ぬっきーさんの
<徒然なるままに・・・>ロンドン観劇記。


「なんとなく掲示板」のお客様ぬっきーさんが、
ロンドンで観たこと感じたことを、ご自分のことばで語ってくださいます。
******************************


劇の流れは、ちゃーちゃんやMI-HAさんに任せて、
個人的感想と旅のこと、
後続隊のための情報は印で書き込むよ〜。

さてさて、今度の旅はMI-HAさんチームはヴァージン、
私やりんりんちゃん、でにベル10さんは、
ブリティッシュと便が別れました。
ラッキーなことに、BAはハム2の上映があり
(VAはなかったんだって。MI-HAさんごめんね。)
わたしゃ、5回観てしまいました。
日本からの便は夕暮れの中、
明るいまま飛んでいくので、眠れなかったのよ。
いよいよロンドン上空に差し掛かると、
ロンドンアイや町並みが見えてきて、
ああここにブレンがいる!と思うだけで、心臓が飛び出しそう。

観劇は翌日の晩から。私達は、3回観ました。
面白いことに3晩とも客層が違う気がしたし、
ブレンの演技も微妙に違うことが分かりました。
例えば、口笛の、マイ・ファニーバレンタイン。
三晩目は違う曲。
この曲を吹く前に、
私とブレンはしっかりとアイコンタクトをとっており
もしかして、三晩通った私達のために
(私は三日間とも同じ席)変えてくれたのかな〜

な〜んておもちゃいました。

ロンドンの地下鉄は分かりやすいし、乗り換えも便利。
市内のたいていのところは地下鉄で行けます。
ワンデイトラベルチケット(4£)はすぐれもの。

ちゃーちゃんの報告にもありましたが、
ピカデリーサーカスの駅をシャッフルベリー方面に出て
通りに入るとすぐにブレンの看板が目に飛び込んできます。
おお〜!!来たのね〜!!と興奮。

劇は8時からなので、
晩御飯は済ませておいた方がいいです。
私のお勧めは、劇場すぐ近くのチャイナタウン。
安くて、美味しい。
(イギリスの食べ物は、これ!ってのがなかったなあ。
私ゃ1キロ痩せて帰ってきました。)
あ、それから、
Jet lagで劇の途中眠気に襲われる恐れがおおいにあるので、
劇場向いにあるスタバで、
エスプレッソダブルで飲むのをお忘れなく。

ここで、皆様の質問にお答え〜。
ちゃーちゃん
ブレンの例の白いトランクスのなかみ。
しっか〜りと穴があく程観てきました。
あのトランクス、シルクなのかな〜。
ちょっとひらっとした感じで、カウチに座ったりすると、
私の位置からは、太もものかなり奥まで見えた(ひょえ〜)
のですが、どうも、アンダーパンツはいてたようです。
ちぇっ。(うそうそ、このちぇっはうそよ〜皆様〜。)

>Keikoおねーちゃま
ブレンの登場シーン、もうホントに心臓バクンバクン!
でも、始めは声だけです。
すりガラスの向こうには、シルエット無しなの。
で、いきなり現れるので客席は一瞬息飲む感じ。
その存在感!その美しさ、そのデカさ!

生アフトンさんは、誰も目撃せず。
本当にブレンはガードがかたく近寄れません、
っていうより、舞台のほかでは見つけられません。

着物はね、結局持っていきませんでした。
こういう御時世だし、なるべく荷物は少なくしたかったので。
あと、お客さまの服装が平服だという情報があり、
下手に目立つと劇場の雰囲気壊すかも
という心配もありました。
(ブレンより目立つのもね〜。。。ないない。)
実際いってみると、
お洒落はしていても皆さん普段着ぽかったです。
一日目は私は、ショート丈のソワレで行ったのですが、
ちょっと浮いてたかなって感じて、あとの二日はふつうの服。
それに、私は、着つけるのに着物に30分、
帯に30分かかってしまうから、
その時間ももったいなかったのです。
昼間は、目一杯街なか歩いて、
劇場に行くのはいつもギリギリになってしまったので、
私は、着物じゃなくってよかったという感想です。

>Jamさん
ローストビーフは食べる機会がありませんでした。
だから美味しいお店はわからない〜。
本でよんだのですが、(林望先生のだったかな)
美味しいローストビーフが食べたかったら、
一流ホテルのブュッフェスタイルのディナーがいい
と書いてありましたよ。
今度の旅は、夕食の中華と、
BAの帰りの機内で食べたイングリッシュブレックファースト、
あと、まるかじりした林檎が美味しかった。
(林檎はね小さいけれど、美味しかったよ)
それ以外は、・・・。
あ、あとラッセルスクエアーの地下鉄駅出てすぐのパブは、
フィッシュアンドチップスがなかなかいけました。
パブはぜひいってね。
昼間ッからのビールもいいもんでした。

>かえるさん
メールに書き忘れましたが、
ロンドンはマロニエが紅葉してるはず。
もう散りはじめたかな〜。
リリックの前に石ころが落ちてるとは考えにくいけれど、
ロンドンはマロニエが多いから、
どこからか枯れ葉が舞って来て、
ブレンがそっとその足で踏んだ葉が落ちてるかもよ。
わたしは、自分へのお土産に、
大英博物館前の並木道でマロニエの葉、拾って来ました。

さて、ブレンの話。どこまで書いたかな。

今回のロンドン行きはとにかく、
人に恵まれていました。(お天気にも恵まれていたけれど)
御一緒した皆さんは、本当に素敵な方ばかりで、
もうずいぶん前から知り合いのような、
和気あいあいとした雰囲気で、
ココロも一つ!って感じでした。

リリックへの第一歩は、多少緊張し、どきどきでしたが、
迎えるスタッフは笑顔たっぷりで
気持ちよく案内してくれます。
チケット切ってもらうと、席の番号を確認して、
スムーズに席にいけるように
こっちへどうぞって声かけてくれました。
(とくに黒人のおひげのお兄ちゃんが親切で、
二日目には、ハイ!昨日もあったね!
って声かけてくれました。へへ。)
ああ〜でもでも、パンフ買わなきゃ!っと売り場へ行くと、
そこにも笑顔のスタッフ。
お土産のぶんあわせて5冊買うので、
「お客さま、パンフはお一人一冊となっております。」とか、
「もうとっくに売り切れましたよ、お客さま。」
なんて言われたらど〜しよ〜と、
じつは日本にいる時からどきどきだったのですが、
すんなりと5冊売ってくれたし、
会場でも、
案内係のお姉さんがパンフ山程手にもっていて売り込み、
売り切れる心配などいっさいないことを知りました。

>これから行く皆さん
、100冊お願いします!
って言っても、オッケーなはず。

さて、1日目はわたしがパンフ買ってる間に、
MI-HAさん始め日本人御一行様が、こつ然と消え、
わたしとでにべるさん二人で、
狐につままれたような状態に陥ると言う事件が起こりました。
さっきまで、みんなここにいたのに〜!!みたいな。
どこにもみつからず、心臓バクバクしてたら、
皆してバックステージドアのところで、
ブレンへのプレゼントことづけてたんだと。
ああ〜もう。びっくりした〜。

リリックはクラシックな造りで、こじんまりといい感じでした。
前から6番目なのだけれど、感じとしては、もっと近いの。
日本だと3番目くらい(?)の感じ。
席につくと、おお〜!!舞台が近い!!
ええ〜!!あそこに、あそこに生ブレンが座るの〜!!
(おっと〜鼻血が〜みたいなコーフン)
上演時間が近づき、
心臓飛び出る思いでいる日本人達とは裏腹に、
あちらの皆さんは、のんびり。
ベルがなっても、まだ席は埋まらず、
始まる直前に席につく人多かったですね〜。

MI-HAさんも書いてましたが、
あちらの方は皆体格よくて、背広姿の熊って感じ。
特に三日目の晩なんかは、
わたしの前は超デカのおじさまで、
視野のほとんどを遮られる結果に。
悲しくて、日本語が通じないのをいいことに、
「こら〜!!でかすぎるんだよ!!おっさん〜っ!!(失礼)」
と後ろから野次りつつ、ココロの平静保っていました。悲し〜。

>かえるさんには、アドバイスしましたが、
行かれる方、コートをもってはいってお尻の下に敷くべし
特に前から数席は段差が全くないので、
少しでも座高を高くしないと見えない。
小柄な方ほど要注意。
(座ぶとんもって行きたいって言ったの、誰だっけ?)

それから、劇の始まる寸前、
おお〜ゲイのカップル!に気づいたのは、
りんりんさんだったっけ?
そういえば、3日間ともそれらしき方の姿がありました。
さすがロンドン!さすがブレン!
(なのかな〜やっぱりと、考え込んだ私達でありました。
前半だけとはいえ、ほぼ裸(!!きゃっ(#ーー#) )
に近い姿なわけで、そういうファンもいるかな〜なんて。
ふ〜む。
(これは余談ですが、
ホテルの近くのスーベニールショップの雑誌コーナーには
その様な方のための、男の方の裸(!!)が
表紙になった何種類もの本が並んでました。
スーベニールショップにだよ!おお〜ロンドン!)

ロンドンでのブレンは、
体の感じも(やせ具合というか)髪の感じも、
「完璧なる殺人」のジョニー君に近かった気がします。
でも、もっと、お、と、な、って感じですが。

今度の舞台であらためて心ひかれたのは、
ブレンの声、でした。
登場シーンの前、バスルームのドアの向こうから
一言目の台詞”Wha'd you say,Maggie?”
が聞こえた時の感動!なんて美しく響く声なのでしょう。
美しい肌。
や〜もう悪いけれど、
フランセスさんの肌より白くてすべすべでうつくしいのです。
長い指。
舞台の間中グラスを弄んでいるのですが、
氷のはいったグラスを揺する感じや、
クイッと口へ運ぶ時の指が、
もうずっと眺めていたいほど良い形なのです。
そして目。大きくて美しい。
そしてしっかりとした意志をもってる瞳。
なんであんなにキラキラ輝くのか不思議でしたが。
会場へのアイコンタクトで、わたしをジッと見つめてくれた時は。
も〜!!心臓飛び出るかと思って、
わたし、思わず、胸をおさえてしまいました。
ううう。失神しそうだった。ほんとに。

ちゃーちゃんもかいていましたが。
生ブレンを観て一番感じたのは、
近いけれどい遠いってことでした。
ほんの数メートル先にいるのに、
まるで映画を観てるような感じなの。
あれは、ブレンが完璧にブリックになり切っていて、
舞台は現実とは違う世界が展開していたからなのかしら。
ね、ちゃーちゃん
ああ〜ブレンは、生でも、やっぱりスターなのだわ。
遠い存在。

その、完璧演技のブレンが
一回だけ、素に戻ったシーンがありました。
第3幕で、グラスを手にもって、椅子に座るシーンで、
グラスを床に落としてしまったの。
その時、一瞬(ほんとに一瞬)
ブレンの瞳が素に戻ったのです。
そして、何ごともなかったようにグラスを拾ったので、
落とすのも演技の一部かと思いましたが、
次の日も、その翌日も、
同じシーンでグラスは手にしたままだった。
ほんの一瞬でしたが、グラスを落としてしまって、
演技がとぎれたのかな〜。
目の表情がさっと変化したのが
今もまぶたに焼き付いています。

あと、あ〜ブレンだな〜としみじみ感じたのは、
かつての映画で観たのとおなじ表情が出て来た時。
たとえば、あ、この泣き顔どっかでみたと思ったら、
「悪いことしましョ!」の感じやすい彼の泣き顔にそっくり
(どっちもブレンなんだから当たり前なのですが)だったり、
このはにかんだ顔は、あの映画でみたって思い出して、
ああ、ブレンなんだ〜と感慨に耽りました。
そうそう、わたし、ブレンの後ろ姿がすきなんだけれど、
舞台でも、客席に背を向けてずんずん歩いていく
(松葉づえつき)シーンが何度もあり、
おお〜映画と同じ〜と、これも感動

こぼれ話しを少し書きます。
口笛のことは、前に書きましたよね。
”マイファニーブァレンタイン”が、
私達が観た3回目の夜は違う曲になってたって話し。
こんなふうに、ブレンの演技に毎晩
(といっても3回しか観てないけれど)
微妙に変化があるみたいです。
やはり生の舞台ですものね〜。
たとえば、最後に近いシーン、
”かちっと来た”ことを示すために指を鳴らすのだけど
(この指を鳴らすのが、またかっこい〜)
手をぐっと高く持ち上げて、頭の上で(印象深くハッキリと)
指を鳴らしていたのに、
3回目の夜は胸の前で短く鳴らしただけ。
すこし、はずされたかんじがしました。
あと、この他にも、泣きながらマギーに縋るシーンも、
手の掛け方が違ったり、
グラスを手にもって歩くシーンで、
思わず、手のひらひらひらさせた日もあって
(あれってやっぱり、ブレンのくせですぞ!)
3晩、それぞれに、微妙に違う演技を楽しむことができました。

舞台のあいだ、
わたしはとにかくブレンだけを観ていたくて
(アイコンタクトも来るし)、
観客の注意が舞台中央の人々のやり取りに向いている時も、
わたしだけは舞台端にいるブレンをずっと見つめていました。
そんな時ブレンと目が合うと、
”あ、わたしだけ、あなたを見つめてる?おかしい?
でもね、わたしは、あなたに逢いたかったの。”
ぬぁ〜んて気を送りつつ、
わたしだけブレンの方観てて変かな〜と隣を観たら、
実は私だけではなく、りんりんさんも、でにベル10さんも、
ふと気づくと日本人チームは皆、
他の観客とは逆のブレン方向をむいておりました。
舞台から観たら、きっと不思議な日本チームだったはず。

カーテンコールはブレンの嬉しそうな笑顔が印象的でした。
ああ、なんていい笑顔を見せる人なのでしょう。

できれば、出待ちで、
ブレンに”すばらしかった!”って伝えたかったけれど、
あそこまでして舞台後の姿を見せないようにしているのは、
ブレンのこだわりの一つなのかとも思います。
ブレンは観客にブリックの印象のまま、
帰ってもらいたいのかな〜。
完璧に演じ切っているわけだし。
素顔を見せたくないのかも。
もしそうならば、
ファンとしては、舞台でのブレンの姿を胸に抱いて、
満足して帰るっというのが一番なのかも。
最後の夜はそんなふうに考えながら
ホテルへの帰路につきました。

その他の感想。
KISS
〜マギーとKISSします。
そのあと、ブリックはくちびるを拭うのだけれど。
でもさ〜毎回フランセスさんとキスするんだよ〜。
日曜日をのぞいて毎日!(マチネーもあるし。)
こんな長い期間、いったい通算何回キスするのでしょ〜。
なんだか、許せない〜。(ほんとはうらやまじ〜)

ボトル2本!
〜劇のあいだじゅう、
ブリックはずっとエコースプリング(お酒)
を飲み続けています。ボトル1本半は、確実に空けてる。
(もしかしたら、2本かも)
もちろん中身は紅茶か何かとは思いますが、
お腹が膨れるよね〜。
これも毎日(マチネーもある。しつこいけど。)ですよ、皆様。
ブレン、お腹大丈夫かな〜。

ああ〜、ブレンとロンドンはすばらしかった!
もうほんとに、立ち直れないほどでしたが、
御報告済んで、ちょっとほっとしています。
皆様この半年色々レス頂いたり、お世話になりました。
ありがとうございました。
ハム2以後の半年は、私にとって生活激変だったけれど、
中味の濃い面白い日々でした。
今回の経験、今回逢った人々、皆が私の宝物になりました。
これからも、よろしく!


(管理人:お疲れのところ、ほんとにありがとうございました!)(^^)





TOPへ戻る