まずは広場のグロッケンシュピールを聴くために旧市街のモーツアルト像までやってきた。例のごとく観光客がたくさんいる。路上演奏や路上ビッグチェス（ほんとにやっているのだろうか？？）もあった。時間になると鐘がモーツアルトの曲を演奏し始めた…が、微妙に音程がずれていてキモチワルイ。
その後、レジデンツの泉を見て大聖堂へ向かった。ここは6000本のパイプを使ったパイプオルガンがあるのだ。博物館にもなっており、ここに入るとパイプオルガンのところまで行ける。
大聖堂の出入り口でチップ程度を献金したら受付（と言うのか？）のおじさんに「ナガノからですかあ？」と尋ねられた。「東京です」と答えたら「エドですかあ。」って返された。衝撃的。わかっているのだろーか。
大聖堂の前にはマリア像があり、大聖堂を背にしてマリア像を見ると、マリア様の頭に大聖堂の壁にある王冠が乗っているように見える。こういう遊び心は楽しくて好きだ。
次にケーブルカーにのってホーエンザルツブルグ城へ行き、ザルツブルグの町を上から見渡すことにした。ここには日本語のヘッドフォンガイドがあった。もともと城塞だったそうで、城といってもちょっとした町のように広い。拷問室や大砲があったりして迫力があった。広すぎるせいか、レストランやカフェもあった。
おなかがすいたので下界に戻って食事をし、新市街のミラベル庭園へ向かった。入ってすぐ「うわあ、めっちゃきれいだあ」と叫んでしまった。でもよーろっぱの庭園にしては思ったより小さくないかい？と思っていると、夫は「いいのだ、ここは大司教が愛人のためにたてたところだから」とのたまった。うーん、まあいいか。
庭園の写真を撮ろうとしたら、さっき行ったホーエンザルツブルグ城が遙か彼方に見えた。これは良いアングルだ。天気もいいし、サイコーだ。
ミラベル宮殿の近くにはモーツアルトの２番目のお家がある。ピンク色でかわいらしい。ここも日本語のヘッドフォンガイドがあり、モーツアルトの小話を聴きながら各部屋をまわる。展示してある物もガイドも内容が濃くておもしろく、ちょっとだけモーツアルトに親しみがわいたし、楽しく部屋を回る工夫がされていた。
ここを出て、近くの楽譜屋さん（ブルックナーのめずらしい楽譜があった）によってからもう一度旧市街に戻った。のどが渇いたので露店でジュースを買ったが350mlで200円も取られた。ここはお店によってかなり値段が違うので、できるだけスーパーで買った方がいいかもしれない。
ムカムカしながらモーツアルトの一番目の家へ。ここは２番目の家より狭くて、廊下もすれ違うことが難しいぐらいだった。
最後にスーパーによってハーブ入りソルトを買った。ザルツブルグの「ザルツ」は「ソルト」のことで、塩で有名なところなのだ。ザルツブルグというとモーツァルト一色で、お土産といったらモーツァルトチョコレートが定番だが、ハーブ入りソルトはちょっと変わったおみやげになるので試しに買ってみた。
買い物客はみんな買い物袋を持参しているので持っていない私たちは買わないといけない。日本では買い物袋を持っていくとスタンプをくれたりするが、どうやらここは袋を持ってくるのが徹底しているらしい。お国柄の違いを感じた。