行って来ました! 9/16ウィーンへ


観光最終日はウィーンへ行った。観光用のウィーンカードなるものもあるのだが、一日では元が取れないと思い、バスと路面電車が乗れる一日乗車券だけ購入した。 シェーンブルン宮殿の庭 

まずはシェーンブルン宮殿へ。とにかく庭が広くて、団体観光客が多い。
宮殿の前に観光バスがたくさん止まっていた。ここはマリアテレジアや、マリーアントワネットが住んでいたところだ。モーツアルトも小さい頃、ここで演奏を披露したらしい。ヘッドフォンガイドがあったが、日本語はなかった。たしかここも結婚式ができるところだよね??ときどき、日本人団体客用ガイドさんの話を小耳に挟み、手にはガイドブックを持ち、どんどん進んでいった。

モーツァルトにーちゃん
旧市街に移り、まず食事をした。オペラ座のウラの方を歩いて、適当に選んだお店(地下にあるのだが)で食事をした。フロアが広くてあらゆる食べ物があり、好きなものを取って会計するという形だった。ここでウィンナーシュニッツェルを食べた。オペラ座では、モーツアルトの格好をしたにーちゃんが呼び込みをしていた。


食事の後、リンツでの免税手続きの仕方を聞くためにJCBウィーンデスクに行ったが、デスクにはリンツの情報がほとんどなく、しまいには「国際空港ですか」と聞かれたほどだった。なんてこったい。

思ったより時間がかかってしまったのでウィーンを観光する時間が減ってしまった。観光地のウィーンでも、お店関係は6時で閉まってしまうのだ。どこを優先したらいいのかわからなくなったけど、私たちは「ブルックナーの旅」をしているんだと言うことを思い出し、ブルックナー中心で回ることにした。普通の観光地は団体旅行でも行けるからね。 ブルックナー3番目の家


気を取り直してブルックナーの3番目のお家へ。ここはお店が入っているので外から見るだけである。ぐるぐる探し回り、やっとブルックナーのプレートがはめ込まれている建物を見つけた。

ブルックナー一番目の家
次にブルックナーのウィーンでの一番目の家へ。地図をたよりに歩いたが、どうも見あたらない。なんだか地図か間違っている気がして住所をたよりにあるいたら、地図よりもっと遠いところにあった。ここもお店が入っているのでプレートのみだったが、それでも満足だ。 ほんとはバスで移動するぐらい歩いてしまい、とっても疲れた。



次にベルベデーレ宮殿へ向かった。庭が広くて美しく、一般観光客が結構いた。
ここもブルックナーに関係のあるところで、宮殿の隣に宮舎でブルックナーは死去しており、やはりそのプレートがはめ込まれていた。宮殿は工事をしている最中で、中は見られなかった。 ベルベデーレ宮殿のプレート





カール教会
その足でカール教会へ向かう。絵本に出てくるようなまあるい印象の教会だった。ブルックナーはここで葬儀をあげた。
教会の前にある広場では、子供たちがあそんでいたり学生が寝そべっていたりしていた。どういうわけかオペラ座にいたモーツァルトのにーちゃんもいて、女性をくどいていた。にーちゃん仕事は?



ブルックナーを尋ねて旅行最後にはピアリスト教会へ。ここはブルックナーがオルガニストの特別試験を受けたところである。もう閉まっていて、教会の奥の方までは入れなかったが、記念に教会の目の前にあるお酒屋さんで、ピアリスト教会で作ったワインを買って満足した。オーストリアでは(他もそうかな??)修道院などでオリジナルのワインがあるのがめずらしくないそうだ。 ピアリスト教会


6時をすぎているのでもうどこもやっていない。でも、美術史博物館では木曜日のみ9時まであいているので行ってみた。ここは歴史上貴重な絵画がずらりと並んでいるし、企画ものの美術品もあった。美術館や博物館などでは、オリジナルの商品が多くて、しゃれたおみやげになるので良い。
博物館を出ようとすると、日本人女性4人組に「日本人ですか?」と聞かれた。写真を撮ってほしかったらしい。同じ日本人ならカメラを取られることないもんね。


すっかり日が暮れ、電車の時間も近づいたので駅に向かった。電車に乗ると、真っ先に食堂車に向かった(ザルツブルグでも食堂車を利用したが、食事はとってもおいしいのだ)。
食事を待っていると、「こんにちは」と声をかけられた。日本人だ!!
その人は、オーストリア人と一緒だった。話を聴くと、以前ハワイに旅行したときに友達になり、今日はそのオーストリア人のお家に遊びに行くとのこと。リンツよりもちょっとだけウィーンに近い、山間の小さな村に住んでいるらしい。写真も見せてもらい、彼らが下車するまでのあいだおしゃべりした。旅の最後におもわぬ出会いをして、すこしうれしい気分になった。


リンツに着いたのは11時ぐらいだった。駅回りはあまり人がいなくてひっそりとしている。でもなんだか気持ちがうきうきしているのだ。





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