東京駅から越後湯沢駅を通り、日本海に沿って金沢までの移動である。天気は曇りだったので景色はぼんやりしていた。途中、荒海の難所と翡翠が拾えることで有名な「親不知駅」を通るが、特急電車に乗っているため下車して見学することはできない。ここが歌にもある(中学生程度の合唱曲)親不知か、ということで車内から写真を撮ってみた。
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猛スピードで通り過ぎた
親不知駅
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部屋からの眺め
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海際を堪能した後、金沢駅から和倉温泉に向かう電車に乗り継いだ。和倉温泉駅には各旅館のお迎えバスがずらりと並んでいてびっくりするぐらいだった。私たちが泊まる「ホテル海望」は、駅から5分ぐらいのところにあった。七尾湾沿いなので部屋からも露天風呂からものサイコーの眺めだ。温泉はすっごくしょっぱくて肌がつるつるになりそうだ。本日はカニをはじめとする魚介類の夕食を平らげ、明日のために早めに寝た。
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<9月22日>
今日は一日中金沢観光である。午前中は香林坊付近を散策、「彩筆庵」という加賀友禅染め工房を見学した。職人さんが丁寧に色を差しているを見たので、なんとなく加賀友禅の見方が変わった。
午後からはメインの兼六園観光だ。天気もよく観光客でにぎわっていた。兼六園には黄色いジャンパーと腕章を付けたボランティアガイドさんがいて、庭のあちこちを歩き回っている。ちょっと声をかければ詳しいことを教えてくれるし案内もしてくれる。
「あら、東京から来はったの。東大の赤門も前田家が作ったんよー。」と教えてくれた。東大がある敷地も、昔は前田家のものだったらしい。
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代表的な兼六園の風景
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一時間ほど庭を歩き、兼六園内の茶室で一休みした。水墨画の展覧会もやっていて、着物のおばちゃんでにぎわっていた。茶室のふだんは使わない入り口には紐で結んだ小石がおかれている。香林坊の武家屋敷を見学しているときに教えてくれた、掃除のおばちゃんの「これはねー、”立ち入り禁止”の印で、家同士の境や茶室の入り口におかれるんよ」
言葉を思い出した。掃除のおばちゃん、アリガトウ。
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兼六園の茶室
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金箔のトイレ
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兼六園見学後、ひがし茶屋街を歩き、「さくだ」という金箔工芸のお店に入った。金箔の作り方を見学し、金箔の入った麦茶をいただき、そして金箔のトイレへ。お店なのに金箔のおみやげ品よりもトイレの方が有名なのだ。トイレは便座や蛇口以外は金箔とプラチナ箔で覆われている。芳香剤までキラキラなのでびっくりだ。
和倉温泉には6時頃戻った。今日の夕食はアワビづくし。日本海ってスバラシイ。
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<9月23日>
旅行最終日は永平寺へ行く。京福電鉄の衝突事故があってからいまだ復活していないので、永平寺へは福井駅からバスで向かった。バスには京福電鉄の車掌さんがバスガイドとして乗っていて、「京福電鉄はいずれ復活します。」と乗客に話していた。実際、ここの人たちには必要な足らしく、乗っている人は口々に「はやく電車が通ってくれないと・・・」と言っていた。永平寺には団体観光客でいっぱいで、大型バスがたくさん止まっていた。電車が動いていないので、こういうとき団体旅行はいいかもしれない。
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永平寺の門
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永平寺の御朱印
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永平寺はとても広く、見学には1時間以上もかかってしまう。私たちは東京に帰る都合もあり、残念ながら永平寺の中を見ることはできなかった。まあ、じーちゃんは御朱印帳に永平寺の御朱印をもらうことができたので、それだけでもヨシとしよう。
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売り物のハニワ
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帰りのバス停に向かう途中、門前町で参拝客のにぎわいを楽しんだ。ここではソバや焼き栗が有名らしい。。。。が、ある土産店でハニワを見つけた。このあたりの遺跡に関係あるらしいがそのへんはわからない。他人とは思えなくて写真を撮ってみた。店中ハニワだった(もちろんフェイクだが)。
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バスで福井駅にもどり、新幹線で食べる駅弁を買って帰途についた。東京駅に着いたのは8時。帰りは遅かったけど、温泉のおかげか疲れが全くなかった。海の幸はおいしかったし、景色は美しかったし、
けっこうゆったりできたと思う。久々の家族旅行、なんとか無事帰ってこれました。メデタシメデタシ。