違いのわかる男」ならぬ、「違いに気づいちゃった男」の哀愁と困惑を余すところなく表現しております。ダンディな横顔のカーリーまつ毛がワタクシのお気に入り♪

◆第9のツボ:
お待たせしました、眉目秀麗・威風堂々のタンゴシーンもまばゆいセニョール・ビル。もう言葉では語りつくせぬ至福のひとときです。パコの命令に軽くダンシング、「これでいい?」の表情でまずは左ジャブをクワされましょう。続いて、タンゴのために握り替えるしなやかな指の動き、自分の肩にコニーの手をのせる色香ただよう仕草で右フック!早くも脳シントウ気味に陥るでしょう。立て続けにそのスラリとした美しい立ち姿、ズボンをハタめかす長いおみ足、スウィートなまなざし、流れるようなステップの情熱のタンゴで右ストレートをカッくらい、夢心地のリターン・チュウでとどめのアッパーっ!! …昇天、アーメン。

◆第10のツボ:
コニーの部屋でプロポーズ、のビル。去り行くコニーを引き止めるにも、まずは要点書き出しで育ちの良さをアピール(?)。さすが御曹司、そんじょそこらの男とは違うのだ。立てひざで近づき、最後にチョン!(わかっていただける?)これ、ヒジョーに好きなんです。返事は明日でいいって?!? だめよ、すぐする、すぐしちゃうわ、声を大にして”YES, of course!”ってねー。ヒューJr.の噴水攻撃(?!)にも暖かい表情を見せるビルは水も滴るエエ男、こんなプロポーズ断る女性はおりますまい。

◆第11のツボ:
「君のためなら殺すかも」のビル。うわーん、そんなこと言ってくれたら涙出ちゃうよぉ。(コニーよ、さらっと流し過ぎだ。)車に寄りかかるコニーをツン!とお尻で押しやる仕草、ちょっとした所でオチャメなビルにニヤリ。お得意のエスキモーキッスは今回もっとも美しいキスシーンのような気がします。それにしてもこのシーン、チュウ・ショットにおいて女性を抹殺するかのようなオキテ破りのカメラワーク。だってそれはビルがあまりにもしゅてきだからぁぁ。じゅるり。

◆第12のツボ:
シメはやっぱり新郎ビルのシャイニースマイル!おおっ、花嫁をさしおいて何と美しい〜。コニーに「No」と言われた時の心配そうなお顔もグッド、はたまた無事に誓いの言葉を結んだ後のこぼれる笑顔は更にキューティー!さぁ皆さま、既にあなたはMrs.ウィンターボーンだっ、ふわりふわりと夢の世界へ〜〜。





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